千年家
兵庫県には通称、千年家と呼ばれる古い住まいが2個所に残されています。 一つは神戸市北区の箱木家、そしてもう一つは姫路市安富町の古井家です。
千年前から建っていたと言うことではないそうで、どちらも室町時代の建築と言う事で、古くから建っている家の総称で「千年家(せんねんや)」と呼ばれているとの事です。
そして今月は、そのどちらにも足を運ぶ事が出来ました。
こちらは神戸市北区にある箱木家。ご覧のように軒先が低く大人の顔が隠れるほどで、中は当然薄暗く、土間にはカマドがあったようです。そして馬を飼っていた厩(うまや)と呼ばれるスペースがありました。構造は折置組と呼ばれる今の在来工法とは少し違った組み方をされていて屋根は束によって棟木を支える構造となっていました。こちらの建物の隣の現代民家には箱木さんの御子孫が現在も住まわれているそうです。
そして、こちらは姫路市安富町にある古井家。残念ながら内部の見学は週末のみと言う事で見る事は出来ませんでしたが、およそ10年ほど前にこちらを訪れた時の記憶では、箱木家と同じように土間と厩があり、なぐり加工された床板も一部に存在していたように思います。そして案内板には当初の屋根組みは扠首(さす)構造と呼ばれる、頂部で緊結した2本の材を、逆V字型にして横架材をささえる形にしたものだったそうです。
一見同じにように見える2つの建物も歴史を紐解けば、少しだけ建てられた年代に違いが見て取れると言う事で、私達の学ぶべき所は未だ沢山あります。
消費税率現行のままで住宅を手に入れたい方へ
今後の情勢によって住宅への消費税課税率が変わる可能性も残されていますが、ひとまずこのまま進んだ場合のスケジュールを作成してみました。 詳しくは、次のリンク先をご覧下さい。
意外に高性能
「桜・天空の家」先日のエネルギー性能の裏付け作業の結果、理論上は意外に高性能な事になっています。 おそらく、建物の2階に居を置く事も大きいのだと思いますし、ALCと言う多孔質な材料に断熱をプラスする事も作用しています。ALCは断熱性能が高いと言う方もいらっしゃいますが、比較する対象が性能の低い物とされているだけでALC版単体で断熱なしの建物になると、現在の省エネ基準をクリアする事なんてとても叶わないと思います。
そして、住宅用サッシと違いバリエーションの数が少ないビル用サッシ、出来るだけ既成サイズで抑えられる部分は抑えながら、どうしてもここはと言う所にオーダー寸法品を入れます。
それでもデティールがまずければ、ぱっとしないので、そこは、よ~く考えないといけません。
昨日、聞いてきた話もよく復唱し、我が事務所には設計以外の部分でも未だ沢山手を入れないといけない部分がある事に気付きます。
色々リニューアルしたい事もありますが、一つずつ着実にやらなければ先は見えてきません。
少しずつ前進です。
城を攻め落として参りました?
先週、「桜・天空の家」のご契約後、その足で帰り道にある竹田城跡を攻め落として参りました。 んっ、既に城はない?
