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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

住まいづくり通信 7/15号

昨日のプレカット研修から帰り、仕事を終える前に貰った名刺の整理をしていました。プレカット会社の担当者の名前に覚えがあり、「あれっ」と思って古い名刺を探してみると「あった!、同じ名前」。名刺を交換した時には「はじめまして」と言って渡したのだが実はそうではなかったのです。以前この方が違う会社にいらしゃった時に一度会っていました、そう言えば少し話もした事あったかな程度でしたが。同じ業界内で転職されたのでしょうね。世の中狭いです。先方は覚えているのかな・・・?

 

と言う事で今日も行ってみましょう、住まいづくり通信

 

前回、木の住まいの欠点として、反る、割れる、節がある等と言う話をしましたが、今回はその割れると言う事に着目して話を展開してみます。

 

木は乾燥が進行すると材料に割れが発生しますが、じゃあ割れると木の強度はどうなるのか?と言うのが不安に思われる所でしょう。結論から先に申し上げますと、割れに伴う強度の低下は極めて少ないと言えるようです。

 

針葉樹構造用製材のJAS(日本農林規格)において目視で強度に最も影響する因子は節であるとされています。この他に年輪幅、繊維傾斜、割れ等も挙げられていますが、ここで謳われている割れは貫通割れと言って四角い材の一面から他の面へ割れが繋がった(貫いた)割れと説明されています。

 

では、通常行われている乾燥方法でこの様な割れが発生するかと言うと、殆ど発生しませんし、その様な割れ方をしているのを見たことはありません。

従って一般に私達が目にする材面の割れが強度の低下を引き起こす事は殆ど無いと考えていいと思います。

 

参考までに長野県林業総合センターで行われた「割れと曲げ強度の関係」を示した試験結果を掲載しますが、横軸に材料の割れた面積、縦軸に(曲げ)強度を取った図です。

 割れと強度の関係

 

この結果を見ると割れ面積が増えるに従いほんの僅かですが強度が上昇しています。只これは材料による個体差なども差引いて考慮しなければいけないので必ずしも上昇すると言う説明は出来ないようですが、低下する事はなく、割れていない時と比較して、ほぼ変わりないと言う説明にした方がいいようです。