街ブラ
宛てもなく、街をぶらっと歩いてみると
意外な発見があったりまします。
それは、訪れたこともない初めての土地であっても
久しぶりに訪れる土地であっても同じです。
初めての土地では細い脇道に、わざと
入ってみたりすると、ワクワクして
更にその先に何があるのかと
探求したくなるのですが
やり過ぎると、ただの怪しい人になるので
ほどほど、にしておかないといけませんね。
先日は、懐かしい街をぶらっと
歩いてみたのですが、未だこの本屋さんあったのかぁ
とか、あれあの店どこだったかな?と思ったら
1本違う筋にあったりと記憶の曖昧さとともに
ピンボケを修正するレンズのようにやがて
記憶が明確に蘇るのです。
そんな街ブラですが
つい目で追っているのは、建築なんですよね。
新しい建物があれば、じーっと目で追ってしまいますが
もう、これは完全に職業病ですね!
9月の訪問
連休の中日の先日
引き渡しから3カ月半経った
「駅前の家」の住まい手さんを訪ねました。
目的は、完成写真をお届けすることです。
到着すると、又一段と大きく元気になった
お子さんも一緒にお迎えしてくれました。
家具も入り、すっかり生活が馴染まれた感じが
ありましたが、それと共に
あちらこちらに傷や汚れも付くわけです。
それが生活の証でもある訳ですから
偏に傷や汚れと言っても
種類によっては簡単に補修できる場合もあります。
例えば無垢材の床の場合、物を落としたりして
へっこんだ傷などの補修は簡単です。
教えてあげると、ずっとそればっかりやってました
と仰る住まい手さんも、いらしゃって結構
楽しいんですよね。
写真のカウンターの上は
お子さんのお気に入りの場所になっている
らしくて、何度となくこの上をあっちこっち
歩いておられました(笑
因みにカウンターはダイニングテーブルの
高さとほぼ同じです。
改正
先日、改正建築物省エネ法オンライン講座テキスト
なるものが送られてきました。
実質、骨抜きになった省エネ法ですが
何故今、省エネが、こうまで叫ばれているのか
と言えば地球温暖化防止が理由です。
以前、京都議定書と言った世界の主要国が
集まった環境に関する会議があったのを
覚えられていますでしょうか?
その会議は以降もずっと続いており
その度に各国で議論が交わされたり
大国が退いたりと動いています。
日本においても住宅分野や建築分野からの
CO2排出量を減らそうとの試みが動いています。
環境省や国土交通省などが主な窓口となっている訳ですが
私はどちらの省庁の動きにも関連しています。
環境省は「うちエコ診断」と言うものを実施し
家庭からのCO2排出のための相談とアドバイスをする
動き
国土交通省は、本業である建築分野において
来年4月から施行予定の改正建築物省エネ法における
影響を受けることになります。
先ほど、実質骨抜きになったと書きましたが
実は住宅においては省エネ基準をクリアすることが
絶対条件として法整備される予定でしたが
主エネ計算を出来る人が、実質およそ半分程度しかいないため
業務が煩雑化し混乱するとの理由らしく
住まい手への説明義務をするだけで良いことになったのです。
説明義務とは省エネ基準をクリア出来ているか否か
いない場合は、住まい手の判断で基準をクリアできる
所までレベルを上げるかどうかを判断してもらう
と言った内容です。
何とも、低いレベルに基準を揃えたのは
残念この上ないのですが、日本らしいと言うか
法律制定の過程で大きな力が働いたのでしょう。
低レベルに甘んじず、我が道を行く人たちも
多く居ます。
裏付けとしての数字は必要ですが
数字が最前線で勝負する住宅はちょっと違うかな?
と思います。
「デザイン」を勘違いしない
もう何年も前の話ですので
公開しても大丈夫かと思いますが
とあるパワービルダーさん
(年間100棟以上建築するような)から
連絡があり、ウチの建物に
デザインをつけて頂けませんか?
と言うものでした。
メールだけでは良く理解できませんでしたので
実際にお会いして話を聞いてみると
「ウチはデザインが良くないと言われることが多いんです」
とのこと
平面(間取り)を変えずに外観を見栄えの良い様に
して欲しいと言う話だったのです。
所がその平面を拝見した所
理由が分かりました。
必要以上に平面上の凹凸が多いんです。
その時点で良くなる訳などありようが無いんです。
そう、この会社は「デザイン」を勘違いされているんです。
この会社がやりたいのは「デコレーション」です。
デザインとは見た目を良くすることだけでは無いですし
建築とは平面も立面も全てが関連してきますので
先ずは、上手なプラン(間取り)を勉強して
平面も立面も外観も、全て同時進行で考えないと
いつまで経っても同じですよ、
とだけお伝えしておきました。
その後、この会社がどうなっているかは
チェックしていないので知りませんが
少なくとも
デザイン=デコレーション
で無いことだけは確かです。
リポスト
ウェブマガジン Houzz Japan インスタグラムにて
当方設計の「たつのの古民家リノベーション」を
リポストして頂きました。
このリポストと言う方法を
もう一つ、きちんと説明出来ないのですが
フォロワーの多いサイトに掲載して頂くことは
意味のあることと思います。
ついでに、「たつのの古民家リノベーション」について
少し説明させて頂きます。
建物自体は、恐らく築100年以上経過している
ものでしたが、以前の住まい手によって
およそ30年前後位前に大きくリノベーション
され古民家の良さが既に消されていました。
であるなら、今の生活に馴染むように
アレンジしながら古民家の良さを引き出そうと
したのが、頭上に舞う黒い梁です。
それ以外の部分の古民家らしさは
既に消えていましたので目線の範囲は
ほぼ新築と同じです。
断熱補強、耐震補強を付加して現在の
生活に備えています。
古い情報に振り回される
次の仕事で導入したい設備
海外メーカーのため、
日本のショールームはどこにあるの?
