兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所
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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

建築工事届

先日の続き、「丹後町の家」は都市計画区域外と言う事で、建築確認申請の提出の必要が無い地域です。

ウィキペディアによりますと、都市計画区域に指定されているのは国土面積のの僅か25%程度だそうですがしかし、そこに住む人口が全体の約91%にも及ぶと言う事でやはり首都圏集中の人口分布である事が伺い知れます。

都市計画区域とは都市計画法で定められた区域の事で、計画的に都市化をコントロールしようと言う狙いがあるようで、いわゆる地域や地方と呼ばれる地域では無い地域がそれに該当するようです。

で、そのような区域で無い場合、煩わしい確認申請を提出する手間が省けるわけですが、その分、自己確認も念入りになり、設計内容も確認申請を提出する物件と同じくそのチェック内容は事細かに及ぶ訳です。

しかし、そのような区域であっても、「建築工事届」と言う書類は必要な訳です。

それは、各都道府県知事宛に、このような内容で工事をしますよと言う意味で提出する書類です。図面の添付を求められる事はありませんが、建築主、工事床面積、構造、工法、施行期間、建築主が個人であるのか、法人であるのか、資金は民間の銀行からの融資によるものなのか、公的な資金を使うのか、おおよその工事金額はなどなど、書類上の記載内容は個人情報満載と言った感じですが、さてさてこれらのデータ、おそらく何らかの統計資料の一部として用いられているのでしょうか?

丹波のような地方で設計業務を行っていますと、割とこのような「建築工事届」の提出のみで書類の動きが済む場合があるのですが、もうこれで4度目くらいのはずです。

尚、建築確認申請書の中にもこの「建築工事届」は添付されていますよ。