軒裏
皆さんの家の軒裏は、どんな感じですか?
と聞いてみた所で、はっきりと答えられる人が一体、
どれだけ居るのでしょうか?
と言えるほど、家を下から見上げる機会が
あったとしてもはっきりと記憶に残る部分では
ありません。
でも一度じっくりと皆さんの家を下から見上げて
軒裏が、どうなっているか観察してみて下さい。
もしかしたらスズメバチが頻繁に出入りしていたり
するかもしれませんよ。
最近では壁だけでなく色んな所に空気が流れるように
通気が求められるようになっています。
当然、こちらの建物も軒裏通気を確保
できるようにしています。
軒先の鼻隠しの奥に僅かに見えている
シルバー色の小さな穴があいている部材が、
それなんですが、少し分かり難いかもしれませんね。
外壁通気
最初にお伝えさせていただきます。
今日のブログは集合体では
ありませんが、そのように見える
写真を掲載していますので、
苦手な方はご覧にならない方が
良いかもしれません。
尚、サムネールに登場する写真は、
出来るだけそのように見えない物を
採用しています。
外壁に通気層を確保する事は
今や普通になりました。
物体と物体が接触しているのですから
当然、外壁に雨が掛かれば浸透もしますし、
又室内からの湿気が室内からも
排出されようとします。
そのような物理現象を壁の層の
どこかでシャットアウトしたり
若しくは万が一濡れてしまったら
乾燥するように空気が流れる層が
通気層の役割になります。
空気の流れに従って通気胴縁を
縦に貼るのが理想ではありますが、
今回は外壁の焼き板を縦に貼る
予定であるため、焼き板を受ける
材料である通気桟は横にして
使っています。
そうすると空気の流れを阻害するため、
その通り道を用意しているのが
写真の物です。
写真の方法以外にも横向きに使った時の
通気の方法はありますが、
説明は割愛させていただきます。
その通気胴縁を上から見下ろすと
通気のために加工した穴が
実に遠近感を生み出し、
実際の高さ以上に深い谷のようにも感じ、
思わずクラっとしそうになりました。
足場の上から、この状態は危険です。
最初にもお伝えしましたが、
その通気のための穴が集合体に見えますので、
苦手な方は下の写真は
ご覧にならない方が良いと思います。
中間検査
「9T+」の現場は本日、中間検査でした。
検査自体は大きな問題は無かったのですが、
私が提出するべき書類が不足していたため、
追って追加書類を郵送することで
クリアできると思います。
先週までとはうって変わって、
窓が付いたことで建物の中が明るくなりました。
特に2階は窓が付く位置も面材で塞がれていたため、
昼間でも投光器が点かないと真っ暗で、
携帯のライティング機能で確認していたのですが、
窓が付くと、想定していた景色が広がり
特に東側の開けた景色が心地よさそうです。
一方で真南には隣家の工事中で、
変わっていく景色がどのようになるのかは
未だ読めませんが、幸い隣棟距離はしっかりと
確保出来ているため日当たりは問題なさそうです。
水平構面を固める
上棟翌日こそ、雨に見舞われたものの、
その後は穏やかな天候が続く「9T+」
の現場では、外壁を面材により固める工事と
ともに、水平構面を固める工事も
進められています。
水平構面とは床や屋根面のことですが、
実際に屋根面を固めるのは、
そう簡単では無く色々調べた結果、
水平ブレースに頼ることで解決しました。
と言う訳で今回採用したのが写真の物です。
今回、初採用したのは
オメガメタルブレースと言う商品で
四角く囲まれた区画の大きさによって、
その強さが変わります。
耐震の考え方について壁面を固めることは、
ユーザーの皆様にもかなり浸透しているとは
思いますが床や屋根を固めると言うと、
未だイメージしにくいかもしれませんね。
建物が箱だとすると、それを構成する
外側だけが強くてもバランスが悪いので、
蓋に該当する床や屋根面も力を伝達できるように、
それなりの強度が必要になる訳です。
直下率
「直下率」とは1階と2階の柱の位置が
どの程度一致しているかを表すもので、
熊本地震の時に少し話題になりましたね。
直下率が高いとは上下階の柱位置の
一致率が高いことを指し、
直下率が低いとは、その逆になります。
構造的には勿論、直下率が高い方が望ましく
繰り返し地震に対しても有効である
と言われています。
在来工法の自由度の高さから一見、
間取りなんて、どのようにもなると
考えられがちですが、
このようなことを考えて設計を
しておかないと梁に大きな負担が
かかることにもなり兼ねません。
リノベーションの現場では空けたら、
よくこんなアクロバティックな構造を
考えたなあと、ある意味感心させられる
こともありますが、構造体には極力、
変な負担がかからない計画を志したいと思います。
先日、棟上げまで進んだ「9T+」の現場では
2階の室内に存在する柱はたったの1本だけです。
建物のボリューム的に、これで十分に成立するのですが、
間取りに従って柱を無造作に入れるなら、
あと数本はあってもいいのですが、
直下率を意識したことで、
梁に変な負担をかけないように
しようと思い、このようになっています。
配筋検査とコンクリート打ち
「9T +」の現場では基礎配筋検査に続き、
翌日の今日、ベース部分のコンクリート打設でした。
完全に春に向かう足音が近寄ったり、
遠のいたりの狭間で、2日間とも生憎の
天候でしたが、気温はそこまで低くなり過ぎずで
ほっとしました。
コンクリートが硬化するためにはあまり気温が
低いと固まり難いと言う性質があるため、
コンクリートの打設時期によって温度補正と
呼ぶ対策が取られます。
これはコンクリート自体の強度を初期値より
少し高めにすることになります。
コンクリートは硬化する時に水と反応し
水和熱を発するため夏のコンクリート打設は
最悪と言われています。
水を使う材料は気温との関係がシビア
なんですね。
新しい住まいづくりが始まります
本日、ご契約させていただきました。
昨年末に初めてお会いさせていただき、
年明けから計画をスタート。
第一案目をお気に召されました。
コンパクトなコートハウスの計画となります。
比較的スケジュールには余裕があるため、
ゆっくりと進むことになります。
プロジェクトタイトルを何にするか、
又考えたいtと思います。