悩ましい選択
リノベーション工事において
既存の土壁がある場合、
土壁も全部潰して断熱を入れてしまえ!
とは中々言えません。
窓がある個所などを壁にする場合は
そんな躊躇は必要ないのですが
どうしても土壁の魅力に口惜しさを感じてしまいます。
只、欠点は建物の中も外も真壁構造になっている場合は
壁と柱の間が透いてしまうことなんです。
なので、このような場合はせめて建物の外側だけでも
何かしら策を講じて大壁仕様にしておく方ことで
寒さを幾分かでも和らげることが出来ます。
とは言え室内も、土壁の部分、土壁で無い部分
それぞれがパッチワークのようにつぎはぎになるのも
どうも解せないので、そこをうまくまとめることが
今回の課題のようにも感じます。
サニタリー考
玄関に関する考察は、前回で一旦終了させて頂きました。
住まいには、考察すべきスペースは沢山ありますね。
そして今回からは水回りの最後、サニタリーです。
サニタリーは、洗面脱衣も含みますし
ホテルのようにトイレも同じ空間の中に
存在させることもあります。
サニタリーをどこに配置するか?
浴室に隣接する形が最も多いのかも
しれませんね。
ついでに洗濯干場にも近いと
家事動線が短くなって便利かもしれないですね。
若しくは朝、顔を洗う時に清々しくありたいからと
東面に窓を設けられるようにしたい
と言う意見もありですね。
今回、紹介させて頂くお住まいは
写真右手の戸を開けるとキッチンにつながり
左手は浴室と言う家事動線がストレートに並び
効率よく動けるサニタリースペースです。
洗面化粧台は既製品で、左手の深いシンクは
運動靴などを洗えるようにと設けた物です。
洗面化粧台の上が不自然に形取られていますが
2階のトイレ配管を隠すためのものです。
グリーン住宅ポイント制度が発表されました
コロナで落ち込んだ景気回復策の一環として
新たな住宅補助ポイント制度が先日付で発表されています。
中身は新築に限らず、中古住宅購入、
リノベーション、空き家バンク登録住宅への対応
バリアフリー改修なども対象となるようですが
詳しくは以下の国交省のサイトから
ご覧ください。
報道発表資料:グリーン住宅ポイント制度を創設します!<br>~令和2年度3次補正予算案 経済の持ち直しに向けた住宅取得対策~ - 国土交通省 (mlit.go.jp)
初雪
寒い一日でした。
天気予報では散々、脅されていましたので
かなり対策はしていたのですが
ようやくと言うべきか
久々と言うべきか、
今シーズン初めての雪が降りました
一瞬だけ降っては止み、降っては止みで
全く積もることはありませんでしたが
明日、明後日、の朝は凍てるのかな?
と言った感じです。
大阪から某営業さんが年末のあいさつ回りに
お見えになりましたが、これから北に向かう
とのことでした。
しかもノーマルタイヤで
大丈夫なのか?
今日は行けても帰れなくなるかもしれないよ
とだけは伝えておきましたが・・・
因みに、峠の雪道では無理をしない
スピードを出さない、
カーブ中は極力ブレーキを踏まない
エンブレを効かせ
カーブの手前で可能な限りの減速をしておき
カーブはゆっくり、ゆっくり曲がる
後ろから他の車が着いてきても
先に行かせるくらいで良いんです
道幅も普段より狭くなるので
元から幅の狭い道路では、
いつ対向車と出くわすか分からないため
対向車が来ても、交わせるくらいのスピードで
走ることです。
対向車からぶつかってきたなら運が悪かった
と言うことになるかもしれませんが
峠の雪道では、明らかに下りが怖いです
怖いと思って走ることが
事故を招かないための手段にもなります。
皆さんも冬の雪道走行、ご安全に!
