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鏡が曇らなくなる方法(自己満足は不満足)

ある時、お客さんからこんな事を言われました。「御風呂の鏡が曇ってしまって、どうしようもないんや!」技術が進歩しているにもかかわらず「えっ、まさか」と思うような事を耳にして、この時は確か何も言えなかったような気がします。

 

割と高級なランクのユニットバスを採用しましたが、もう一ランク上の物でないと鏡の曇り止め機能は付いていませんでした。曇り止め機能とは鏡の裏にヒーターが付いていて鏡の表と裏での温度差を少なくして、鏡が曇らなくする物です。(結露抑制の方法とほぼ同じ考えなんでしょうね。)メーカーも見かけだけは高級に見せる方に走っても、そう言ったちょっとした事には目を向けていないのかなあ?と思ってクレームを入れましたがこれをフィードバックするか否かはメーカーの姿勢次第だと思います。ちなみにオプションとして曇り止め液は販売してるそうですが、あたり前に起こり得ることを想定して売らんかいっ!って感じです。

 

ちょっとした事だけに、そうやって言ってもらえる事でこちらも気付く事がありますのでとても有難いし、それを解決するためにはどうすればいいのかと思って色々勉強して、自分の知識として身につくので、遠慮せずに色々言ってもらえる方が嬉しいです。

 

で、どうすればいいのかと言う事ですが、一番身近にあるのは歯磨き粉(今はチューブ入りが殆どですよねそれでいいのですが)を適量、手にとって鏡一面に塗り込んで、数秒おいて水で洗い流すだけで、4~5日は曇りにくくなります。(使用頻度等によって異なります。)

 

但し、次の人が御風呂に入った時にはまた鏡表面が曇っていると思いますが軽く表面の曇りを洗い流すように水を掛ければその後はまた曇りにくくなります。

 

まだ他にも方法はないかと家の風呂場で時々実験中ですがまたいい方法があればこの場で報告させてもらいます。

 

メーカーの自己満足はユーザーにとっては不満足になり得る事もあります、これは他人事ではなく自分の事にも置き換えて考えないといけないなあと思った出来事でした。

 

 
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欠陥住宅

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先日お昼のテレビ番組で欠陥住宅について触れていました。その内容は北海道のとある鉄筋コンクリート造の住宅についてでしたが、図のようにフラットな屋根の防水の納め方が悪く、一番上の図のように屋上に防水の高さよりも高い位置まで積もった雪が解けて、防水と建物本体との間から溶けた水が浸入したために、部屋の天井や壁はカビだらけと言った物でした。

 

北海道に於いては、本来ならこうしなければいけないという事で解説されていたのが、その下の図ですが、防水の位置は雪が積もる高さよりも高くし、反対側の外壁が立ち上がってくる位置も防水を折り返さないといけないと言うことでした。

 

いずれにしてもコーキング頼み(コーキングとは防水、止水性のあるゴムのような物です。)の納まりなので、それが劣化して切れてくるとまた水は浸入してきますので、出来ればそれに頼らない納まりにすべきだと思って、経験から過去の事務所時代に採用していたのが一番下の図の納まりです。防水が立ち上がった所にはコンクリートの返し(アゴと呼んでいましたが)があって、上からの雨に対してはこの部分が守ってくれるようになりますので少々、コーキングが切れても大丈夫です。但し北海道と言う土地柄には不向きなのかもしれません。

只、思ったのは北海道と言う雪が沢山降る土地のしかも住宅と言う用途の建物に何故、フラットな屋根を採用したのか?と言う事です。よっぽど屋上の利用価値があるなら、まだしも根本の所で間違ってはいないのかと言う事です。

