椅子達
さて、この椅子達の中に私が作った物が一つあります。
それは、どれでしょうか?
正解された方の中から1名様に・・・
と言うクイズにしようか?と思いましたが
既にご存知の方もいらっしゃると思いますので
正解しても特に、何かが出る訳ではありませんが
意外に馴染んでいます。
多分、材料が良いからなんだと思いますが
右から2番目の四角いスツールが、
私が木工教室で作ったものです。
事務所の中には、これらスツールも併せると
結構な数の椅子達があります。
もっとも仕事柄、座っている時間が長いので
デスクワーク用の椅子は、
ハーマンミラーのアーロンチェアですが
それ以外の殆どは木製です。
ここに写っているのは打合せテーブルに置いている椅子と
スツールは普段は、あまり使う事がありませんが
時々、何気に使用する機会に恵まれるのと
完成写真撮影時には風景の一部として大活躍してくれます。
さて、こんな椅子達ですが、実は未だ欲しい椅子が
幾つかあるのですが、お金がいくらあっても足りないので
又、グッドジョブが出来た折に考えてみたいと思います。
玄関考 5
ここは旅館のフロント?と思わせるような
豪華な玄関もありますね。
特に地方では、その傾向が強いかもしれません。
土地に余裕があり、家自体が大きいので
玄関を少々、大きくしても
未だ余裕があるのですから問題ありません。
所で、その大きさは何かの役に立っていたのでしょうか?
玄関先で客人をもてなすためなのか?
若しくは、そのスケール感でもって、あっと言わせようと言う
意図なのか?は分かりませんが
独立前に担当した住まいでは
玄関は床壁ともに総大理石貼りで
ホールは中庭に向き合う家を担当させて頂いた
こともありました。
今日の写真は、以前リノベーションの設計をさせて頂いた
住まいの玄関です。
元は8畳ほどの応接間だったスペースがまるごと
玄関スペースに割り当てたので写真で見えていない
部分にも、かなりのスペースが存在しています。
玄関考 2
玄関と勝手口が存在する住まいでは、
その役割は、もしかしたら家人の出入りは勝手口から、
来客が玄関からと、考えてみると不思議な現象が
起こっていないでしょうか?
かく言う私の家も、そのような出入りの方法になっています。
勿体ないと言えば、それまでですが
分からなくもない状態です。
実は先日紹介させて頂いた写真の住まいも
もしかしたら、そうなのかもしれません。
屋根付きの駐車場から一番近い、先日の写真のスペースは
勝手口兼土間収納と非常に使い勝手の良いスペースなのです。
で肝心な玄関は、スペースを抑えました。
コンパクトな住まいなので、どれもこれもを
大きくすると際限なく広がっていくからです。
実は、昨日の写真にも、このスペースが少し写っていました。
コンパクトではありますが玄関戸の右手に収納スペースを設けています。
玄関考
今回は、住まいにおける玄関の在り方について
少し考えてみたいと思います。
今回は造り手目線の考えになります。
日本の住まいは、玄関で靴を脱いで
大きく一段上がるのが特徴ですが
これが日本の住まいの清潔さを
保っていると言っても過言ではないでしょう。
所が、断熱をする上で、この段差が実に
悩ましい時があります。
基本的に、断熱材は外気に面する壁面に
入れるのですが、玄関はコンクリートの
基礎も壁面の一部となる個所が発生します。
木の壁の部分は木材の奥行で断熱材が収まりますが
基礎の部分はコンクリートのため木の壁と同じように
断熱材が収まる訳ではありません。
