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浮世絵の世界

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浮世絵

 

先日、丹波市立植野記念美術館で開催されている「幕末浮世絵アラカルト」と言う市制1周年を記念した企画展を見てきました。同展の開催を知った時から非常に興味を抱いていたのですが、何とか今月27日までの開催期間中に時間をとってでも見に行こうと思い、ようやく実現した次第ですが、

浮世絵というと美術や日本史の教科書などに出てくるような歌麿や北斎のような作品を思い浮かべ、あたかも芸術作品であるかのような考えを持っている人が大半だと思いますが元来、浮世絵とは庶民による、庶民の為のものであり、今で言うならばさしずめポスターやブロマイド、絵本、チラシなどといったようなものであったそうです。更に詳しくはこちらを御覧になってください。

美人画として描かれている女性を見ると、切れ長の目におちょぼ口で且つ受け口と言うのが当時の美人とされていたそうです。現在とは少し違うのかな?ま、これは個人の好みもあるので何とも言えませんが・・・。そんな中で一つ目を引いたのが歌川国芳作とされる「当世風俗好」と言う絵。全体に藍色ともいえるような青中心の色遣いで、あまり絵画に明るい訳でもないので偉そうな事は言えないのですが、私には青の時代と言われていたピカソの作品をを連想させるものでした。又国芳は美人画だけでなくこのチラシにあるようなドクロや人が重なって人の顔を形成すると言ったプッと噴出しそうな愉快な作品まで幅広く残しているようです。

又歌川豊国や国芳が描いた歌舞伎役者の絵は大変多色なものあり、黒っぽい色で統一された人物画で色遣いが美しく思わず1枚持ってみたいと思わせる作品でした。5代目岩井半四郎、5代目松本幸四郎、7代目市川団十郎と言った今でも名前を聞くことのある歌舞伎役者達を描いたものでしたがこの方達の名前がこんな時代から受け継いでいるものとは、つゆ知らずにいましたが、改めて名前の凄さを実感した瞬間でもありました。

しかし、何と言っても広重の作品は最も印象に残るもので、一番目にする機会が多いと言うのもあるのでしょうけどもシリーズ化されている東海道五拾三次は細やかに描かれている部分と、ざくっと大雑把に省略された背景の家々などが対照的でありながら違和感無く伝わってくる面白さがあります。一般的には安藤広重と言う名前で認知されているかも知れませんが、正式には歌川広重と言うのが正しいそうです。