兵庫、京都、大阪で誠実に丁寧に木の家をつくる芦田成人建築設計事務所
兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

あたたかな木の住まいづくりのために ~マンション編 part5~

少し間が空いてしまい申し訳ございません。 タフな期間を迎えておりますので更新もボチボチになります。

さて、今回は「あたたかな」とは少しかけ離れた話題です。

マンションでは給排水やガスのための配管が床下や時には天井裏に配管されています。

そしてこれらは、専有空間から外に出たり入ったりします。そのためのスペースがパイプスペースと呼ばれる目にする事の無い空間です。

その中には各戸の共通縦管が納まっています。そしてその共通縦管まで排水管には自然に流れるための勾配を必要とするための水平距離が遠くなればなるほど床下に大きなスペースを擁することになります。

新しいマンションではしっかり階高が確保されていますが、古いタイプのマンションでは高さが低いことも多く、そのために床下のスペースを上げると天井高さに影響を及ぼします。

従って、リフォームで水回りを触る場合は、排水のためのパイプスペースがどこにあるのかを確かめる必要があります。(現状の間取りをしっかりご確認下さい)

遠くへ動かし過ぎると計画自体が不可能になる事もありますので、業者さんと良くご相談下さい。無理に遠くへ移動させると詰まりや逆流することもありますのでご注意ください。