リ・スタート
3月に入り、事情により一時中断していた「発展する家」の工事が再開されました。 まずはガレージ棟から、と言う事で先日は基礎配筋検査でした。
車2台分のスペースを少しゆとりをもたせて確保したために土間の中央にどうしても柱を建てないと構造が成立しません。
そこで独立柱の固定をするのに、ひと工夫して頂きました。
既製品柱脚金物のベースを広げるために鉄板を溶接してもらい、鉄骨柱脚のようになりました。
基礎の配筋全景です。
その後、場所を移動して、同ガレージで使われる構造材の選木作業。
仕上がり前の材料表面は少しザラつきが残り、細かい木屑も残っており目鼻に影響を及ぼしました。
それでも何とか作業が完了しました。
月末は、いよいよ上棟です。
工事請負契約
本日、工事請負契約に立ち合わせていただきました。 建築場所の変更、建物規模の見直しなどを経て何とかここまで来ました。
住まい手さんにとっても、勿論私にとっても、これからが本番になります。
まずは月開けの地盤改良工事からですが、雪の影響を受けないうちに何とか屋根を塞ぐ所までこぎつけていただきたいものです。
今年は今の所、カメムシの発生も少ないので昨シーズンのような豪雪でない事を願っていますが、工事期間中数度は積雪の影響を受ける事を覚悟しながら、スタートです。
でも来春の暖かくなる頃には晴れて新しい家がお目見えする事でしょう!
延べ27坪、我が事務所始まって以来の小さな住まいですが、到る所に工夫を凝らし小さくても愛らしさと居心地の良さを追求した住まいとなります。
位置について
先週末、「発展する家」の減額内容と工事請負金額もまとまり、一応工事請負契約へ向けての準備が整いました。 金融機関の事前審査通過のお返事を頂ければ、晴れて工事請負契約へと進む事となりそうです。
その前に、不確定要素である地盤調査を先行させる事となりました。
地面の下の状態は、地盤調査でおおよその事は分ります。
住宅の地盤調査ではスウェーデン式サウンディングと呼ばれる方法が主流ですが、所がこの方法では直接地面の中の土質を採取する事はありませんので、100%地面の状態を把握する事は難しいと言われます。
では、何故この方法が主流なのかですが、技術者にもよりますが、精度がある程度の確率で見込めること、実績による信頼性、そして値段の安さから、主流となっているように思います。
重量の大きなビル建築の場合は、標準貫入試験いわゆるボーリングと呼ばれる試験方法が採用されるのですが、この方法であれば土質の採取も行われますので、地面の中の状態が目視で確認できます。
只、両者を比べると試験費用はかなり開きますので、より予算の小さな住宅ではスウェーデン式サウンディングになるのでしょう。
最も、お金を掛けて標準貫入試験できっちりとやるんだ、と仰る方がいらっしゃれば住宅であっても採用されてもいいように思います。
発展する家の場合も、スウェーデン式サウンディングですが、さて結果は如何に?
地盤補強の要否によっても総予算がかなり変わりますので、地面さんお手柔らかに頼みます!
続・見積week
先日、先週あがった2つの見積の内の残りもう1つの見積説明が行われました。 予算から少しだけオーバーでしたが、1割以内の範囲でしたので少しの調整で前進できそうです。
私が目安とするこの1割と言う線、設計内容の見つめ直しと、住まい手さんが求める要望事項の整理と言う2本柱で調整する事となるのですが、
耳にされた事があるかもしれませんが、いわゆる要望事項に「優先順位をつける」と言う作業がここで生きてくる訳です。
それをせずに感覚だけで、あれもこれもを要望しても一向に、この先には進みません。
予算にも限りがあるでしょうから、その範囲内で納めようとすれば、当然必要な作業となります。
幸い、こちらの住まい手さんは、非常に明白なビジョンをお持ちで、御決断も早いので順調に事が進められそうです。
そして、もう一つ概算見積の木工事分がようやく大工さんから挙がってきました。
こちらも、ほぼ読み通りです。が、本心では幾分下回っていて欲しかったのです。
こちらは、やや調整しながらの実施設計の進行となりそうです。
定番
設備設計中、照明器具の選定作業。 先日、とある方から知らせて頂いて気付いたのですが、今まで定番として使っていた照明器具が廃盤となっているとの事で、メーカーウェブサイトにて確認してみると、やはり廃盤。
そんなに特殊な物を使っている訳ではないので、少しショック。
