住まいづくり通信 7/25号
もう、7月も今週を残すのみとなりました。兵庫県の高校野球県予選はベスト8に公立勢が7校も残っているそうです。頑張って欲しいですねー。
さて、今回の住まいづくり通信は過日の相談会での話です。
「B級品ではない、1等材」
とある住まいのパンフレットを見て「B級品ばっかりで家を建てるんやろう、ええやん!」と言う言葉を頂きましたが、「B級品」と言うのは響きが悪いし、いかにも「安もん」とさえ、聞こえてきます。
これは「1等材」と言う木の等級を差しての会話だったのですが、一般的に木は節が無い見た目に綺麗な材料ほど値段が高くなる傾向にあります。そうなのです、木は殆ど見た目で値段が決まってしまうのです、人間にとっては悲しい話ですが・・・。ですので私共では数奇屋建築で無い限り、住まいに用いる場合、そんなに高級な木は使わなくても言いと思っていますので「1等材」を多用する事になります。
具体的に1等材とはと言う事で写真を載せてみましたが、こんな感じです。
柱や梁、フローリングなども全て1等材です。でもこれ例えばフローリングについて見ると材料として搬入される物の中には殆ど節の無い物、節だらけの物等色々ありますので、これらを選り分けて使う事で上品な感じにする事も出来ます。
これらの作業を現場任せにすると、きちんと選んでくれる人もいますが、そこまで気を配ってくれない職人さんもいますので私共(や木を謳い文句に挙げている設計事務所であればおそらく)、全ての現場で設計側の仕事として1枚1枚選別しています。このようにして木麗な住まいが出来上がっているのです。