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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

住まいづくり通信 7/22号

毎日、暑いですねー!「暑いと思うから暑いんやっ!」とか「暑いって言うたら罰金なー」とかこんな、しょーもない会話をした覚えはありませんか?

とにかく、この暑さを凌ぐために日射を遮る事が出来たならと思いませんか?

明るく快適な住まいと言う事はその反面、夏の日差し対策が必要と言う事になります。

これから新しく住まいを御考えの場合はこれがコントロール出来るんですよ。

日射を遮蔽することは冷房負荷の低減にも繋がります。ここで言う遮蔽とは完全にシャットアウトすると言う事ではなく日差しをコントロールするという意味です。

幾つか方法はありますが、今回は遮蔽対策を屋外に施した場合の遮蔽効果の高い順に説明して行きます。

1.水平ルーバー・・・水平に取り付ける羽型の物です。材料は木やアルミ、鉄など色々考えられますが太陽高度が高い時に効果を発揮します。但し羽の間隔や角度などは目的に応じて設定する必要があります。但し防犯性には縦型のルーバーよりも劣る

2.水平ブラインド・・・羽の角度が調整できるのが魅力的ですが屋外設置に対応できる物を探すのが難しいかもしれません

3.スダレ・・・朝夕など太陽高度が比較的低い時に効果を発揮するので夕方の西日対策に向いています

4.ロールスクリーン・・・これもまた屋外設置可能な物を探すのが難しいかも知れませんね

5.庇・・・太陽光が高い時には有効に機能しますが、太陽高度が低い西日対策が必要。雨対策に建物を守ると言う観点からは非常に有効です。

6.オーニング・・・可動式の庇のような物です。代表的な物を挙げると、店舗の軒先に突き出しているテント生地の物と言えば分かり易いと思いますが、素材によって遮蔽効果に違いが出ます。

以上、上から順に遮蔽効果が高いとされる物を挙げてみましたが、夏の暑さが苦手と言う方はエアコン等に頼る事も方法ですが、もう少し根本の所で見つめなおしてみて上記を参考に何か対策を講じられては如何ですか?

次回は屋内に講じる対策について触れてみたいと思います。