他メーカーにて似たような物があり、性能面でも対して変わりはなさそう。
と同時に、機種によってLED照明器具も随分と手の届きやすい価格帯になっている
全てがLEDでは、味もそっけもないので考えものですが、いつかはそうなるのか?と思うと・・・
同時にエアコンの選定作業も、エアコンの性能を見分ける目安として
「○○年度 省エネ基準達成率106 %」 と言った表示には目が行くかもしれませんが、
それよりも、もっとじっくり見ていただきたいのは 「通年エネルギー消費効率(AFP)」と言う値です。
写真の一番下の欄にある 「5.3」がこのエアコンの性能です。
これ、数字が大きいほどエネルギー効率が高い事を指すのですが、
平たく説明しますと、「1」 のエネルギーを投入した場合、「5.3」のエネルギーに変換する能力を有する事を指します。
これエアコン本体のボディーサイズや定格能力によって、目指す値が設定されているのですが
当然、新しい機械ほど性能が高い傾向にあります。
因みに、この写真は当事務所のエアコンのラベルです。
トライしてみよう の続き
前回は、多面的に評価してみます、と申し上げましたので、如何にも、その評価が後付けのように思われた方がいらっしゃるかも知れません。 しかし、この評価は後付けではなくて、パッシブデザインと言う手法を意識して設計した建物を評価しますので、何も意識せずに設計した建物を評価するのとは、自ずと結果が違ってきます。
例えば、1年の内、半分ほどの月の光熱費が、4000円程度で済んだら、如何ですか?
この先の電力需給事情によりもしかしたら難しいチャレンジとなるかもしれませんが現段階では、暮らし方や考え方の工夫もプラスして、これが実現している、ご家庭もあります。(特別な設備機器の導入はしていません)
我々の求める結果はそこだけではありませんが、住まわれている方にとっては嬉しい結果だと思うのです。
そのためには、気象学やちょっとした物理の知識を擁するのですが、そんなに難しいものではありません。
だって、それは現象なのですから。
こうすれば、こうなると言った現象を予測する事がまず大事で、その裏付けの作業が前述の事前評価に値します。
そして、結果と事前評価を比べる事で、又改善点を見出す事が出来ます。
これ作業量が多いので、大変は大変なのですが、根気と集中力の事務ワークですので、以降の全ての新築案件に導入を予定しています。
リフォーム案件への評価は、ケースバイケースで対応させて頂きますが、設計段階で目指すべき方向には変わりありません。
「最高に小さい家」誕生への苦悩
ここ2週間ほど、小さい家のプランと格闘しています。 面積的に小さい事もありますが、田舎では仏壇を置くスペースが必要であったり、仏壇があると畳のスペースが必要であったりと、(リビング仏壇のようなコンパクトなものだと良いのですが事情により、しっかりとした大きな仏壇を置くスペースが必要なことも多々あります)制約がつく事も多く10坪大までそぎ落とす事は難しいのですが、目指すはアンダー27坪。
27坪程度あれば、未だ少しだけ寸法にゆとりは、ありますが20坪大前半になると、色々そぎ落とす部分やミリ単位の寸法のやり取りがプラン段階で発生します。
でも、どうせやるなら50~60坪が普通の田舎でも、これくらいの小さい家でも快適に暮らせる、「最高に小さい家」にしたいと思います。
そのための苦悩は、もう少し続きますが間違いなく「最高」と呼べる家を目指します。
無
前回の投稿以来少し、間が空いていましたが先週末の建築家展には非常に多くの方々のご来場があり、私も珍しく多くの方々と、お話をさせて頂きました。 数えてはいませんでしたが、およそ30組程度の方々と、お話させて頂いたのではないでしょうか。
その後、少しぐったりしておりましたが、自分の中での気付きもあり、改めて自分の考えを口に出して話す事の重要さを認識しました。
しゃべりは場数とも言えますが、内容が伴わない事には駄目ですね。
さて、その後ですが来月は建築相談会に始まり、住まいながらの見学会も行われます。そして来月の締めは設計セミナーで又喋らせて頂きます。
40分若しくはそれ以上の持ち時間は少々長丁場なので、相当準備をしておかないといけません。
しばし先週、お話した内容や、これまでの住まいづくりで考えた事などをまとめて参ります。
写真は、週末の散歩道より
舞鶴湾の静かな朝の風景です。
かすかに吊橋の白い橋脚が見えています。








