なぜ芦田成人建築設計事務所は、
この設計をしないのか

良い実が、良い土から育つように。
住まいも、土台(空気・熱・木・震・編集)が整って初めて、意匠や間取りが健やかに育ちます。

このページでは、芦田が **「しない設計」**を明確にします。
否定のためではなく、家族の暮らしを守るための 判断基準としてお読みください。


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住まい手と打合せをしている設計者

1. 数字だけで家を決める設計はしません

なぜしないのか

数値は大事です、けれど数値だけを追うと 暮らしの実感が置き去りになります
逆に、数値を持たずに語ると 再現性がなく、説明が曖昧になります

芦田はこうします

  • 数値は「暮らしを楽にする根拠」として使う

  • 体感(温度ムラ、放射、湿気、におい)を設計に反映する

  • 必要に応じて測定し、住んでからのフィードバックに活かす

  • 外皮計算を行い説明の根拠にする

(関連:土壌=空気/熱)

写真映えを意識した家

2. 写真映えだけを優先する設計はしません

なぜしないのか

一枚の写真は強い。けれど、家族が向き合うのは 365日の室内環境と動線です
写真が成立しても、暑さ寒さ・湿気・疲れが残ると、暮らしは削られます

芦田はこうします

  • 写真より先に「家の中の不快」を消す

  • 室内の温度ムラ/動線の渋滞/においのこもりを先にほどく

  • 意匠は土台が整ったあとに、静かに効かせる

  • 問題となりそうな個所は設計の段階で消す

(関連:土壌=空気/熱/編集)

過剰設備の家

3. “設備で押し切る”設計はしません

なぜしないのか

設備は大切です、しかし設備だけに頼ると

  • 運用が難しくなる(使いこなせない)

  • メンテナンス負担が増える

  • 故障時に暮らしが不安定になるというリスクが出ます

芦田はこうします

  • まず外皮と間取りで「乱れにくい」土台をつくる

  • そのうえで設備を「過不足なく」選ぶ

  • 住まい手の生活リズムに合う、簡単な運用へ寄せる

(関連:土壌=熱/空気/編集)

流行を積み重ねた家

4. 流行の素材や仕様を、理由なく積み上げる設計はしません

なぜしないのか

流行は変わります、しかし家は変わりません
“なんとなく良さそう”の寄せ集めは、予算も整合も崩れやすいのです

芦田はこうします

  • 素材は「空気」「触感」「経年」「手入れ」で選ぶ

  • 仕様は「家族の課題に効く順」に決める

  • かける所/抑える所を、最初に言語化する

(関連:土壌=木/空気/編集)

軸組み3D画像

5. 耐震を“安心の言葉”だけで済ませる設計はしません

なぜしないのか

耐震は、気分ではなく 構造の根拠です
「大丈夫です」という言葉だけでは、家族の不安は消えません

芦田はこうします

  • 力の流れと弱点を明確にする(新築も改修も)

  • 形と開口のバランスを整える

  • 改修なら「効果の大きい順」に優先順位をつける

  • 住まい手の言葉で説明し、判断できる状態にする

  • 許容応力度計算を行い安全の担保とする

(関連:土壌=震)

2階平面図

6. 間取りを“便利さの足し算”で決める設計はしません

なぜしないのか

便利さは足し算すると、家が大きくなり、動線が長くなり、管理が増えます
暮らしは「便利」より「疲れない」のほうが、長く効きます

芦田はこうします

  • 家事・移動・片付けの“しんどい瞬間”を特定する

  • 渋滞ポイントをほどく(朝/帰宅/入浴/寝る前)

  • 収納は量より位置とルール(続く仕組み)

  • 将来変化に耐える余白を残す

(関連:土壌=編集)

性能と意匠が融合した家

7. “性能か意匠か”の対立に持ち込む設計はしません

なぜしないのか

性能と意匠は、本来対立しません
土台が整っていないと、どちらも中途半端になります

芦田はこうします

  • まず土壌(空気・熱・木・震・編集)を整える

  • その上で意匠を、暮らしに馴染む形で静かに仕上げる

  • 「派手さ」ではなく「長く落ち着く」方向へ

(関連:土壌=全要素)

結び

芦田がしない設計は、派手さを生むためではなく、
家族の暮らしを 健やかに支えるための判断です



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