失礼しました、城跡に登って参りました、が正しい表現ですね。
ここを知ったのは今ほど話題になってもいなかった、7~8年ほども前の事だったと思います。ふらっと寄ったこの辺りの道にあった看板をみて車で登ってみると、現在の駐車場まで辿り着けましたが、多分夏真っ盛りの頃だったので暑さで断念したのだと思います。
以降、車で30~40分のここへは、いつでも行けるやん、と言った感じで遠ざかっていました。
が、そうなると何かきっかけが必要で、今回近くの仕事の御契約記念にかこつけての城跡探索となりました。
当時は、現在の下山ルートから登った記憶がありますが、先週は完全に一方通行で狭い山道で車がすれ違う事はありませんでした。
その行き道、次のようなアーチが連続する高速道路の橋脚に出会いました。さしずめ、お出迎えと言った所です。
時間は既に夕方4時を廻り、間もなく日没と言うことで、かなり早足でのハイキングとなりました。
登り道の途中からようやく、城跡の石積みが見え始めましたが、先は未だ遠く息を弾ませながら先を急ぎました。
そして、この石碑から城跡の石段が始まります。ここから先の石段は1歩1歩がかなり大変ですので、それなりの装備で登られる事をお勧めします。
城跡の石積み越しに麓の街並みを眺めてみました。
天守閣があった場所から正門や二の丸、などがあった方向の見下ろしですが、この画ってポスターや写真でよく紹介されているんじゃあないでしょうか。
当日は平日の夕方にも関わらず、多くの若い人々や年配のご夫婦も訪れていました。
建築的には、城と言う要塞ですので、直線の動線が少なく、開けたように見えますが、割と動きが制限されます。
また階段は降りる時に、つま先下がりとならないような石の積み方をされているなど、当時の技術を実感できました。
駐車場から早足で10分ほどで到着、景色の堪能も程ほどに、何とか日没前に駐車場まで戻ってきました。
地元では有料化も検討されているようですが、これだけの観光客がありながら、地元には一向にお金が落ちないのだそうです。
と言うのも、その受け皿となる施設が無いためで、ようやく最近になり、その取り組みが始まっているようです。
地域活性化のためにも、是非成功される事を願いつつ、今度はもう少しゆっくりと滞在できる時間に来てみたいと思うのでした。
住宅の消費増税を考える
消費増税と社会保障の一体改革と銘打った法案が通過し暫く経ちました。 さて増税は決まったものの、その先の経済対策などは国会機能がストップしている今では何も打ち出されないまま期限ばかりが迫っています。
5%から8%への消費増税は2014年4月から(再来年)となっていますが、こと住宅に関しては、2013年9月末までに工事請負契約を済ませ、2014年3月末までに完成している(登記が済んでいる)事が原則で現税率の適用を受けられる事となっています。
即ち、税率UPが前倒しとなっています。
ご存知の方は既に、動き出されている事でしょう。
前回の増税時にも同じように少し前倒しされていたのですが、但し経過措置が設けられていました。
今回は、そのような話は今の所、何も出てきていないようです。
そもそも、住宅の建築には不動産取得税や固定資産税が掛かる上に、更に消費税まで掛かるなんて、おかしいではないか?と論じる方が、住宅の消費税課税に反対しようと行動されていると言う話も耳にします。
現に同じ理由と言う事だそうですが、土地購入時には消費税が掛かりません。
では、駆け込んで住宅の建築を考えるべきなのか?と言う議論がネットや新聞紙面でしきりに交わされています。
分譲マンションや建売住宅などに於いて、前回の税率UP時には売れ残る事を憂慮した業者が値下げに転じた事で結果、税率UP前よりも支払う値段が低くなり、買い手にとっては増税が有利に働いたと言った事実もあったそうです。
今後、ローン減税などの施策も国会議論の対象となるそうですが、今の内だと焦って無理なローンを組んで、その後、ローンを支払う余裕がなくなれば元も子もなくなります。
景気が上向かなければ、金融機関もローン金利の設定を下げると言う傾向にあります。
今でも金利はかなり低いのですが、そのような低金利商品を上手に利用する事で最終的な支払い額で増税となった分を賄える可能性もあると論じる経済の専門家もいらっしゃいます。
では私なりの結論ですが、もう既に土地探しなど具体的なアクションを起こされている方は少し急いで増税前に滑り込む、数年後の建築をお考えだった方はじっくりと頭金を準備し様子を見計らってから動く、どうしようか?迷われている方は、まず住宅だけではなく生活全般に関するお金の流れを整理するために、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談される所から始められるといいのではないでしょうか。(但し、住宅見学会等に同行しているファイナンシャルプランナーさんは建てられるプランニングしかしてくれない場合が多いので第三者がベストのようです)
ああ言う方も居れば、こう言う方も居ると言うのが現段階、誰もが手探りの状態ですので、常に注意して情報を収集しておく必要があるように思います。
但し、私共が取り組んでいるエネルギー性能の高い国産木材の住まいには、今後、エネルギー性能と国産木材と言う面で補助金を受けられる可能性もかなり高く期待できます。(たとえ政権が変わろうとも国の施策は大きくこの方向に向いています。)
いずれにしましても、機能がストップしてしまっている今の政治政権が少しでも早く新たに動き出して貰わなければ誰も手が打てません。
又、震災復興の為にと支払った我々国民の税金が全く違った方向に、こじつけて使われていた、このような事実がある以上官僚にも監視の目を向けて動いていただける方の存在が必要と感じます。
最後は政治批判のようになってしまいましたが、皆が不安に感じている事ですので、国民の事を本当に考えているのなら、少しでも早く、政治の正常化が急務ですよ、本当に!