コンクリートよりも内側に断熱材を貼り付けることになります。
と言うことは部屋内側の面積を圧迫することになります。
広い玄関なら未だしも狭い玄関が更に圧迫されるのは
辛いものです。
基礎コンクリートの外側で断熱うればいいのですが
屋外側に断熱材を貼り付けると適面にシロアリの
ターゲットになりそうで心配なのです。
で結果として今日の写真ですが
とある住まいの勝手口になります。
左端に写っている踏板の少し上に
長靴などが置かれている金属製ラックの後ろにまで
回っている不自然な木の板がありますが
これ、実は基礎の立上り部分に
断熱材を貼り付けた上からモルタル塗りで
仕上げたため、壁よりもかなり出っ張って
いるため、このようになっています。
山へ
週末は山の中での半日でした
目的は、獣捕獲用の檻の見回り
今年度、当たっている村役員の仕事のため
ですが、来年は更に檻を増やすそうです。
猟師さん、曰くは箱罠(檻のこと)よりも
括り罠の方が効率が良いとのことです
確かに、改めて檻に入るとなると
警戒してしまいそうですし
気付いたら掛かっていたロープの方が
確率は高そうです。
そして、私自身の目的は
放置された山の現状をついでに見ることでした
手の入っていない森は
陽が射さず、下草も生えないと言われています。
正にそのような場所もありましたし
逆に手入れがされている所は明るくて
下草も茂っています。
戦後の計画造林から50年以上が経ち
切り旬を迎えている木は沢山あるけども
手が入らずに放置されている山と
そうで無い山との差は違うように思いますが
国産材の使用率に少しでも貢献出来るように
なりたいと思うのでした。
ものをつくらない、ものづくり
今日は、陶芸家さんとお話させて頂きました。
陶芸家になったきっかけは何だったんですか?
等々ですが、自分の手でつくった物が形になって
世の中に出て行くのは、この上なく喜ばしい
ことだと思いますし
我々も、その気持ちは分かるんです
只、我々の場合は、実際に自分の手で
つくりあげる訳ではない分
もどかしい部分もあります
自分の手で作れるのは建築模型と言う
縮尺のかかったもので、説明のためには
役に立つけども、
生活をする上で役に立つ訳ではありません
一人で完結出来ない分
仕事を任せられる方たちとのチームワークが
大事になってきます
だから工事中も、自分の役割としては
監理と言う仕事もあるけれど
自分の考えを職人さんに伝えるための
手段としての施工図作成と言う
仕事も大事にしています。
ものを自身の手で実際につくる訳ではないけども
効率的に仕事を進めるためや、
家についての考え方をまとめた
図面で、私たちは
ものづくりに関わっています。
浴室考 3
さて、先日に続き今回も浴室についての話です。
浴槽の素材も色々あって
木で出来た浴槽、ホーローの浴槽、鉄の浴槽
FRP、人造大理石、石張りの浴槽などなど
水が貯めることが出来る物なら
何でも浴槽とすることが出来ます。
和歌山には川湯温泉と呼ぶ
河原の石を掘ったら温泉になるよう場所もありますしね
又スタイルも床にバスタブだけを置くタイプの物
五右衛門風呂のように窯を埋めるタイプ
木で組まれた浴槽など、どれも旅先で経験できそうですね。
そして今日、紹介する浴室は
そんな旅先でのお風呂を自宅でも叶えたいとの
ご家族の想いに応えた物です。
浴槽を含め、下半分はFRPのユニットになった物
上半分は自由に作れるお風呂で
この時は、水に強いとされるヒバを張っています。
お風呂に木を使って腐らないですか?
