お仏壇と神棚
田舎の家には、お仏壇のある家も多く、
殆どは半畳程度のスペースに
収まっているのですが、
時には宗派により立派な様式があり、
半畳では収まっていないケースも
拝見したことがあります。
新しく建てるお住まいに
お仏壇置場を要求されるケースでは、
その大きさに注意を払いますが、
昨今ではリビング仏壇も登場しているため、
それでOKなら特に大きな
問題となることはありません。
又位牌だけを受け継ぐ場合も、
そんなに大きな問題はないのですが、
お仏壇本体を受け入れる場合が
一番注意が必要で、
扉の開閉空間や地袋の要否など
細かな所に気を遣うことになります。
お仏壇、神棚、床の間と言った並びの
家を多く見るのですが、
神様と仏様が並列に扱われている
日本の住まいをみると、
昔のお寺と神社の関係を見ているようで
興味深いなあと思います。
木製バット
先日、下剋上球児と言う
テレビドラマが最終回でした。
ご覧になっていた方々も
多くいらっしゃるかもしれませんね。
弱小高校の野球部が甲子園出場までの
道のりを描いた実話を基に
味付けしたフィクションでしたが、
よくあるそんなスイングで
飛ぶわけないやろうと言う
アイドルばかりを集めた
ヘナヘナスポーツもので
無かったことは良かったと思います。
一部ピッチャーの球筋は
CGが使われていたようですが、
そこは置いておき
さて、伝えたいのは
そんなドラマの内容ではなく、
今日のタイトルです。
私も一応高校では野球を
させていただいていましたが、
高校で使うのは主に金属バットです。
たまに練習で竹製のバットを
使ったこともありましたが、
ボールの当たり所がバットの芯を外れると
手がしびれることと言ったらありません。
その後では大学時代や社会人に
なってからも草野球を
楽しむことがありました。
その時に使っていたのが何故か
木製バットだったのです。
何故かは分かりませんが、
ボールが芯にヒットした時の
木の感触が何ともたまらず好きで、
金属バットを使う気に
ならなかったんだと思います。
確か、少年野球の時にも木製バットで
練習していたような気がします。
私はゴルフはしませんが、
その昔遊びで打ち放しに行った時に、
たまたま持っていたのが
パーシモンヘッドのクラブでした。
芯に当たることは稀でしたが、
その稀に当たる芯を食う感覚、
やっぱり木の感触ってゴルフでも
気持ち良いもんだと感じたものです。
しなって弾く、そんな感触が
木にはあるんだと思います。
もしかしたら、その段階で直観的に
木の良さを感じていたことが
今に繋がっているのかな?
と思うと目で見るよりも先に
身体で体験していたことになります。
樹種の違いはあれど、木独特の感触は同じです。
庭木にアオダモ等が使われていたりすると、
あっバットの木や!って思ったりもします。
もっともバットに使うアオダモは国内では
不足していると言う話も聞きますが、
海外では、ホワイトアッシュが
バットに使われるようですね。
あのカーンと言う乾いた打球音が
心地良く聞こえるのは私だけでしょうか?
師走
師走に入り既に3週目、暫く更新も滞っていましたが、
数件のプロジェクトやら諸々の所用で
間が空いてしまいました。
今年、どれだけの目標が達成できたのかと
振り返ると反省の方が多い1年でした。
と未だ年末までは、もう少しありますので、
仕事も含め少しでも前進させていきたいと思います。
さて現在、SNSの着信表示がされない状態
となっていて、アプリを立ち上げて
初めて着信に気付くことが多く、
様々な方法を試みましたが改善されず、
一旦原因となっていると思われるアプリを
削除するくらいしか方法が無くなっています。
そのアプリだけで済めばいいのですが、
他のアプリも改善しなければ、
症状が起きている全てのアプリを一旦削除、
なんて面倒なことを強いられそうで、
削除する前にするべきこと等を調べている最中です。
何もせずに再インストールし、
ID、パスワード入力だけで復活出来るなら
良いのですが、そうでないアプリもあるようで、
慎重にならざるを得ません。
便利なようで、一旦調子が悪くなると面倒な世界です。
何間?
