秋の丹波は来る意味がある
毎年、秋祭りの頃になると食卓に並ぶ
丹波の秋の味覚と言えば、
地元の人なら分かるはずですが
他所の方には?かもしれませんね。
それは「黒豆」、一旦黒豆の味を知ると、
居酒屋で食べる普通の(白)枝豆の味が
水臭く感じて食べられなくなるほど、
コクがあって幾らでも食べられるんです。
お酒の好きな方にはアテに最適。
黒豆を嫌いと言った人に会ったことがありません。
それに、この黒豆、秋になると
どこででも買うことが出来るからありがたいんです。
スーパーや農協は勿論のこと、
道の駅などの物産館に加え、
何と道端でも買えてしまうんです。
おかげで、ある場所では、そのための
渋滞が発生することもあります。
黒豆に加えて有名なのが「栗」です。
これも又黒豆ほどではありませんが、
比較的どこででも買うことが出来ます。
そして地元のスィーツ店では
栗を中心にした商品展開で、
売り切れ御免の状態になることもあります。
そんな丹波の秋も間もなく、
黒豆の解禁日が毎年10月第二週末になります。
そして丁度、それらが解禁された後に、
当事務所の見学会も開催します。
見学のついでに、それらを求めて来られるも良し、
遊びのついでに見学に来てみるのも良し、
とにかく秋の丹波に来てみませんか?
見学会で何を見る?
秋になり、最近めっきり住宅見学会の広告を
多く見かけるようになりました。
かく言う当事務所も、およそ1ケ月後の
見学会に向けて本日SNS広告を挙げた所です。
さて、タイトルにあるように見学会では
一体何を見れば良いのでしょう?
間取りでしょうか?
そこに使われている設備や内装でしょうか?
人によって答えは様々ですが設備や内装は、
見学会に行かなくてもショールームでも
見ることが出来ます。
間取りは確かに確認したい部分ですが、
その間取りをそのまま皆さんの敷地に
当てはめた所で敷地のサイズや方位が違えば、
あまり参考にはなりません。
私なら何故、このプランになったのか?
を設計された方に尋ねます。
プランとは間取りも含む家の形やサイズ感などを
総称したものですが、敷地や周りの環境によって、
その家を設計するに当たり、
どのように向き合い、考えたのか?
と言う事が一番大事になります。
当然、考え方は千差万別で2つとして同じ家が
出来る訳では無いので、
何が正解と言うのはありませんが、
私ならどう考えたかなあ?
と言う思いを巡らすのも勉強の一つになります。
色は第一印象で決める
「Courtyard house in Tamba」改め「中庭のある家」
の現場では、内部の大工工事は終えて、
外構工事を残すのみとなりました。
内部では内装工事が始まり完成まで、
あと一息となっています。
間もなく完成見学会の告知を
させていただく予定です。
外壁の色選びの時にも触れていたかもしれませんが、
住まいづくりでは色の選択に迫られる機会が
何度かあります。
私の持論は、「色は第一印象で決める」です。
幾つもの似通った同じような色ばかりの見本の中から、
一つを決めて下さいと迫られても、
どれにして良いかオロオロすると思います。
どれにしようか?と見本をずーっと眺めていると、
どんどん色の違いが分からなくなり、
どれも同じ色に見えて益々決められなくなります。
なので、第一印象が重要になります。
既に何度か書いたことがあるかもしれませんが、
当事務所では、この色であれば、どれを選んでも
先ず失敗することはないであろうと思われる幾つかの
候補を選択しておいて、
この中から選んでいただくと、
ほぼ間違いないですと言う感じで
進めさせていただくことが多いのですが、
このようなサポートが無い場合、
初めての家づくり皆さんは、
一体どうやって決めておられるのか?
少し興味があります。
迎える
仮名のまま進めてきた「Courtyard house in Tamba」を改め
「中庭のある家」と呼ぶことにします。
「Courtyard」が英語で中庭と言う意味なので、
直訳しただけですが、日本人には日本語で
お伝えする方が分かりやすいですね。
さて、こちらのお住まいも工事が
佳境に差し掛かっています。
アプローチはトンネル状になっていて、
そのトンネルを抜けると玄関ドアに至ります。
このアプローチですが、この前までは
天井が貼られていなかったのですが、
ようやくと言うべきか天井が貼られました。
今回も木刷り板天井です。
横断する梁によって一旦、
天井の流れが遮られます。
天井を貼っていなければ屋根に使っている
折板の裏面が丸見えになるため、
ここは人を迎え入れるスペースでもあり、
天井を貼って綺麗に仕上げたと言う訳です。
個人競技、団体競技
夏も終盤に向かっていますが、
未だ暑さも厳しいですね。
先日まで高校野球が熱を帯びていた
と思っていたら世界陸上に
バスケットワールドカップと
スポーツの熱は未だ熱いです。
高校野球もそうですが団体競技は
ゲームの中に流れがあることを
感じました。
何を今更と思うかもしれませんが、
団体競技である野球と個人競技である
陸上、成績は別として一応、両方を
経験した身としては個人競技の場合、
ではどうやって流れを掴むのか?と、
ふと思ったのです。
遠い昔のことなので、
思い起こせませんが、
陸上の場合、短距離種目では
流れを掴む前に競技が
終わってしまいます。
となると、やはり練習の段階で
よほど鍛錬を積み、当日にベストの
コンディションに仕上げる必要がある
のではないか?と思った次第です。
そして、我々の仕事においても
不思議と流れがあるのか、
新築のご依頼が続く時は数年間、
新築ばかり、リノベーションが続く時も
又しかりで、不思議と交互に
ご依頼があることが稀です。
新築とリノベーションでは、
少し使うべき脳が違います。
新築の時はほぼ間違いなく、
思ったように工事が出来るのですが、
リノベーションの場合、
既存の躯体の状態によっては
思ったように工事が出来ない場合があり、
推測能力も必要になります。
勿論、出来るだけ事前の調査によって
現状把握に努めるのですが、
完全に把握することは難しく、
新築との勝手の違いに差を
感じさせられます。
その差を逆手にとって
生かすことも大事です。
設計は完全に個人でする仕事ですが、
設計だけでは単なる絵に過ぎません。
それを実現していただくためにはやはり、
造り手の協力が必要であり、
ある意味、団体競技のように
上手く連携していく必要があります。
流行?
