住まいづくり通信 7/24号
昨夜、超大作を鑑賞するのに費やした時間、3時間あまり。実は趣味や娯楽として観たのではなく仕事の一部だったんです。
今、とある企画に参加させて頂いていまして、お客さん曰くあの映画のあのシーンみたいなイメージでと具体的にビジョンを持っていらっしゃいましたので、だっら是非観ておかなければ話にはならないと思い、レンタル屋で借りてきた訳ですが、part2以降も今度は娯楽として観る事にしようと思いました。
さて、私達が係わる住まいづくりや建物づくりのお客さんのパターンとして大きく2つに分けられます。
まずこのように、ある程度イメージしているものを既に固めていらっしゃる方、もう一つは私達が出す提案を基にこれからイメージを固めて行こうとする方。別にどちらがどう、という訳ではないのですが、どちらにも一長一短があります。
既に持たれているイメージがこの様に具体的に頭の中にある場合は、こちらもある程度、創造し易い反面、持たれているイメージがその場の雰囲気や土地柄に全くそぐわないものである場合、ギャップを切り崩し上手くまとめていかなければなりません、あまり最初から強烈にそのイメージに固執するのは話を難しくするだけですので、こだわりは持ちながらもその場に似合ったオリジナルな物に仕上げていくほうがベターだと思います。
もう一つのパターンの場合ですと想像して頂くために色んな物を用意していく事になります。これまでにも何度か申し上げています模型やパースなどと言ったものですが、どちらかと言うと、このパターンのお客様の方が多いのかなと思います。一から、つくり上げる訳ですから当然と言えばそうなんでしょうね。
いずれにしても、もし気に入った写真や雑誌等、住まいでなくても風景などでも構いませんので、そう言った物を見かけられた際には切り取って置いておかれては如何でしょうか?話しのきっかけの一つにでも役に立つ事があると思います。
人の頭は理解できなくても共通の認識がもてるように図や形にする作業、ここが一番難しくもあり肝心な作業です。ですからここを疎かにすると後で後悔する事になります、あせらずじっくりがポイントなんですよね。