耐震診断やリノベの事前調査などで、
お伺いさせていただき数々の建物を
拝見していますが、
殆どは本間(ほんけん)(985㎜の倍数)や
関東間(910㎜の倍数)で説明がつくのですが、
時々、これはどういう基準(間)で
建てられているのか?と思う事があります。
日本の住まいは、ある程度モジュール(碁盤の目)
の上に沿って柱が建てられているのですが、
時々その約束事が成り立たないことがあります。
そういう時は物凄く、採寸に戸惑います。
解決策として幾つかの部屋を測ってみて、
経験値によって3つのパターン
(上記の本間や関東間と+α)の
どれかのモジュールに当てはまるのでは無いか?
と思い計測しています。
勿論、昔の家はJAS製材とかは無用で
機械製材でもないため
柱のサイズも1本ずつまちまちですので、
柱の端と端を測ると意味不明な
寸法になることもありますが、
それでも上記の3つのモジュールの
どれかに近ければ、謎は解明されます。
但し、そうもいかない時は柱のサイズを測り、
その芯々間の寸法を割り出してみます。
それでも経験に無い数値が出て来た時は、
測った寸法で行くしかありません。
現場で「あれ?」「あれ?」としきりに
呟いていれば、きっとその状況なんだと
思っていただいて構いません。
こういったケースで考えられることは
敷地のサイズにゆとりが無く、
一番端の間だけ崩して計画されていたり、
その時、職人さんが持っていた材料の長さに合わせて
間を崩していたり、と言ったことが想像されます。
その建物が建てられた当時のことを
後の時代の人が、こうやって解明していく
面白さって、きっと我々にしか味わえない
特権なのかもしれませんね。
新しい住まいづくりが始まります
とはタイトル付けしたものの、
実は既に最初の段階からは
1年が経過しようとしています。
「坂道に建つ家」
車2台をインナーガレージに
収めることが条件ですが、
前面道路が坂道で、
敷地規模から大きく後退して
建物を建てることが出来ない。
となると難しいのが車庫の位置取りです。
坂道の勾配も一様でなく場所ごとに
勾配が変化しているため、
車の出し入れの際に底を擦らないか、
難しい計画でした。
普段、地方のゆとりある敷地での
仕事が多いので、今回のような
敷地、建蔽率目一杯、壁面線後退あり、
北側斜線ありのケースは腕が鳴ります。
オープンカー
終末、近場の紅葉はどんな感じなのかと
車を走らせていると、
対向車線から来るわ来るわのオープンカー
それら全ての車のボディーには
ナンバーステッカーのような物が
貼られていて数字も車種も様々。
共通するのはオープンカーと言う点だけ。
旧車あり、新しい車有り、ですが
いずれも維持するのに結構な費用が
掛かりそうな物ばかりでした。
乗っている人達の服装は防寒対策バッチリ
首元にはマフラーが、そりゃあこんな
季節にオープンにしてりゃあ寒いだろうに、
と思いながら、数台連なっては途切れ、
数台連なっては途切れで
一体、どれだけのオープンカーが、
どこへ行こうとしていたのかは分かりませんが、
めいめいに紅葉スポットに車を止めては
写真を撮ったりと行動は比較的自由な感じでした。
多分、何時にどこへ集合って
感じなんでしょうね。
途中でUターンして戻ってくる頃には
私の後方にもそんな車が付き、
ゆっくりと走っていたら、
あっと言う間に抜き去って行きました。
オープンカーの同好会かサークルの
ようなものがあるのでしょうね。
趣味で多人数で集まるって楽しそうですね。
人をアクティブにさせると言うべきか、
そんな週末の出来事でした。
考えるのが仕事
設計事務所は考えるのが仕事であり、
直接工事をするわけではありません。
そのため設計事務所単独で何かが
創り出せる訳ではありません。
又、工務店さんは基本、つくることが
仕事であります。
しかし、時々そのどちらも上手に
出来る工務店さんが居るのも事実です。
但し、その割合はごく限られた数であり
特に地方には、ほぼ皆無と言って
等しいほどしかありません。
只、考えることって凄く大事な作業で、
考えることで効率化が図れたり、
皆さんの感性が豊かになったり、
人生だって豊かに出来たりします。
もしかしたらの持論ですが
木の家に住む家のお子さん達は、
かなり感性が刺激されているのではないか?