住まいは地域の気候風土と言うのをしっかり考えないといけません、私が住む地域では同じ近畿の京阪神地区よりも雨や雪は多い所ですので、やはりフラットルーフと言うのは避けるべきと考え、できるだけ自然に雨は流せるように屋根勾配を決定しています、増改築などやむなく緩勾配の屋根にしなければいけない時には、絶えず心配が付きまとい気がきではないのですが、それにしても但馬方面の施主さんは、よく都心部の設計者の方に仕事の依頼をされているのを耳にするのですが、丹波よりもまだ更に雪が降る地域でもあるし都会の感覚で住まいを考えられては困ると言う事をしっかり最初に伝えられているのか?と他人事ながら心配しています。

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安全性を考える

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これも一つ前の写真と同じ現場です。初めて通った場所でしたが、道一つ隔てた向かいの斜面はこのように被害を受けていませんでした。原因は斜面の向きだけの問題なのか山の手入れの問題なのか?

 

<補足>

このように山が不健康な状態になると生態系が崩れ、食物連鎖も乱れます。そうすると山に食べ物が無くなった動物が人里へ下りてきて農作物を食い荒らしたり、山から始まる川、更にその先の海の生態系にも影響すると言う報告もされています。結局最後には、田舎で育てられ都市に出される食品の値段を左右する事につながり、皆様の懐に直接影響すると言う悪循環を招くわけです、確かに繋がっていると思いませんか?
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安全性を考える

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「山の安全性」

昨日のJR福知山線の事故から丸1日経った今も現場では復旧作業が続いています。私達は天災、人災、場所、シチュエーションに係わらずいつこのような危険に遭遇するとも限りません。

 

これを期に、住まいづくりに携わる立場として関係の深い分野の安全性について時折触れてみたいと思います。

 

昨年、次々と日本に上陸した台風から、おおよそ半年が経過しました。都市部ではその記憶もすっかり薄れていることでしょう。写真は昨日撮影したものです。猛烈な北風にあおられて根張りの浅い木々がなぎ倒されています。林道の整備もされていないため約半年経過した今も手がつけられず、そのまま放置された状態です。山の所有形態は分かりませんが適切な間伐もされておらず、決して健康な山の状態とは言えません。間もなく梅雨がやってきます、雨が続くと地盤が緩み、土砂崩れによる二次被害も考えられます。私は生活の身近な所でこの状況を目にするので深刻に受止めざるを得ないのですが、改めて山の状況を見て頂き、どのようにお感じでしょうか?
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以前は「白」と言う事で色の話を少ししました。今回は色についてもう少し挙げてみようと思います。

 

壁紙などの色を選ぶ時、おそらくA5サイズくらいの大きさの分厚い見本帳の中から選ぶのが一般的です。しかし実際に壁紙を貼る部分と言うのは等身大以上にかなり大きなスペースです。色付きの壁紙を選択する場合は気をつけて欲しいのですが、見本では少し色がついてるのがいいなあと思っていても壁のように大きな面積に貼ると色の密度が拡散して見本帳で見た時よりもかなり薄く感じ、こんな色えらんだかなあっ?となるのが殆どです。

 

ですから見本帳と同じ様にしたいのなら1~2段階濃い目にしておくと、ほぼ思った通りの感じに仕上がります。また白やアイボリー、少しグレーが入っているのかなあと言うくらいの白は、どれを選んでも仕上がりは殆ど大差なく白としか感じない程度に仕上がります。また小さなお子さんがいらっしゃると可愛い柄物を選ぶ事もあるのでしょうけども、数年後にはお子さんも成長し、自我に目覚めると好き嫌いを主張しますので、そのあたりも見据えて選択して下さい。

 

最も最近の住まいづくりで、あまり色の選択で悩む事は少なくなりました。
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換気

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今日は、一般的な自然換気のお話をします。

 

「換気してっ」って言われた時あなたならどうしますか?窓を開ける、換気扇を回すと言うのが一般的でしょう。けれどもこれでは空気の流れは一方通行で効率のいい換気にはなっていません。また換気扇はその周囲の空気しか排出できず、部屋全体の空気を動かす事は出来ません。

 

でわ、どうすればいいのか、

 

