Narito Ashida Narito Ashida

何の枝?

こちらの写真、一体何の枝だと思いますか?
まるでムカデの足のようにほぼ180°の方向に
広がる小枝。通常植物の枝って、1本の軸に
対して360°まんべんなく広がって行くものと
思っていたのですが、これは違います。

これ、実は栗の木の小枝なんです。先日、栗
の木の剪定作業を行いました。通常植物は冬
季、細胞活動をお休みしています。少しずつ
は成長しているのですが暖かい時期に比べる
と成長は、圧倒的に成長は落ち着きます。

その時期を狙って作業をします。昨年は剪定
出来ていなかった場所で秋には、少しうっそ
うと薄暗い感じになった場所の作業でしたの
で、思い切って、ばっさりと落としました。
光が地面に届くくらいにしておくのが理想な
のだそうです。

実は、杉やヒノキの間伐も、同じような理由
で寒い季節の方が適していて、地面に陽射し
が届くようにしておく方が良いとされている
あたり植物に共通の条件だと思います。

もっとも杉やヒノキの場合は下草が生えるよ
うな状態が良いらしいのですが、栗の場合は
実に栄養を届けるために雑草は出来るだけ刈
っておく必要があるあたりは、少し違うのか
もしれません。

剪定した枝を分解して柴や薪の状態にしたも
のです。暫く乾燥させておかないと焚火の燃
料にはならないので野ざらしにして乾燥させ
ます。

野ざらしにすると乾かないのではないですか?
と言う方がいらっしゃるかもしれませんが、
雨があたらなくなると、木は乾燥を防ごうと
して導管と呼ぶ水分や栄養を運ぶ道を閉ざし
てしまうため、余計に乾きにくくなるので、
暫くは野ざらしの方が良いんです。

まるでビーバーが巣を作るかのごとく枝が積
み上がってしまいましたが、未だほんの一部
です。暫く、週末ごとにこの作業が続きそう
です。

Read More
Narito Ashida Narito Ashida

栗の木を建築に

白いキャンバスに描かれた絵画のような景色
に様変わりした昨日、丹波市内の積雪も結構
な量になりました。目測で、およそ20cmほ
ど、かろうじて新雪の上を車で進めるくらい
の感じです。

これ以上になると車の方が心配なので無理で
きません。公道には除雪車が入りますが、自
敷地内は自力で除雪しないといけないのです。
高齢化世帯では、それもままならない場合も
多く地域課題にもなりそうです。

さて1枚目の写真は先日、剪定した栗の木で
す。今年から設計事務所と時々栗農園にも関
わることにしたのですが、植物を触ることは
建築とは無関係では無く、例えば庭に植える
木のことなどもそうです。

実のなる木は、収穫が出来るため、その楽し
みもあります。栗の木はあまり背を高くしな
いようにするのがポイントの一つとなるよう
で、思いきって伐ってしまうことも重要にな
るようです。

と言う訳でミニチェンソーも使いながら高い
場所の枝を落としました。先祖から受け継い
だ古い栗の木もありますが、私の建築に栗の
木のフローリングや板が使える時が来れば理
想ですが、今現在使えそうなのは枝を使った
ドアハンドルくらいでしょうか?

Read More
Narito Ashida Narito Ashida

何か足す

さて工事期間が、あと1カ月と少しになった

庫裡の改修工事ですが、あちらこちらに

建ってからの時間を感じる部分が出てきます。

差鴨居を抜いた後の柱に空いた

ほぞ穴の中には蜂の巣のような物が

残っていましたし

それ以外にも、以前の仕事の跡が

あちらこちらにあり、相当な断面欠損の状態で

見るからに大丈夫なの?と言った

状態になっていたため、添え柱を加えて貰いました。

添え柱とは、書いて字の如く

既存の柱の横に添わせるように設ける柱の事です。

この柱の半間右側にも新規に

柱を設けているため、この梁から受ける

荷重はかなり分散されているとは思いますが

座屈防止のためにも設けています。

そして、この柱は栗の木です。

栗の木はタンニンを多く含むため

虫害にも強いので、昔は土台などで

よく使われていましたが、

最近は国内で獲れる量も、うんと減り、

専ら中国産の物が多いと聞きますが

さて、これはどこ産の物なのかは確認出来ていません。

Read More