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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

たわみ

普段使用している、便利なソフトでシミュレーションしてみました。

荷重の状態によって、梁がどの程度たわむか?
構造図面を作成する時には非常に重宝している物です。

A)梁の上に柱が載っていない状態
3

B)スパンの1/4の位置に柱が載っている状態(スパンとは柱と柱の水平距離の事です。この場合のスパンは3640ミリで、赤い矢印が柱の立っている位置です。)
2

C)スパンの真ん中に柱が載っている状態
1

の3種類です。

梁の断面を12センチ×30センチ
材種は桧
など、屋根荷重や各種条件を入力した結果は

A が 3.24ミリ 梁の真ん中辺りが垂れ下がる
B が 3.61ミリ 〃
C が 3.90ミリ 〃

と少しずつたわみが大きくなります。Aは何も荷重が載っていない状態なのに何故たわんでいるかと言いますと床全体に積載加重と言う荷物などの荷重を見込んでいるためです。

仮に梁の断面を12センチ×24センチと小さくすると、これらの たわみはおよそ倍近くになります。

で何が重要かと言いますと

1階の間取りと2階の間取りで壁の位置が違ってくると上のBやCの図のように梁の上に柱を載せないといけない場合があります。

その場合に梁のたわみを見越して梁の大きさ(特に梁の高さ=梁成)を決めておかないとその下に建具がある場合などは、建具の開け閉めに支障をきたす場合があったり、

たわみが大きくなり過ぎると、ビー玉を転がした時に部屋の隅のほうへ勝手に転がって行く事があるなど欠陥を招きかねない可能性があるために
こう言った意識付けが必要となる訳です。

最後に誤解の無いように、たわんだから即欠陥と言う訳ではありません。
建築基準法では、スパンに対して1/250までは許容してもいいとされていますが、もっと厳しく1/300にしたり、人によってはもっと厳しく考える人もいます。