効率のいい換気について説明します。例えば特に冬場、御風呂場の窓や食堂の窓(特にカーテンを吊るしている場合)が朝になっても水滴でボトボトの状態じゃあないでしょうか?換気不良や結露の水なのですが、これを放っておくのは汗をかいたままのシャツを濡れたまま着替えもせずに着続けているのと同じで、家が風邪を引いてもおかしくありません。

窓を開けるのは半分正解なのですが、もう一つ注意して欲しいのが空気の流れる道をつくって欲しいのです。つまり窓が空気の出口だとすればその入口に当たる部分をつくって欲しいのです。御風呂場なら入口のドアと外部に繋がる窓を開け空気の流れ道をつくる。部屋の上のほうに窓が無い場合はついでに換気扇も回してもらうと言った方法が効果的です。また食堂なども石油ストーブよりもエアコンや輻射式の暖房器具にしてもらえば随分と結露は減るでしょう。(但し、別の問題として電気代のアップや、窓を開ける事によって防犯性が悪くなると言った事も考えられますので一概にいいとは言うつもりはありません。)

我が家では一番最後に御風呂に入った人が浴槽のお湯を抜き、窓を開け換気扇を回し入口のドアを半分ほど開けて換気に気をつけています。こうする事で次の日、浴室内はカラッと乾いていますよ。

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ご来場頂きましてどうも有難うございました。

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本日、年輪の里へ行って来ました。

昨日は初日でしたが、打合せの為に参加出来なかったのですが、今日は天気予報を裏切り天気ももちこたえてくれました。

昨日よりも館内へ足を運んでいただいたお客さんは多いとの事でした。

昨日は快晴だったのでグランドでレジャーのお客さんが多かったために

館内にまでおこし頂けなかったのではないでしょうか。

 

地元丹波の御施主様は皆様、おこし頂き、おまけに福知山高等技術専門校の昨年度の生徒さんも来てくれました、どうも有難うございました。

おかげ様で今日は人も絶える事もありませんでしたので、充実した展示会になりました。
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羽ありを見つけたら その4

では、床下の点検について話を進めていきます。

これはシロアリの発見だけでなく前回までに述べました、床下のメンテナンスや欠陥や不具合箇所の発見の事も含めて適応できます。

 

床下へは台所などにある床下収納、畳の部屋がある場合はその下地板をめくるか切断するかして入口を確保します。但し床板を切断する場合は

根太のある位置で切断しないと二度と蓋が出来なくなりますのでここは注意して下さい。

 

床板をあげた時にはまずその匂いに注意します。かび臭いなら要注意!

からっと乾燥している場合、風や光も入り明るさを感じる場合は、比較的健康な状態と思います。

床下に潜り注意して見て頂きたい箇所は束石や床束のぐるり360°基礎の立ち上がる部分、シロアリがいる場合、若しくは過去に居た場合は蟻道(ぎどう)と言って直径5mm程度の土の塊のような物が地面から束や束石を伝い筋状に土台や柱にまで達しています。蟻道はシロアリの通り道ですなのですが、しかし、不幸にもこれを見つけたからといって決して触ったり、取り除いたりしないで、速やかにしかるべき業者へ連絡して下さい。

 

シロアリは非常に敏感で人に見つかったと思えば、すぐさま退散してしまいますので駆除する機会を逃してしまい、また数年後に家の中などのどこか

別の場所で発見すると言う事も考えられます。

 

シロアリはダンボールも食べますし、スタイロフォームなどの断熱材でも食べます、時にはコンクリートでも食べるようですのでどんな構造の建物でも安心は出来ませんが、木造の家はとかく注意する必要があります。

 

このようにして床下をみて回る事でシロアリの発見以外に次のようなことが

わかります。

1.基礎の状態がわかる(ひび割れや断裂など)

2.欠陥施工の発見が可能になる

3.床鳴りやたわみの原因が究明できる場合がある

4.断熱材の垂れや透き具合が分かる

5.配線や配管のルートを知ることが出来る

6.ついでを言うと使用されている樹種も分かる

 

