水平構面を固める
上棟翌日こそ、雨に見舞われたものの、
その後は穏やかな天候が続く「9T+」
の現場では、外壁を面材により固める工事と
ともに、水平構面を固める工事も
進められています。
水平構面とは床や屋根面のことですが、
実際に屋根面を固めるのは、
そう簡単では無く色々調べた結果、
水平ブレースに頼ることで解決しました。
と言う訳で今回採用したのが写真の物です。
今回、初採用したのは
オメガメタルブレースと言う商品で
四角く囲まれた区画の大きさによって、
その強さが変わります。
耐震の考え方について壁面を固めることは、
ユーザーの皆様にもかなり浸透しているとは
思いますが床や屋根を固めると言うと、
未だイメージしにくいかもしれませんね。
建物が箱だとすると、それを構成する
外側だけが強くてもバランスが悪いので、
蓋に該当する床や屋根面も力を伝達できるように、
それなりの強度が必要になる訳です。
裏側
庫裡の改修工事は目立った進捗が
無いように見えるのですが、
でも確実に工事は進んでいます。
既に増築部の洗面所とお風呂の部分は
大工工事を終えて、後は内装工事です。
現在工事中の部屋から洗面脱衣室へ
向かうためには畳の部屋を通って行かなければ
ならないのですが、都度都度靴を脱いで
移動するのでは面倒で仕方が無いため
一部の畳を上げて専用の通路が作られています。
ご覧のように
その通路を見ていると舞台裏の通路のように
見えて何だか不思議です。
と言いながら本当の舞台裏を
知っている訳でもないのですが・・・
そして、もう一つ不思議な光景が見えています
消火器の札が貼ってある柱の右手が
その様子ですが
これ、何が写っているか分かりますか?
実は、既に設置済みのユニットバスの裏側なんです。
通常の工事では、設置済みのユニットバスの裏側
なんて見ることは出来ないんです。
通常、ユニットバスは四方を完全に壁で囲まれてしまう前に
所定の場所に設置されます。
そして、その場所は完全に室内で、
入り口以外の方向から見ることは出来ないんです。
そのような意味で、この写真は貴重なショットかも
しれませんね。
まあ、ユニットバスの裏側が見れた所で
何が起こる訳でもありませんが・・・
コンクリートの寿命
ごく一般的な話ですが
コンクリートの寿命って、
どの程度かご存知でしょうか?
建築をご存知の方は必ず、
学生時代か又は建築士試験の勉強時など
どこかで習うはずですが
一般の方は、もしかしたら
半永久的に建ち続けると思われている
かもしれませんね。
確かに出来たばかりの新しい頃を見れば、
こんな立派な建物が壊れるはずがない
と思えるかもしれませんね。
答えは、およそ50年程度と言われています。
如何でしょうか? 短い?それとも長い?
人一人の寿命よりも短い事になります。
最も、何もメンテナンスを施されなければ
そうなると言う事なので、適切な時期に
適切な方法でメンテナンスされれば
その寿命は伸ばすことも出来る訳です。
ではコンクリートの寿命を縮める要因は
何でしょう?
それは一つではありません。
環境、施工、人的要因など
様々です。
酸性雨や排気ガスなどで傷められることもあります
又コンクリートに使われている骨材の塩分濃度が
高いと内部から傷んでくることもありますし
中に入っている鉄筋とそれを包むコンクリートの
関係も関係してきます。
他にも色々原因はありますが、とにかく
自然環境にさらされている以上、
いつまでも無事でいる保証はどこにも
ありません。
意外にデリケートだと思いませんか?
