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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

住まいづくり通信 6/20号

床下換気口(や人通口)はこの位置に配置しましょう!
 

今日の一言はずばりこれ。
 

で、この位置ってどこ?って事になると思うのですが、今日の話は、住まいづくり通信の6/16分の内容を補足的に説明して行きます。
 

まず床下換気口は皆さんもご存知と思います、建物の基礎の部分に四角い空気抜きのような穴が空いていると思うのですが、それの事と人通口とは建物内部の床下を人が通ってメンテナンスをしたり外部の風を上手く建物内部にまで導き入れる為に空ける床下換気口と同じような穴の事です。当然人が通るのですからある程度大きな穴が必要となり、6/16に書いている丸い小さい穴では役にたたず、四角い大き目の穴と言う事になり、少し矛盾する事になります。
 

只、これは力学的な事が理解出来ていれば、どの位置に設けるべきか判断できる事なのですが、ずばり言うと 曲げモーメントが最も小さくなる位置 という事になります。で曲げモーメントって、なんやそれ?と言う事で簡単に説明すると「物体を回転させようとする力」と言う事になります。
 

例えば、箸の端を片手で持って、もう片方をある力で押すと片手で持っている方を支点にして箸が回転すると思うのですが、このような力の事を言います。
 

曲げモーメントが大きくなると基礎(基礎も梁であるという説明は以前にしています。)のたわみも大きくなり、その位置に換気口などが開けられていて基礎が断裂して一繋がりになっていなければ、当然力学的に弱いと言う事になります。

曲げモーメントで、具体的にどの位置になるのか?と言う事で図を描いてみました。上は両端を固定された梁の曲げモーメント図で、赤丸の位置が最も曲げモーメントが小さいと言う事になり。真中が最も曲げモーメントが大きくなります。実際に基礎にあてはめて考えてみて下さい。端から少し内側へ入った所(両側)には開口を設ける事が出来るようになり(図の緑○)、逆にスパン(間隔)のド真中に開口を設ける事は考えられない(図赤×)と言う事になります。
 

今日は少し難しい話になりましたが、これだけは覚えて下さい、床下換気口や人通口はスパンのど真ん中(一番大きな力を負担しなければいけないので)に設けるのは避けましょう。