など住まいの健康状態を知る上で重要な情報が床下には集約されている

場合が多く大切な部分の一つなのです。

 

先日、テレビで「呪怨」をみた時に屋根裏に潜む怨霊?の動きを見て、少し

恐さを覚えてしまいました。怨霊に出会わない事を祈っておきます。

 
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羽ありを見つけたら その3

まず、点検を始める前にシロアリの好む環境を御話します。

 

端的に言うと、シロアリは高温多湿で、光が入らず風の通らない所を好みます。

従って雨漏りや生活排水の漏水等により水分を含んだ土台や柱の足元(床下の部分)なんかはシロアリが好む条件に合致するわけです。

ですから順番としては水分の浸入により木の腐朽が始まり、自分達が好む環境に適してくるとそこにシロアリが現れると言う順番になります。つまり

最初に環境ありきなのです。

以前経験したのは蔵の床板を剥がそうとしていた時に、床下からブンブンと言う羽音がしていたのでそっと覗いてみるとスズメバチが1匹だけ飛んでいたのですが、どうも外部に通じる隙間から出入しているようでした。

スズメバチの住む環境とシロアリの住む環境は似ているのでしょうか?

時々テレビで家の屋根裏にスズメバチが巣を作っているのを見かけますが

 

話は反れましたが、なのでシロアリの食害に強い住まいを目指そうと思えば、この逆の環境をつくる事です。床下の温度は高くならないようにし、湿気がこもらないようにし、風と光が入る床下、ついでに点検のしやすさを考えると出来る限り床の高さは高い方がいいのですが、段差の解消をどうするのかと言った問題もありますので適切な高さを確保しましょう。

 

具体的にベタ基礎で基礎パッキン工法などはかなり有効な方法です。

最近の住まいではこれらは、あたり前のように採用されていますよね。

但し、布基礎(昔からある逆T字型の基礎)で床下に防湿の為にコンクリートを打つ方法は、乾燥が進むと布基礎と防湿コンクリートの間に僅かな隙間が出来ます。この隙間実はシロアリにとっては恰好の通り道になってしまう可能性も高くあまりお勧め出来ません。

 

本題に入れず終いでしたが続きは「その4」以降で触れます。
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羽ありを見つけたら その2

これは4/1の記事の続きです。

 

不謹慎にも、おめでとうございますと言ってもいられませんよね。
申し訳ございません。
図はシロアリの羽アリ(左)と一般のアリの羽アリ(右)の図なのですが
一番見分けがつくのが羽で見分ける方法だと思います。

これらが大量に発生し家の中などを飛び回るので床をめくったりしなくても見つけられる可能性が高くなるのですが、果たして本当にシロアリがいるのかどうか分からないので、どうすればいいのか。

シロアリ駆除をしてくれる業者もいますのでプロにお任せするのがベターなのでしょうけども、おそらく業者はシロアリが居ても居なくても、頼まれれば薬剤を散布する事しか考えていませんし、結構きつい薬剤を使用するので、ご家族に過敏に反応する方が出てくる事も考えられますし、悪徳業者につかまって高い金額を請求されないとも限りません。
殺虫剤は一時凌ぎに過ぎませんので役にはたちません。

出来れば自分の目で床下に潜って確かめるのが一番の方法ですが素人では・・・と言う事で気も進まないかもしれないのですが。
住まいの健康を心配するのなら是非、自分の家がどうなっているのかを知るためにもトライする価値はあると思います、欠陥工事も発見してしまう事もあります。

実は私、独立後もう数十件の家の床下に潜っています。
リフォームの場合は設計する前の調査で床下や屋根裏に、新築の場合は築後の点検、中古住宅の購入検討のためのチェック(基礎の損壊や欠陥工事を発見)、既に御住まいの家のメンテナンスとホウサンを用いたシロアリ防除作業(今はこの業務はやっていません)のために(いずれも業務ですので有料なのですが^^)と経験を積んでいまして、これらの経験を活かし住まいの設計に反映しているのですが、では点検の方法について次回以降で説明して行きます。

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