志のある住まい手募集
工業製品に慣らされた日本の住まいづくり
それは一見どれもが均一で狂いの無い間違いの
ないもののように見えます。
そんな画一化された住まいが当然のように
なりつつある日本の住まいづくりは、
果たしてそれが正しいと言えるのでしょうか?
本当はもう少し「個」を大事にしても良いはずです。
ライフスタイルを追求すれば、自ずと住まいの
ありようは人様々であるはずです。
しかし、その様々は好き勝手にして良いと言うもの
では無く、風景に溶け込むことや町並みを意識すること
から生まれる「個」であることによって調和が生まれます。
私が意識するのは住まいの外観は社会資本の一部であり、
その内部は個人資産であると言うことです。
前置きが長くなりましたが、この夏、丹波市内の
とある分譲地では、そのような志のある住まい手さんを
求めて分譲を開始されようとしています。
詳しくは追々、情報を挙げていきますが一先ずは、
この程度の告知になります。
当方にお問合せ下されば分譲主さんの了解を得て、
情報提供させていただきますので問い合わせフォーム
からでもお問合せ下さい。
かなり利便性の良い場所であることは間違いありません。
その後の情報!(2022/12/17)
分譲宅地に関する情報を追加しています。
詳しくは、こちら からご覧ください。
良い条件の場所から順に売れて行きますが、
多少条件が悪くてもプランの工夫で住まいは良くなります。
雑誌掲載のお知らせ
本日、発売の「建築知識ビルダーズ №49」の
特集「小さな家の間取りと庭」において当事務所が
設計監理させていただきました、事例3例を
掲載していただいています。
いずれも第4章の「限られた空間を活用した収納と造作」の
中にあります。事例 85、113、114 になります。
今回は2018年以降に建てられた32坪以下の住まいと言う、
ごく限らた条件でしたが3例もの掲載をしていただけたことは、
とてもありがたいことです。
全国の書店やネット通販で販売されています。
著作権侵害となるといけないので残念ながら
内容は公表はしませんが、全119事例もあるため、
他の方々の事例も拝見しながら今後の活動にも
生かしていきたいと思います。
焼き板張りと断熱施工
「9T+」の現場では先週から
外壁の焼き板張り作業が進められています。
ゴールデンウィーク中に住まい手さん
自らの手で焼き板に3度もの塗装作業が
行われているため、焼き板の見た目は、
しっかりと黒くなっている感じを受けます。
その分、耐候性も増していると思うので
普通の焼き板に比べると長持ちするのでは
ないでしょうか?
通常、これまでの焼き板では塗装することは
無かったのですが、どうも最近の焼き板は、
白っぽくなるのが早いので、塗装しておきませんか?
との工務店さんからの提案で、
施した塗装作業でしたが、
私も少しだけ、お手伝いさせていただき、
その作業の大変さが分かったため、
その分、耐候性に寄与するなら塗った甲斐が
あったというものです。
一方、内部では2階の壁断熱施工が
進められていて、高性能グラスウールによる
施工となっています。
何故、高性能グラスウールを使うのか
と言うとコスパに優れている点が一番です。
施工性は少し気を付ける点もありますが
比較的、扱いやすい物であると思います。
軒裏
皆さんの家の軒裏は、どんな感じですか?
と聞いてみた所で、はっきりと答えられる人が一体、
どれだけ居るのでしょうか?