玄関考 5
ここは旅館のフロント?と思わせるような
豪華な玄関もありますね。
特に地方では、その傾向が強いかもしれません。
土地に余裕があり、家自体が大きいので
玄関を少々、大きくしても
未だ余裕があるのですから問題ありません。
所で、その大きさは何かの役に立っていたのでしょうか?
玄関先で客人をもてなすためなのか?
若しくは、そのスケール感でもって、あっと言わせようと言う
意図なのか?は分かりませんが
独立前に担当した住まいでは
玄関は床壁ともに総大理石貼りで
ホールは中庭に向き合う家を担当させて頂いた
こともありました。
今日の写真は、以前リノベーションの設計をさせて頂いた
住まいの玄関です。
元は8畳ほどの応接間だったスペースがまるごと
玄関スペースに割り当てたので写真で見えていない
部分にも、かなりのスペースが存在しています。
玄関考 4
さて改めて、玄関の役割を整理してみます。
家人を迎え入れる所、
これから出ていく覚悟を決める場所
家に帰ったことを実感するスペース
靴を脱ぎ履きするスペース
持って帰った荷物を置く場所、
絵を飾る場所、傘を置く場所
いつも綺麗にしておきたい場所
印鑑やカギを置く場所、などなど
本当に様々な用途が求められるのも
又、玄関です。
そして、物や家族の人数が多いご家庭では
玄関のすぐ脇に玄関収納が必要であったりします。
靴だけでなく傘やコート、雪国であれば
雪かきのスコップなども、ここに置かれているかも
しれませんね。
今日、紹介させて頂くお住まいでは
玄関の横並びに玄関収納と駐車場へ
直接出ることが出来る勝手口、
土間から上がった所にも収納をと
密度濃く、収納を配置した例です。
気になること
先日、茅葺作業の見学に行ってから
どうしても気になることがあって
投稿してみます。
とても小さなことですが
茅葺見学に行った際、地元新聞の記者による
インタビューを、とある参加女性が受けていました。
インタビューの最後の方で、記者がその女性に
年齢を尋ねたようで、その女性は拒まれたようでした。
私は、少し離れた所でいたのですが
その拒んでいる時の声がたまたま耳に入ったのですが
記者は強引に年齢を聞き出そうとしていました。
若い記者だったので、未だ人の話を聞き出す
テクニックを備えていなかったのかもしれませんね。
この出来事を目にしてからと言うもの
新聞やテレビで人物を紹介する際
殆ど名前の後にカッコ書きで年齢が書いているのですが
これは何のためなのでしょう?
特に年齢がなくても成立するような話題でも
それ必要なのかな?と思うようになりました。
先の茅葺の見学の話題も年齢が無くても成立する
ことだと思いますが、
果て、マスコミ業界では、これは何かの慣習なのでしょうか?
玄関考 3
最近ではミニマリストと呼ぶ
自身の持ち物は必要最低限で暮らす人が
以前よりも増えているそうです。
断捨離と言う言葉も流行りましたが
物持ちの良すぎる私には憧れの生活です
いや本当に
多分、本気になれば減らせるはずなんですが
いつ本気になるのか・・・?(笑
そんなことは、さて置き
そんなミニマリストの方だと
玄関もそんなに大層な設えは必要になりません
今日、紹介させて頂くお住まいは
下駄箱は不要とのことでしたので
腰掛を兼用し、その下に靴を置けるように
考えました。
もっとも、こちらのお住まいの場合
玄関を出た直ぐ外に、雨に濡れない所に
屋根付きのガレージがあるので、
玄関で賄えない物はそちらに置くことも出来ます。
玄関考 2
玄関と勝手口が存在する住まいでは、
その役割は、もしかしたら家人の出入りは勝手口から、
来客が玄関からと、考えてみると不思議な現象が
起こっていないでしょうか?
