耐震診断および耐震改修工事について

「この家もあと何年住むか分からない。」

耐震診断のお話をすると、多くの方から返ってくる言葉です。

「子どもも独立したし。」
「地震なんていつ来るか分からない。」
「今さらお金を掛けても…。」

確かに、そのお気持ちはよく分かります。

しかし、私は兵庫県の耐震診断員として、これまで40件以上の丹波市内の住宅を診断してきました。

その経験から、一つだけお伝えしたいことがあります。

「古い家だから危ない」のではありません。
「危険な状態のまま暮らしていること」が問題なのです。

あなたの家は大丈夫でしょうか?

兵庫県では、昭和56年5月以前に着工した住宅であれば、条件を満たすことで無料または少ない自己負担で簡易耐震診断を受けることができます。

昭和56年は建築基準法が大きく改正された年です。

それ以前の住宅は、現在の耐震基準とは考え方が大きく異なります。

「見た目はしっかりしている。」
「今まで地震でも壊れなかった。」

だから安全とは言い切れません。

実際に診断してみると、壁の配置や接合部、基礎など、建物全体のバランスに問題がある住宅は少なくありません。

評点1.0を超えた住宅は、ほとんどありませんでした

これまで40件以上の耐震診断を行ってきました。

その中で、評点1.0以上だった住宅は、特殊なケースを除けばほとんどありません。

多くの住宅は、

評点0.4前後

という結果でした。

評点1.0以上が「一応倒壊しない」とされる基準です。

0.4という数字は、その基準を大きく下回っています。

もちろん、評点だけですべてを判断するわけではありません。

ですが、数字として現実を知ることは、とても大切です。

「いつ来るか分からない」ではなく、「いつ来てもおかしくない」

南海トラフ地震の発生確率が繰り返し報道されています。

もちろん、明日起こるかもしれませんし、30年後かもしれません。

誰にも分かりません。

だからこそ、多くの方は

「まだ大丈夫。」

と思ってしまいます。

ですが地震は、

準備ができた人を待ってはくれません。

もし家が倒壊すれば、

家財はもちろん、

思い出も、

そして何より、

命そのものが危険になります。

耐震改修は建物を守る工事ではありません。

その家で暮らす人を守る工事なのです。

「耐震改修は高い」というイメージを変えたい

耐震改修というと、

「かなり高額になる。」

そんなイメージを持たれている方も多いでしょう。

もちろん全面改修をすれば、それだけ費用は掛かります。

しかし現在では、

愛知建築地震災害軽減システム研究協議会が開発・評価した低コスト工法が普及しています。

当事務所でも、この工法を積極的に採用し、

必要な性能を確保しながら、できるだけ費用を抑える耐震改修

をご提案しています。

さらに兵庫県では、

耐震改修設計費や工事費に対して補助制度も用意されています。

「高額だから無理。」

と思っていた方でも、実際には利用できるケースが増えていますし、補助金を使えなくても良いから自主的に補強をしたいと言う方も増えています。

将来、家を売る時にも耐震性は評価される時代です

最近では、中古住宅を購入する方も、

「耐震性」を重視するようになっています。

実際に、耐震性能を評価したうえで売買を行う不動産会社も増えてきました。

つまり耐震改修は、

今住む家族のためだけではありません。

将来、

お子さんへ引き継ぐとき。

売却するとき。

空き家活用を考えるとき。

住宅の価値にも影響する可能性があります。

耐震化は「費用」ではなく、

将来への投資

という考え方もできるのです。

まずは現状を知ることから始めませんか

耐震改修をするかどうかは、

診断を受けてから考えても遅くありません。

ですが、

診断を受けなければ、

危険かどうかさえ分かりません。

健康診断を受けずに健康だと思い込む人はいないでしょう。

住まいも同じです。

まずは現在の状態を知ること。

そこから、ご家族にとって最善の選択を考えていただければ十分です。

県或いは市の無料の条件に当てはまらない方でも簡易耐震診断だけなら、当方では、3万円+消費税でお受けいたします。

命を守る選択を、一緒に考えます

芦田成人建築設計事務所では、兵庫県の耐震診断員として、これまで40件以上の耐震診断に携わってきました。

診断だけで終わるのではなく、補助制度の活用や、低コスト工法による耐震改修まで一貫してご相談いただけます。

「まだ住み続けるか分からないから。」

そう考える方にこそ、一度お話を聞いていただきたいと思っています。

住む期間の長さではなく、

明日も安心して暮らせること。

それが耐震化の本当の価値ではないでしょうか。

ぜひ一度、ご自宅の耐震性について考えるきっかけにしていただければ幸いです。

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