兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

ひまわり

「つながる家」の打合せ後、久しぶりに同じ姫路市にある「30坪のローコストハウス」を訪問。 何と今年は大きなヒマワリがお出迎えしてくれました。

ひまわり

1階の高さをゆうに超える3.0m以上の大きさにびっくり。1輪だけ太陽には向かわずに逆方向を向いていたのでパチッと撮ったつもりでしたが逆光でイマイチです。

訪問の目的は夏の温熱測定。これでこの夏は2邸目なのですが冬は部屋の奥まで陽射しが差し込み暖かく実際に記録にもそれが反映されていました。

しかし昨年の夏は暑かったと伺っていましたので、その暑さたるや如何ほどかと思って簾や縦簾などで凌いでみて下さいとお伝えしていたのですが、今年の夏はいい風が入って涼しいとの事で、エアコンは運転されtいませんでしたが、確かにかなり涼しかったです。

奥様の情報交換網では周りに建つメーカー住宅のお住まいではこんな事はありえないとおっしゃっていました。

流石、夏は素足で快適に過せる木の家と言った所でしょう。

原因の一つと言えるのかは定かではありませんが、南側隣地の空き地に大量に背も高く生えていた雑草を所有者に了解を得てご近所さんとの共同作業で刈り取ったのだそうです。

それをした事で本来の風の流れが遮られる事なく通るようになったのかも知れませんね。おまけに蚊もかなり減って、住まいの外壁に這い上がってきていたゲジゲジ虫のような虫も来なくなったのだそうです。

お庭ではひまわりに、ハナモモ、家庭菜園と色々トライされて楽しまれている雰囲気が伝わってきました。

住み始めてから暫くして屋根に載せた太陽光発電パネルも好調に電気を売っているそうで、光熱費は毎月黒字なのだそうです。

そして、このパネルを載せた事による、副産物が何と2階の部屋の方が1階よりも更に涼しくなったんだそうです。

通常屋根面が焼ける事で2階のほうがより温度が上がり蒸し暑くなりがちなのですが、パネルが集熱するために屋根面を通じて部屋内へ入る熱量がぐっと抑えられる事による効果なのかもしれません。

2年目にして、より快適な環境に変わって来た、こちらのお宅の周囲ではメーカー住宅による建築ラッシュ、皆同じような仕様で決して裸足で過そうとは思えないツルツルな住まいの中にあって、この住まいは尚一層、快適さが引き立つ事になるのでしょう。