かく言う私の家も、そのような出入りの方法になっています。
勿体ないと言えば、それまでですが
分からなくもない状態です。
実は先日紹介させて頂いた写真の住まいも
もしかしたら、そうなのかもしれません。
屋根付きの駐車場から一番近い、先日の写真のスペースは
勝手口兼土間収納と非常に使い勝手の良いスペースなのです。
で肝心な玄関は、スペースを抑えました。
コンパクトな住まいなので、どれもこれもを
大きくすると際限なく広がっていくからです。
実は、昨日の写真にも、このスペースが少し写っていました。
コンパクトではありますが玄関戸の右手に収納スペースを設けています。
玄関考
今回は、住まいにおける玄関の在り方について
少し考えてみたいと思います。
今回は造り手目線の考えになります。
日本の住まいは、玄関で靴を脱いで
大きく一段上がるのが特徴ですが
これが日本の住まいの清潔さを
保っていると言っても過言ではないでしょう。
所が、断熱をする上で、この段差が実に
悩ましい時があります。
基本的に、断熱材は外気に面する壁面に
入れるのですが、玄関はコンクリートの
基礎も壁面の一部となる個所が発生します。
木の壁の部分は木材の奥行で断熱材が収まりますが
基礎の部分はコンクリートのため木の壁と同じように
断熱材が収まる訳ではありません。
コンクリートよりも内側に断熱材を貼り付けることになります。
と言うことは部屋内側の面積を圧迫することになります。
広い玄関なら未だしも狭い玄関が更に圧迫されるのは
辛いものです。
基礎コンクリートの外側で断熱うればいいのですが
屋外側に断熱材を貼り付けると適面にシロアリの
ターゲットになりそうで心配なのです。
で結果として今日の写真ですが
とある住まいの勝手口になります。
左端に写っている踏板の少し上に
長靴などが置かれている金属製ラックの後ろにまで
回っている不自然な木の板がありますが
これ、実は基礎の立上り部分に
断熱材を貼り付けた上からモルタル塗りで
仕上げたため、壁よりもかなり出っ張って
いるため、このようになっています。
山へ
週末は山の中での半日でした
目的は、獣捕獲用の檻の見回り
今年度、当たっている村役員の仕事のため
ですが、来年は更に檻を増やすそうです。
猟師さん、曰くは箱罠(檻のこと)よりも
括り罠の方が効率が良いとのことです
確かに、改めて檻に入るとなると
警戒してしまいそうですし
気付いたら掛かっていたロープの方が
確率は高そうです。
そして、私自身の目的は
放置された山の現状をついでに見ることでした
手の入っていない森は
陽が射さず、下草も生えないと言われています。
正にそのような場所もありましたし
逆に手入れがされている所は明るくて
下草も茂っています。
戦後の計画造林から50年以上が経ち
切り旬を迎えている木は沢山あるけども
手が入らずに放置されている山と
そうで無い山との差は違うように思いますが
国産材の使用率に少しでも貢献出来るように
なりたいと思うのでした。
見学
今日は、県指定文化財である朝倉家住宅の
茅葺作業の見学ができるとのことと
近くと言うこともあり行ってきました。
初めて、茅葺作業を見学したのはかなり前になりますが
全国でも茅葺職人さんの数も減ってきているそうです。
説明をして下さった職人さんは美山から来られている
そうで、やはり作業期間中はアパートを借りて
近くで寝泊まりされているとのことでした。
昔は、茅葺専業の職人さんは居なかったそうで
農業などをしながら兼業で
茅葺をしていたそうです。
職人の減少と共に、その道具
(葺いた茅を切りそろえるハサミ)を
作ってくれる職人さんも、今や
新潟の燕三条市にしか居ないとのことでした。
さて肝心の茅葺作業は既に終えていましたので
今日の見学は、軒先の不均一な部分を
切りそろえておられる状況でした。
軒先のラインが綺麗に揃うように
少し切ってはバランスを確かめを
繰り返しながら綺麗になっていく様は
人様の作業ながら気持ちの良いものでした。