とも思うんですよね。
20年以上も事務所をやっていると、
その家のお子さん達もそれなりの年齢に
なっているのですが、久しぶりに
お会いした際等に近況を御伺いすると、
皆さん凄く立派になって、
有名大学に進学されていたり、
お医者さんになっていたり、
ほんとビックリしてしまいます。
別に頭が良いことだけが素晴らしいとは
思っていませんが、何か一つの分野に
秀でる才能を持つことが素晴らしいと
思うんですよね。
それはアートでも、音楽でも、スポーツでも
何でも良いと思いますが、
何よりも若い内に才能が開花するって
素晴らしいなあと思うと同時に
何歳であっても遅く無いと思う気持ちもあります。
補助金制度
今年は、例年以上に耐震診断の
御依頼をいただくのですが、
さて診断で終わりと言う方が
多いのも事実です。
兵庫県では、昭和56年5月31日以前に
着工された住宅について、
地域によりますが無料或いは安価で
簡易耐震診断を受けられる制度があります。
しかし、補強のための計画を
立てて欲しいというご依頼も増えていて、
実はこの業務にも条件は付きますが
県の補助金が使えます。
(耐震補強計画策定業務と言います)
更に耐震補強工事についても補助金が使えて、
これらを上手く使いこなせば、
結構お手軽に耐震補強が出来るのでは無いか?
と思います。
特に、その住宅に長く住むことになるであろう
世代の方には気になる東南海地震に
備えておかれるのも賢明でしょう。
又、今年は国交省、経産省、環境省の
三省が連携した、大型の補助制度もありました。
今年は補助金の枠が殆ど消化されたようですが、
又来年も継続される制度があるとの話も聞いています。
家の暑い寒いを何とかしたいという方は
特に窓を第一に考える必要があります。
最もお手軽なのは内窓を付ける方法です。
今ある窓の枠をそのまま利用して、
そこに窓を付けるだけなので
工期も短く安価に出来るメリットがあります。
又来年の情報に目を光らせておき、
出来るだけ早めにアクションを
起こしていただくことがポイントです。
建築は工業では無い?
「建築は工業では無い」と発言したのは、
確か大学時代の先生です。
誰だったかまでは覚えてはいませんが、
当時の私が通っていた大学では
建築は「建築学科」と言う名で
機械は「機械工学科」
電気は「電気工学科」だったように思います。
他の学科も同じく「〇〇工学科」で、
その先生曰く、建築だけ「工」の字が
ついてないのが「建築は工業では無い」の
根拠だとのことでした。
但し、正式に書くと
大阪工業大学工学部建築学科となるため、
全ての学科の前には「工学部」と
ついているというオチがあります。
こんなことを先日、ふと思い出したので
書いてみた訳ですが、果たして工業って何だ?
と思った訳です。
工場でオートメーション化された産業なのかな?
と言ったボヤっとしたイメージは湧きます。
であるなら現場で造られる建築は工業では
無いとも言えます。
しかし工場でプレファブリケーション化して
現場では組み立てるだけなら「工業」とも言えます。
おそらく先生の中では後者の
プレファブリケーション化された建築は
頭にありながらも意識的に
頭に置いてなかったのかもしれませんね。