と公式らしいウェブサイトから県内に
2店舗あることを確認しました。
県内に2店舗と言うことは
勿論、丹波のような田舎には無い訳です。
1つは西宮ガーデンズにテナントとして
もう1つは神戸北アウトレットモールの中に
これまたテナントとして入っているとの事でした。
念のため、ガーデンズのウェブサイトから
確認してみると、「あれ? 無い」
別の情報で確認すると、今年春先に退店した
とのこと。
では、残るはアウトレットモールしかない訳です
ここで判断を誤ったのは、
念のためにアウトレットモール自体のウェブサイトも
確認しなかったことです。
もう間違いなく、そこに行けばある
との思い込みをしてしまったのです。
いずれにしても週末は大変混雑する場所のため
平日の今日、訪問したのですが
行ってインフォーメーションボードを
確認するも店名が無いのです。
あれ?
インフォメーションセンターに伺うと
「もう退店してますよ」とのこと
しかも今年の2月に
そう、アウトレットもガーデンズも
どちらも同じ時期に退店していたのです。
だったら、公式らしいウェブサイトにいつまでも
古い情報を残しておくなよ、と言う思いが湧いたと
ともに、自分の不注意を憐れむのでした。
古い情報に振り回され、時間とお金を無駄にした
とは正にこのことです。
そうなんです、ウェブサイトの情報って
その情報がいつ発信されたものか?
最新のものでない場合があります。
建築の情報について調べる場合も
同じように、その情報がいつのものなのか
しっかり確認しておく必要があるとともに
情報の正確性がどの程度なのかは
誰も補償できるものでは無いため
最後は自身が責任を持つ必要がある場合もある
と言うことを忘れてはいけません。
アウトソーシング
出来ないことは出来る人に任せる
器用な人は、全部自分でこなしてしまいますが
そんなに器用でもない私には
苦手なことも結構あります。
例えば、毎日仕事で使うパソコンでは
設定ごとが大の苦手なんです。
人生で一番最初に購入したマイパソコン
その頃はDOSVからWINDOWSに
切り替わった頃でした。
初期設定のややこしいこと
訳が分からず購入したパソコンを危うく
パーにするところでした。
そのトラウマから、今も初期設定などは
大の苦手なんです
幸い、今のパソコンはそんなに難しいものでは
なくなっていますが、新しいアプリや
ドライバーをインストールする時には
画面を眺めながら、ドキドキしています。
今日は、パソコンの中の賢いおじさん達を
パワーアップするためにアウトソーシングしたのですが
やはり、任せて良かったと思いました。
ネットで調べて自分でやってみようと
中を開けたまでは良かったのですが
自分の機種と、ネットで扱っている機種が
その通りでなかったりしたもんだから
もう、自分には無理と悟ったのです。
考えてみれば、建築も完全にアウトソーシングの
世界です。
クライアントが自分で出来ないからプロに依頼する
アウトソーシング以外の何物でもないですね。
時間があるなら自分でやるのも良いですが
恐らく、際限なく時間を用意しておかないと
無理だろうと思います。
第二次審査へ
コンテスト記事が続きます。
先日、ウッドデザイン賞2020 の
第一次審査通過の通知が届きました。
ウッドデザイン賞の詳細は
こちら からご覧ください。
こちらのコンテストには6月に
完成したばかりの「丁寧に暮らす家」で
応募させて頂きました。
過去の受賞作などを見ても大きな施設などが
大賞などを受賞されているようですが
住宅であっても入賞されている例もあります。
コンテストに応募するのは造り手にとっての
運試し的な要素が強いのですが、
受賞できれば出来たで
モチベーションアップにもなります。
「丁寧に暮らす家」は家一軒丸ごとの
工事ではありません。
面積で言うと住まい全体の1/3程度
でしょうか?
1日の中で1番長く時間を過ごすスペースを
生活の中心(コア)であると考え
コアリノベーションと名付けました。
コアリノベーションの説明は、
又、改めて記します。
寒いのが苦手だけど家1軒丸ごと
工事するには費用も掛かるし大層だ
と仰る方には、このような工事が向いています。
その部分だけを暖かく出来ます。
そして耐震的にも丈夫にしておけば、
いざと言う時にその部屋に逃げ込めばいい。
コロナで在宅ワークが増えたことで
一部屋をリフォームされる方もいらっしゃると
聞きますが、
小さなスペースをわざわざ設計事務所に依頼するのも
気が引けると言う方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも私どもでは、遊び心を持ちながら
断熱や耐震と言った性能面もアップし
皆様の住まいを心地よいスペースに
仕立てることが出来ます。