住まいづくりは打合せの段階から始まっています
先日は、お客様と一緒に住設機器類のショールームに同行させて頂きました。 実際の商品をご覧いただいて、大きさや形、色などを具現化して頂くと共に、ご予算を絡めたグレードの選択などをしていただきました。
私は、ご予算に応じた商品の選択や空間とのバランスを含めた、アドバイスをさせて頂くのが主な業務です。
しかし、先日はそれ以上に大きな収穫がありました。
お子様とのふれあいの時間をいつもの打合せよりも長く持てた事で、より心の距離を近付けてもらえたのではないかと言うことです。
我々と住まいづくりをして頂く皆様は通常よりも、打合せの時間や回数に時間を擁します。それほど内容の濃い住まいとなりますいので、間違いなくその過程は物心のついておられるお子様の心象には残っていく事と思います。
なんか、どっかのおっちゃんと話をしていたなあ、ではなくて「芦田さん」と話をしていたなあと、お子さんが成長された時にそのようにインプットしていただけたなら、家に対するスタンスも又、見方を変えていただけるのではないか?
近年は、「親が建てた家だから、俺には関係ないわ」と言って折角建てた家が1代で空いてしまう事も珍しくありません。
少なくとも我々の住まいは、きちんとメンテナスを続けていただければ1代で駄目になるようなものではないはずですので、お子様に住み継いで頂く事が大事ですし、それには小さい頃からの意識付けが大切と、そのように思うのです。
今回のコミュニケーションがその礎の一端となる事を願って
又、次の打合せが楽しみになりました。
さあ、今週も頑張りましょう!
連続性の法則
何か一つのきっかけで、同じ事が連続して起こる。 世間一般で起こることは、当然私にも起こる訳で、たとえば事務所へ御面談の方が連続したかと思えば、資料請求なども連続して寄せていただく事が、多々あります。
そして、今週は同じような問合せがありました。
内容は代願業務についてでした。
私達の世界で言う代願業務とは、建築行為をする前には、建築確認申請と言う書類の提出によって、建築基準法に合致している事を公に認めてもらう必要があります。(地域によっては建築確認申請が必要でない場合もあります)
その為の書類を作成し、審査業務をしている機関に持って行き手続きや、やり取りを含めて交付して頂く、いわゆる書類上の手続きなのですが
結論から申し上げますと、そのお仕事は、2件ともお断りをさせて頂きました。
代願業務が悪いと言うのではありません。
元々独立に到った経緯は、お客様の顔を見て仕事がしたいとの思いから始めた仕事ですので、それが叶わない仕事には例え、代願であっても責任が持てないと言うのが大きな理由です。
代願であっても、書類には名前が残ります。名前が公に出る以上、責任が全く問われない訳がないとのリスク回避の意味もあります。
従がって、付き合いのある無しに関わらず、以降もそう言った業務や、図面だけ描いてくれたらええねん、と言った現場への関わりを持てない類の仕事は大変申し訳御座いませんがお許しいただければ幸いでございます。
決して、お高くとまっている訳ではなくて、お客様との関係を大事にしてやっていきたいと言う、強い願いです。
そこをご理解の上でお付き合いをして頂ける方との関係を強めて参りたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。
プレゼン完了
本日はプレゼンの日でした。 かなり早くに出来ていたのですが、お互いのスケジュールの調整がつかずに延びてしまっていたのですが概ね、お喜び頂けたのかなあと思います。
既存建物のリノベーションと言う事で、住まいの東側には神社の参道に沿って沢山の桜の木が植えられています。
春になると、その一瞬の綺麗さが感動を呼ぶのだそうで、その頃に完成して新しい住まいから花見をしましょう!
