Narito Ashida Narito Ashida

お詣り

御柱祭
藤森建築を後にして向かったのは市の境界を
跨ぐものの、少しだけ先にある諏訪大社上社
本宮です。ここは御柱祭と呼ばれる見ている
だけでも、そら恐ろしそうな大木を坂から落
とす、あの神事が行われる神社です。

実際の会場は少し離れた場所にあるようです
が、映像を見ているだけでも柱の上に載って
いる人々の身の危険を案じずにはいれません
が、あの神事、坂から木を落とす前に未だ序
章があるようで、山から木を伐りだして麓に
下ろしてくるのも又その神事の一環として行
われるようで、実に長い日時を掛けて行われ
るものだなあと感心します。

実際に参加される方々の人出をどのようにし
て確保しておられるのかも関心があります。
何せ過疎化が進む地方の街の神事ですので、
おそらくどこも人手確保に苦心されているも
のと想像します。

参拝
私がアプローチしたのは正面鳥居側ではなく
東側にある鳥居の方から神社境内に入りまし
た。

いよいよ境内へ
国の重要文化財でもある入口御門を潜ると布
橋を渡ります。

本殿のない神社
こちらの神社は本殿がないそうですが山や神
木などの自然を神とする自然崇拝信仰が残っ
ているためだそうです。春宮では杉、秋宮で
はイチイの古木がご神木として祀られている
そうで、どうりで冒頭の御柱祭の神事が荘厳
であることと符合します。私も普段、国産木
材である杉やヒノキを材料とした建築づくり
に携わっていることもあり、神々への良いご
挨拶が出来たのではないかと思います。

速足でしたが諏訪大社上社本宮へのお詣りを
済ませ、次の場所へと向かうのでした。

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長野出張

先週、長野県へ出張して来ました。目的は現
地調査を兼ねた打ち合わせのためですが、長
野県へはスキーをしていた頃に良く行ってた
のですが、独立後はスキーをすることもなく
なったため、かなり久しぶりの訪問になりま
した。

お伺いしたのは岡谷市と呼ぶ諏訪湖のほとり
にある街です。名古屋駅からは特急しなのに
乗り山間を走ります。丹波を出発して6時間
少し、丁度お昼頃に到着しました。

午後からはヒアリングや打ち合わせ後に現地
確認及び調査に時間を費やしました。また、
そちらの進捗は追って挙げて行くことにしま
す。

当日の滞在は駅前のホテルです。チェックイ
ンしたのは既に日が沈んだ後でしたので窓の
外の景色が分かりませんでしたが、翌朝、窓
から外の景色を眺めると僅かに諏訪湖の水面
が顔を出していました。(下写真)

翌朝、知らない街に来た場合は恒例の建物探
訪です。お隣の茅野市には藤森輝信さん設計
の建物が点在しているとのことで、朝早くか
ら茅野に移動です。朝の電車は丁度、通学時
間帯で多くの学生さんとともに観光客らしい
人々の姿も見受けられました。茅野駅から目
的地までは距離にして2キロ少しです。微妙な
距離で移動手段を模索しましたが、結局徒歩
を選択しました。

徒歩で移動する理由は、マークしていなかっ
た建物や街並みに出会える可能性が非常に高
いからです。但し、これは距離に限界がある
ので、私の場合は3キロくらいまでと思います。
ウォーキングで歩く距離が大体、それくらい
なのです。

で、一番最初に訪問したのが比較的近年に完
成したとされている高部公民館です。交通量
の多い道路沿いに、ふと現れる、らしさ全開
の外観は誰が何と言おうと藤森さんの設計に
よるものと一目で分かります。

柱が屋根を貫き、銅板を揉みこんで張った屋
根、黒い焼き板の外壁に漆喰で縁取りされた
窓。

建物に近寄るに従ってわくわくする気持ちと
にんまりする顔、傍から見ていると変かもし
れませんが多分、建築好きに共通する行動や
表情なのかもしれませんね。

建物の足元を隠すように鉄平石を張らずに立
てかけるだけなのは新鮮でした。

2枚目の写真から道路にそって少し進むと建
物の裏側を走る細い道路と合流する三叉路に
なります。敷地は三叉路の側に行くに従い絞
り込まれるようになります。ここから裏道側
に回ると二つの入り口があります。そして、
こちら側の屋根は銅板を揉み込んだようなく
しゃくしゃものではなく、一般のたてひら葺
き。おそらく予算のこともあったのでしょう。

竪樋を設けずに写真のように軒樋からの水を
そのまま地面に落とす潔いデティールです。

柱の足元は、どうなっているんだろう?銅板
が巻いてるのは分かりますが、その下の黄色
い部分はコンクリートの基礎の上に何かしら
の仕上げを施しているようにも見えますが、
柱は固定されているのか?はたまた置いてあ
るだけなのか?

流石に内部を見ることは出来ませんでしたが、
小さな建物がどのように活用されているのか
も気になります。

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