コロナ時は、めっきり住宅見学会の広告も
減っていましたが、最近少しずつ復活しているようで
見学会の広告も良く見るようになりました。
所が、その広告の中で見かけなくなった言葉が
「パッシブデザイン」と言う言葉です。
当時は誰かれ構わず皆こぞって、
流行りのように使っていたのですが、
言葉の本当の意味を知って使うのが、
おこがましく思えたのか、
最近は殆ど見なくなりました。
パッシブデザインとは、直訳すると受け身な
デザインと言うことになりますが、
機械を使って住まいの環境を整えるのと
逆の意味で用いられていると理解しています。
と言う事は機械に負けることのない効果を
自然のエネルギーを利用して得られないと
いけないので、本当は凄く難しいのですが、
南向きに窓を設けて陽射しを取り入れることだけに
スポットを充てて「パッシブデザイン」と
命名していた会社が多かったように思います。
南向きの窓から陽射しを取り入れるのは
パッシブデザインの手法の一つに過ぎません。
又こうすればパッシブデザインだと言う
具体的な方法はないため誰でもが簡単に
使えていたように思いますが、
実は本気で取り組んでいる会社さんが
やっている内容を知ると、
腰が引けて簡単にこの言葉を
使えなくなったのかもしれません。
勉強すればするほど奥が深いのですが、
さて予算と効果の対比で、
どこまでやればいいのか際限が
見えないのも事実です。
家づくりは流行ではありませんが
ステップアップすることは必要かと思いますし、
先人の知恵に学ぶことも重要と思います。
答えのない中で、どこに
自分のポジションを見つけるか、
これは全ての会社の命題と言えそうですね。
現状
台風7号による被害は各地に爪痕を残していきました。
進路図では丹波市辺りも台風の中心が
通って行ったように見えましたが
幸い、私が住む辺りは雨こそ結構降りましたが
風は、そんなに吹かなかったように思っていました、
つい先日までは・・・。
週末に、ふと山に入る機会があり、
雨が降った後なので結構ぬかるみもあるだろうと
覚悟していましたが意外にそうでもなく
安心していたのですが、
とあるポイントで、
ありゃま木が倒れているではありませんか。
そして倒れた木が獣害対策のために
張り巡らしている柵をなぎ倒していたのです。
私が住む地域では農作物を山に居る鹿や猪を始めとする
野生生物から守るための対策を
熱心に取り組まれていて県内の先進地域の
一つとなっています。
山に入ったのは、年に数度回ってくる獣害柵の
点検当番のためでしたが、
これまでに経験したことがあるのは、
鹿が柵の上にダイブして、その重みで金網が
たわんでしまっている個所だったり、
柵の足元の地面を猪が掘り進んで
柵の下を通れるようにしていたりする事例でした。
今回は動物による仕業で無く
自然の脅威によるものでした。
こうなると簡単に柵を超えて田んぼや畑まで
下りてきて農作物を荒らすことが出来てしまうので、
放置していてはいけません。
至急、担当の方に連絡して対処していただきました。
昔はこの辺りには居ないとされていた
山ヒルも現れるようになり、
山に入ることに神経も遣うようになりました。
難しい選択
「Courtyard house in Tamba」の現場は
間もなく足場が外れます。
足場が外れると建物の全景が現れ、
いよいよあとちょっと、
と言った感じを受けます。
いつも難しい選択の一つになるのが
外壁の色選びです。
勿論、私が独断で選ぶわけではなく、
住まい手さん自らの思いだけで
決まっている訳ではありません。
先ず、建物に採用する色は、
どんな色であっても
似合うと言うことはありません。
一歩、間違えれば変なのって
言われかねない色だってあります。
以前、某漫画家が自邸を赤と白の
ボーダーにしていて
物議を醸したこともありますが、
まあ通常の感覚では選択しない
色使いかと思います。
建物に向く色と、そうで無い色を
具体的に挙げろと言われると難しいのですが、
傾向としてはアースカラーが向きやすい
と申し上げると良いのかもしれませんが、
アースカラーであれば間違いない
と言う訳でもありません。
それほど難しいんです。
結局、この中から選んでいただければ、
ほぼ外すことは無いと思う幾つかの
選択肢をこちらで用意させていただいて、
その中から住まい手さんに選択していただく
パターンが一番多くなります。
今回はメーカーのサンプルにあった
デフォルト設定の中から
選択していただいた色で、
いわゆるアースカラーの部類になりますが、
天候によって見え方も違ってくるように思います。
この系統の色は、これまでも
何件か採用させていただいたことはありますが、
一番難しい部類の色と言えます。
一歩間違えると幼稚園バス?
と言われてもおかしくないですが、
比較的落ち着いた色に思えるため、
今回はそれは無いと思います。
再度、足場が外れた後、
快晴の下でもう一度確認してみたいと思います。