9月の訪問
連休の中日の先日
引き渡しから3カ月半経った
「駅前の家」の住まい手さんを訪ねました。
目的は、完成写真をお届けすることです。
到着すると、又一段と大きく元気になった
お子さんも一緒にお迎えしてくれました。
家具も入り、すっかり生活が馴染まれた感じが
ありましたが、それと共に
あちらこちらに傷や汚れも付くわけです。
それが生活の証でもある訳ですから
偏に傷や汚れと言っても
種類によっては簡単に補修できる場合もあります。
例えば無垢材の床の場合、物を落としたりして
へっこんだ傷などの補修は簡単です。
教えてあげると、ずっとそればっかりやってました
と仰る住まい手さんも、いらしゃって結構
楽しいんですよね。
写真のカウンターの上は
お子さんのお気に入りの場所になっている
らしくて、何度となくこの上をあっちこっち
歩いておられました(笑
因みにカウンターはダイニングテーブルの
高さとほぼ同じです。
昇りたくなる
先日、完成写真撮影を終えた「駅前の家」
こちらの住まいはプランの関係で
工事前と比較して階段の向きを
180°逆にしています。
1階と2階のつながりを持たせることが
狙いだったのですが、階段を通じて
暖気が2階に逃げていってしまっては
勿体ないので階段室への出入り口には
開き戸を設けています
しかし、階段の向きを変更しなかった場合
1階から2階へ行くのに一度部屋を飛び出して
階段を上がり2階へ至ることになるので
やはり、階段の向きを変えたことは
正解であったと思います
そして、この階段幅は少し広めで
勾配もゆったりしたため、非常に安全に
昇降できます
おまけに1階から2階へ上がる際には
2階の廊下の先に設けた扉から
明かりが降り注ぎ、まるで
「2階においで」と誘われているような感じもします
灯がともる
「駅前の家」も月末引き渡しに向けてラストスパートです
今日は、ガレージ部分の土間モルタル押さえと
内部では水回りの床仕上げ工事
先週と比べると照明器具が取り付けられたため
暖色の灯がともった室内は
これまで、あくまでも工事現場でしたが
生活を想像出来る空間へと近づいています
内装を剥がしてみると
当初、目論んでいた天井の高さを確保できず
止む無く、設計変更した1階のLDKですが
(リノベーション工事は開けてみなけりゃ分からないこともあります)
変更したことが功と出たかもしれません
キッチンが据え付けられて一気に完成が近づいた感も湧きます
そして、こちらは一部養生が剥がされた階段
階段を上がりきった先にあるドアからの神々しい
光を見ると2階に導かれるように上がりたくなります
様々な木の使い方
連休中に、住まい手さん自らが2階各室の塗装工事を終えた
「駅前の家」、クライマックスに向けて
本工事も大詰めです
今日は家具兼建具屋さんが現場に入っておられました
大体、家具や建具は工事の最後の方になります
既に大工工事は、ほぼ終えていて
残すは設備機器の設置が大きな所です
こちらの住まいの工事は
内部が主役で、樹種数こそ多くはありませんが
使い方を様々に変えて
空間が単調にならないように試みています
一つ目は昨年、「バイクガレージのある平屋」でも
採用した杉板を縦貼りしたキッチンカウンターです
杉は産地によって少し表情が変わるのですが
どちらも同じ兵庫県下と言う事で、似たような感じになっています
続いて、こちらはベイスギ(レッドシダー)を
テレビ台の背面壁として採用した例です
こちらも同じ「スギ」と名がつくのですが
比べて頂いても差は歴然で、色味の違いの大きさが
特徴で水にも強いとされている木ですので
屋外に用いることもあります
近寄ると、エンピツの香りがします
そうエンピツに使われている木です
そして、こちらも杉ですが
木刷りと言って塗り壁の下地などに用いられる
表面が粗いままの状態の材料です
今回は、これを下地で無く天井の仕上げとして
採用しています
手に触れない個所なので粗いままでも全然大丈夫
綺麗に仕上がっています
真っ白な空間
「駅前の家」は先週、住まい手さんによる
塗装作業が開始されましたが、その三分の二ほどの
作業を終えられました
床には養生シートが敷かれているため
見えているのは壁と天井です
その壁と天井が作業面であるため
見えている範囲は、全て真っ白です
ここだけ見ると私が設計した家らしくない
と思えるかもしれませんが
床は杉ですので、らしさは失われていない
と思います
もっとも、こちらの建物
北面に窓が多く、肝心な南面は隣家が目の前
と言う条件なので、白い部分を多くすることで
より、明るさを感じられるようになっています
以前の状態と比べても、明らかに室内の
明るさは向上しています
さて塗装作業も、もう一息です
大変とは思いますが、連休中に終えられるかな?