コンクリートで建てておけば、問題無し
と言う事にはならないと言う事を
少しでもお分かり頂けましたら
この記事を書いた甲斐があると言えます。
寄ってみる、引いてみる
今年は、何か面白いことをしてみたいなあと思い
勿論、仕事でもですが
先ずはスマホ写真で遊んでみました
先ずは、寄ってみる
公園の植え込みのコケを超マクロ撮影
そして、引いてみるは遠景です
実は、これって
設計のプロセスと同じなんですね
一つの家を設計する場合、
俯瞰して敷地を見たり、
敷地の中に入ってすぐ傍の環境を確認したり
又、建物本体を設計する場合も同じく
全体を考えることから細部を詰めていく作業を
行ったり来たりしながら進めるんですね
実は、カメラも新しく買ってみたのですが
未だ初心者の私には、色んな設定が難しくて
スマホほど綺麗には撮れませんでした。
そう考えるとスマホカメラの性能って
凄いんだなあと思います。
寄ったり、引いたりをレンズ一つボタン一つに
全てお任せで、ある程度の写真に仕上がる
羨ましい限りですが
こんなマルチな才能が欲しい
昇りたくなる
先日、完成写真撮影を終えた「駅前の家」
こちらの住まいはプランの関係で
工事前と比較して階段の向きを
180°逆にしています。
1階と2階のつながりを持たせることが
狙いだったのですが、階段を通じて
暖気が2階に逃げていってしまっては
勿体ないので階段室への出入り口には
開き戸を設けています
しかし、階段の向きを変更しなかった場合
1階から2階へ行くのに一度部屋を飛び出して
階段を上がり2階へ至ることになるので
やはり、階段の向きを変えたことは
正解であったと思います
そして、この階段幅は少し広めで
勾配もゆったりしたため、非常に安全に
昇降できます
おまけに1階から2階へ上がる際には
2階の廊下の先に設けた扉から
明かりが降り注ぎ、まるで
「2階においで」と誘われているような感じもします
灯がともる
「駅前の家」も月末引き渡しに向けてラストスパートです
今日は、ガレージ部分の土間モルタル押さえと
内部では水回りの床仕上げ工事
先週と比べると照明器具が取り付けられたため
暖色の灯がともった室内は
これまで、あくまでも工事現場でしたが
生活を想像出来る空間へと近づいています
内装を剥がしてみると
当初、目論んでいた天井の高さを確保できず
止む無く、設計変更した1階のLDKですが
(リノベーション工事は開けてみなけりゃ分からないこともあります)
変更したことが功と出たかもしれません
キッチンが据え付けられて一気に完成が近づいた感も湧きます
そして、こちらは一部養生が剥がされた階段
階段を上がりきった先にあるドアからの神々しい
光を見ると2階に導かれるように上がりたくなります
様々な木の使い方
連休中に、住まい手さん自らが2階各室の塗装工事を終えた
「駅前の家」、クライマックスに向けて
本工事も大詰めです
今日は家具兼建具屋さんが現場に入っておられました
大体、家具や建具は工事の最後の方になります
既に大工工事は、ほぼ終えていて
残すは設備機器の設置が大きな所です
こちらの住まいの工事は
内部が主役で、樹種数こそ多くはありませんが
使い方を様々に変えて
空間が単調にならないように試みています
一つ目は昨年、「バイクガレージのある平屋」でも
採用した杉板を縦貼りしたキッチンカウンターです
杉は産地によって少し表情が変わるのですが
どちらも同じ兵庫県下と言う事で、似たような感じになっています
続いて、こちらはベイスギ(レッドシダー)を
テレビ台の背面壁として採用した例です
こちらも同じ「スギ」と名がつくのですが
比べて頂いても差は歴然で、色味の違いの大きさが
特徴で水にも強いとされている木ですので
屋外に用いることもあります
近寄ると、エンピツの香りがします
そうエンピツに使われている木です
そして、こちらも杉ですが
木刷りと言って塗り壁の下地などに用いられる
表面が粗いままの状態の材料です
今回は、これを下地で無く天井の仕上げとして
採用しています
手に触れない個所なので粗いままでも全然大丈夫
綺麗に仕上がっています
真っ白な空間
「駅前の家」は先週、住まい手さんによる
塗装作業が開始されましたが、その三分の二ほどの
作業を終えられました
床には養生シートが敷かれているため
見えているのは壁と天井です
その壁と天井が作業面であるため
見えている範囲は、全て真っ白です
ここだけ見ると私が設計した家らしくない
と思えるかもしれませんが
床は杉ですので、らしさは失われていない
と思います
もっとも、こちらの建物
北面に窓が多く、肝心な南面は隣家が目の前
と言う条件なので、白い部分を多くすることで
より、明るさを感じられるようになっています
以前の状態と比べても、明らかに室内の
明るさは向上しています
さて塗装作業も、もう一息です
大変とは思いますが、連休中に終えられるかな?
写真左手の大きな窓は東面の窓です
右手の小さな窓は南面の窓ですが、
幸い、この窓の向こう側には隣家の建物が被さっていません
こちらは1階です
こちらの壁、天井はクロス仕上げとなっています