と質問を受けることが多いのですが
オールFRPのシステムバスなどと比較すると
耐久性は劣るかもしれませんが
最後にお風呂に入った後の乾燥や
メンテナンスなどをある程度して頂けるなら
ある程度の耐久性は見込めます。
こちらのお住まいでは、10年は通常の状態だったようですが
その後、カビが目立つようになってきたとのことで
暫く、ご自分でメンテナンスされましたが
メンテナンスに追い付かず、業者の手を借りて
カビ落しをされました。
しかし、板を張り替える所まではいってません。
FRPのお風呂でさえ、目地の部分にカビが生える
ことがあるので、完全な物はありません。
湿度に皮脂汚れ、石鹸カスと、
カビにとって栄養になるものが沢山ある訳ですから
当然と言えば当然ですね。
湿度を下げるには換気
皮脂汚れや石鹸カスは掃除
これしかないと思いますが
それでもカビが増えるようなら
薬品の力をかりることになるかもしれません。
トイレ考 2020完結話
住まいの計画をする上で
最も気を付けたいことの一つが
トイレの位置です。
ご飯を食べているスペースから
戸を開けるとトイレの中が
丸見えになることのない様に
いつも考えています。
簡単なことのように見えて
コンパクトな住まいでは
廊下を極力減らしたいですし
意外に簡単ではありません。
ホテルのように
サニタリースペースとして
洗面所などと一緒にまとめてしまう
ことも方法の一つです。
今日の写真は、その一例ですが
このパターンの欠点は
このスペースが風呂の脱衣室も
兼ねているため、
風呂上がりのタイミングと
トイレ使用のタイミングが重なると
気まずい雰囲気が生まれるかもしれない
ことです。
そのため、このケースを採用する場合
トイレをもう一カ所、
別に設けることです。
例えば、サニタリーが1階になるのであれば
2階にトイレを設けるなどです。
トイレ考
相変わらず、おっちょこちょいな芦田です。
調査にお伺いした先のお宅に、
持参したスリッパを置き去りにして帰ると言う
失態をし、又引き返すと言う
何とも効率の悪い働き方をしています。
さて、今回はトイレについて考えてみたいと思います。
トイレを、どのような位置付けで考えるかで、
その在り方が変わると思うのですが、如何でしょうか?
用を足せれば良いだけの場所なのか?
自らの健康を把握する上で重要な場所なのか?
不浄になりやすいだけに常に清潔にしておきたい
場所でもあります。
昔は家の外にトイレを設け
生活の場から切り離していましたが
水洗化が進むと、生活の場の中に
取り入れられるようになりましたね。
又、最近では便器と言えば白い色を選択するのが
定着してきたように思いますが
私が独立した頃は、本当にその選択肢も
カラフルでしたので、どの色を選ばれるのか
ハラハラしながら見守ったり、
諭したりした経験があります。
と言う訳で、今日の写真は
私が、独立数年後に設計させて頂いた
お住まいのトイレです。
特段、変わったことはしていませんが
手洗いは、料理で使うステンレス製の
ボールに穴を開けた物です。
この頃は未だタンクレス便器が出ていたのか
忘れてしまいましたが、このような便器が
一般的でした。
ユーエーチ
何気に流れるTVCMから
聞き覚えのある言葉が
流れるようになりました。
「ユーエーチ」?????
多分、殆どの人にとって何のこと?
だと思います。
ユーチューブでも無ければ
UHでも無い
CMでは「UA値」と字幕が
出ますが、言葉で聞くと本当に
分かりませんよね。
建物の外皮性能のことで
熱の逃げにくさ、即ち主に
断熱性に起因する性能を示すことになり
数値が小さいほど、性能が良いことになります。
しかし国の基準は、そんなに厳しいものではなく
このCMで歌われている国の最高等級は
正直、大したことはありません。
「国の最高等級をクリア」と謳ってますが
本当のことを知ると、誰でもクリアできるわ、
程度に思っておいて間違いありません。
で、来年から新築住宅には、
この性能をクリア出来ているかどうかを
住まい手に説明することが義務付けられるため
多分、これから頻繁に聞くようになると思います。
もし、クリア出来ていなくても罰則は無くて
説明した上で、住まい手が了解していれば
問題ないことになります。
しかし住まい手が、この数値を何のことかを
知らなければ、了解しようもありません。
考えられる、造り手の説明としては
「(価格が)高くなるので基準をクリアしない方が良いですよ」
とか
「ウチでは皆この仕様で、されてるので基準をクリアしなくても心配ないですよ」
と言った説明です。
知らなければ損をする、とはこのことで
プロが言ってるから良いかあと言った塩梅で
流されないようにしたいですね。
因みに、当事務所では既にUA値を既に
こちら のページ等、複数のページに記しています。
リンクページでは、Ua値 と記していますが
UA値 と同じことです。
CMで流れている 0.55 よりも下回っていますね。