写真左手の大きな窓は東面の窓です
右手の小さな窓は南面の窓ですが、
幸い、この窓の向こう側には隣家の建物が被さっていません
こちらは1階です
こちらの壁、天井はクロス仕上げとなっています
塗装作業
「駅前の家」(リノベーション)の現場では
連休を前に、住まい手さんによる塗装作業が始まりました
作業開始前に職人さんの説明と作業実演を受けて
自らの手で作業開始
作業範囲は2階の寝室と子供部屋、トイレ、廊下
の天井と壁、結構な面積になります
特に天井を塗るのは、上向き作業となるため
肩や腕、首がつらくなることが明白で
主に、ご主人が担当されていました
スタートは失敗しても目立ちにくい
ウォークインクロゼット内からです
住まい手、自ら作業するのは
コストダウンのため、と思われるかもしれませんが
今回の目的は違いますし、塗装作業だけをしても
大したコストダウンにはなりません
本当に、この作業でコストダウンを狙うなら
パテ埋めやパテ押さえ、シゴキと言った
塗装作業よりも辛くて地味な割に重要度の高い
下仕事から始めないと意味がありません
今回は、自分たちも工事に関わったと言う
思い出作りのための作業と言う意味合いが強いです
無理のないように、お進め頂きたいと思います
写真は、階段部分で足場のない危険個所のため
先にプロによって作業を終えている部分です
蜘蛛の巣
外出自粛要請が出ている中、それでも時には
外出せざるを得ない時があります。
現場の確認作業は現場に出向かないと
出来ませんので、1つの現場で週に1回程度を
目途に外出の機会があります。
そんな機会に合わせて、他の用事も済ませるように
している今日この頃です。
そんな今日は「駅前の家」の現場定例の日でした。
おおよそ、現場打ち合わせは済んでいるため
沢山の打ち合わせ事項は無かったのですが
今後の工程などの確認になりました。
2階では、次工程へ向けての準備作業が進んでいました。
2階は、今月下旬から住まい手さん自らの手によって
塗装工事が行われます。
塗装はクロス貼りにするよりも、更に下地の精度が
求められるために、より平滑に仕上げなければいけません。
そのためにボードの継ぎ目部分の処理が重要になります。
写真の白い模様のような部分が、そのパテ処理の跡です。
粉上のパテ材を水で練り、それをボードの継ぎ目めがけて
擦り付けては伸ばし、と言った作業を続けないといけません。
簡単そうに見えて、実は大変体力の必要な作業なんです。
何せ、当事務所はパテ処理から私自身が施工したので
その大変さと難しさは実感しています。
塗装をする工程よりも、この工程の方が技術と時間が
必要なので、この部分はプロにお任せする訳なんです。
まるで蜘蛛の巣のようなこの痕跡が消えれば内装工事が完了します。
分からない人たち
増え続けるコロナの感染者数
ニュース映像では自己責任でやってるんで
と、レジャシートを広げてお花見をする
若い家族がありましたが、あなたが知らない内に
ウィルスを運んで他人に移してしまえば
事故責任では済まないことになるので
外出自粛要請が出ているのに
分からない人だなあと思いながら
見ていました。
今我慢しなければ、この煩わしさが
ずっと続くので早く収束するように
皆で協力しましょう。
さて、「駅前の家」の現場はどんどん進んでいます。
ゴールデンウィーク頃には
住まい手さんに塗装工事に参加して頂く予定です。
そこに向けて、2階ではボード貼り工事が
始まり、どんどん部屋が囲われています。
下写真は1階の様子です。
像の鼻のように垂れさがったシルバーのパイプの
位置にレンジフードファン(台所換気扇)が付きます。