と言えるほど、家を下から見上げる機会が
あったとしてもはっきりと記憶に残る部分では
ありません。
でも一度じっくりと皆さんの家を下から見上げて
軒裏が、どうなっているか観察してみて下さい。
もしかしたらスズメバチが頻繁に出入りしていたり
するかもしれませんよ。
最近では壁だけでなく色んな所に空気が流れるように
通気が求められるようになっています。
当然、こちらの建物も軒裏通気を確保
できるようにしています。
軒先の鼻隠しの奥に僅かに見えている
シルバー色の小さな穴があいている部材が、
それなんですが、少し分かり難いかもしれませんね。
外壁通気
最初にお伝えさせていただきます。
今日のブログは集合体では
ありませんが、そのように見える
写真を掲載していますので、
苦手な方はご覧にならない方が
良いかもしれません。
尚、サムネールに登場する写真は、
出来るだけそのように見えない物を
採用しています。
外壁に通気層を確保する事は
今や普通になりました。
物体と物体が接触しているのですから
当然、外壁に雨が掛かれば浸透もしますし、
又室内からの湿気が室内からも
排出されようとします。
そのような物理現象を壁の層の
どこかでシャットアウトしたり
若しくは万が一濡れてしまったら
乾燥するように空気が流れる層が
通気層の役割になります。
空気の流れに従って通気胴縁を
縦に貼るのが理想ではありますが、
今回は外壁の焼き板を縦に貼る
予定であるため、焼き板を受ける
材料である通気桟は横にして
使っています。
そうすると空気の流れを阻害するため、
その通り道を用意しているのが
写真の物です。
写真の方法以外にも横向きに使った時の
通気の方法はありますが、
説明は割愛させていただきます。
その通気胴縁を上から見下ろすと
通気のために加工した穴が
実に遠近感を生み出し、
実際の高さ以上に深い谷のようにも感じ、
思わずクラっとしそうになりました。
足場の上から、この状態は危険です。
最初にもお伝えしましたが、
その通気のための穴が集合体に見えますので、
苦手な方は下の写真は
ご覧にならない方が良いと思います。
中間検査
「9T+」の現場は本日、中間検査でした。
検査自体は大きな問題は無かったのですが、
私が提出するべき書類が不足していたため、
追って追加書類を郵送することで
クリアできると思います。
先週までとはうって変わって、
窓が付いたことで建物の中が明るくなりました。
特に2階は窓が付く位置も面材で塞がれていたため、
昼間でも投光器が点かないと真っ暗で、
携帯のライティング機能で確認していたのですが、
窓が付くと、想定していた景色が広がり
特に東側の開けた景色が心地よさそうです。
一方で真南には隣家の工事中で、
変わっていく景色がどのようになるのかは
未だ読めませんが、幸い隣棟距離はしっかりと
確保出来ているため日当たりは問題なさそうです。
水平構面を固める
上棟翌日こそ、雨に見舞われたものの、
その後は穏やかな天候が続く「9T+」
の現場では、外壁を面材により固める工事と
ともに、水平構面を固める工事も
進められています。
水平構面とは床や屋根面のことですが、
実際に屋根面を固めるのは、
そう簡単では無く色々調べた結果、
水平ブレースに頼ることで解決しました。
と言う訳で今回採用したのが写真の物です。
今回、初採用したのは
オメガメタルブレースと言う商品で
四角く囲まれた区画の大きさによって、
その強さが変わります。
耐震の考え方について壁面を固めることは、
ユーザーの皆様にもかなり浸透しているとは
思いますが床や屋根を固めると言うと、
未だイメージしにくいかもしれませんね。
建物が箱だとすると、それを構成する
外側だけが強くてもバランスが悪いので、
蓋に該当する床や屋根面も力を伝達できるように、
それなりの強度が必要になる訳です。
直下率
「直下率」とは1階と2階の柱の位置が
どの程度一致しているかを表すもので、
熊本地震の時に少し話題になりましたね。
直下率が高いとは上下階の柱位置の
一致率が高いことを指し、
直下率が低いとは、その逆になります。
構造的には勿論、直下率が高い方が望ましく
繰り返し地震に対しても有効である
と言われています。
在来工法の自由度の高さから一見、
間取りなんて、どのようにもなると
考えられがちですが、
このようなことを考えて設計を
しておかないと梁に大きな負担が
かかることにもなり兼ねません。
リノベーションの現場では空けたら、
よくこんなアクロバティックな構造を
考えたなあと、ある意味感心させられる
こともありますが、構造体には極力、
変な負担がかからない計画を志したいと思います。
先日、棟上げまで進んだ「9T+」の現場では
2階の室内に存在する柱はたったの1本だけです。
建物のボリューム的に、これで十分に成立するのですが、
間取りに従って柱を無造作に入れるなら、
あと数本はあってもいいのですが、
直下率を意識したことで、
梁に変な負担をかけないように
しようと思い、このようになっています。