兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所
兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

引渡し

先日「岡本写真館」さん、ようやく引渡しでした。 7月から解体を開始して2ヶ月ちょっとですので、「ようやく」と言う表現が正しいか否かは別にして

私の中では「ようやく」なのです。

と言いますのは、今回のご相談を伺ったのは2009年の秋でした。

スタジオに大きな窓をつけたいと思われた事から発展したのですが

商売には繁忙期と閑散期がありますので、出来るだけ閑散期を狙っての工事にして欲しいと言うご要望がありました。

となると年初か、夏の閑散期か、年2回のどちらかのタイミングでとなります。

おまけに、私が設計を進めて見積をあげて、予算に落ち着ける作業まで含めると相応のスパンを見ておかなければならないと言う事で、一番機運が盛り上がりかけたのは、実は今年の年初だったのですが、私のスケジュールとタイミングが合わずに、この夏の工事に落ち着いたのです。

焼印プレート

写真はシリアルナンバーの焼印プレートです。

今回の工事での大きな変更は主に内部を充実させる事でした。2階スタジオの増設と1階の来客スペースを拡充しています。バックヤードでは2階にあった編集室を1階に下ろし作業性の向上を目指しました。

エントランス

又、店舗の将来へ向けての備えも充実させました。

キッチン廻り

外観ではファサード(正面)のデザインを均整化させています。

当初のご要望には壁面緑化が検討されていたのですが、北向きである事などから植物の生育条件の面で見合わせる事となりました。

緑化に変わり登場した ガルバリウム鋼板+木 の組み合わせ。

鋼板の色の選択肢も3色の候補の中から消去法で残った黒が採用されています。

店舗建築として、どう影響するのか見守って行きたい部分ではありますが、大きなディスプレイを通し、内部の優しい木の空間の表情を読み取って頂けると思います。

外部の残りは、サインの取り付け工事ですが、グランドオープンに向けての宿題となります。

そんな、岡本写真館さんですが現在はプライベートオープン(招待された方を優先して撮影されている)期間で

グランドオープンは、9月23日(日)からとなっています。

是非、自然光スタジオでの撮影や木の香りのする1階ミーティングスペースをご堪能して下さい。