と言う私の口をついて出た言葉に、ご夫婦で賛同して頂けたはずですが・・・。
実は、こちらの建物、北側の景色も捨てたものではありません。
和モダンな高級ホテルみたいになればいいなあ、と言う事ですが
いやいや、それ以上を目指しましょう!
水が変わると
週末、たつの市でのイベントに参加して参りました。 台風の影響か、時折吹く強い風と雨に、ご来場の方は、まばらでしたが、それでも私が設計させて頂いた家を当方のサイトで予習して来て頂いていたようで、お住まいになっておられる所の直ぐ近くと言う事で、思わず話が盛り上がりました。
こんなに遠くの地でも、共通のお話で盛り上がれるとは意外でした。
もっと、芦田の建築を県下各地や近隣県で見て頂けるように頑張ります!
所で、今回の宿泊で分ったのは、やはり地元の水は美味しい!と言う事です。
部屋の冷蔵庫には水も置いていなったし、遅くから買出しに行くのも億劫で、部屋の水道水を沸かして飲んだのですが、味が・・・
地元では、水道水でお茶を沸かして飲んでいますので、それが普通の味となっている私の口ですが、一歩外へ出ると、このような所で違いが分ります。
丹波特に青垣は太平洋側に注ぐ水源としては比較的、上流に位置しますので、割と美味しいんです。(でも最近は、濁ったり、カルキ臭い時があったりします)
普段は何気無しに飲んでいる水に改めて感謝です。
見積week
先週、進行中2件分の見積がUP、そして自ら更に別案件の概算見積と、数字とにらめっこの週でもありました。 週末には、その内1件、おおよその方向性が固まりましたので、申請と工事請負契約へ向けての準備です。
その他は、今週の打合せと、木工事の数字待ち。
いずれも予算とのせめぎ合いです。
何でもいいと言う方が設計事務所の門をたたかれる事は、まずありません。
やはり皆さん、自分達のライフスタイルと言うものに強い道筋を付けられて望まれますので、予算調整の段階はしんどいですが、ここを乗り切れば、後は楽しみの方が大きいので、是非踏ん張って頂きたいステージです。
次のステップへのフォローに私共も頭をひねります。
準備完了!
当方のサイト、更新がブログ状になっているコンテンツが多く、殆どの方にはその違いがわかり難いかと思います。 「ただいま進行中」などのカテゴリー名がトップの部分に表示されるので、そこが見分け方の基準となるのですが・・・。
と言う事で現場事以外の「ブログ」カテゴリーとしては、かなり久々の更新です。
次のプレゼンへ向けて、準備を進めて参りましたが、ようやく完了!
私だけかもしれませんが、プレゼンへ向けての準備期間って、全ての期間中で最も楽しくて、肉体的には最もハードな期間なのです。
何故なのかなあ?と思いますが、実はこの期間が最もスケジュールがタイトで様々な仕事を要求されるからなんだろうなあと言う結論に達しそうです。
通常2~3週間でプランの検討をし、模型を作成し、内観パースを起こし、資金計画書を作成します。
プランが決まらなければ、残りの作業時間は数日で、と言う事もザラです。
生みの苦しみとでも言えば格好が良いのですが、体力との格闘とも言えそうな濃厚な時間を越えましたので、次のステップへ向けてプレゼンを頑張らなければ!









