開けてみなけりゃ分からない
イエロー、グリーンと来たので
今回は「レッド」と行きたかったのですが
ある意味「レッド」な緊急出動で
「丁寧に暮らす家」の現場へ
緊急出動が掛かったのは
本日のタイトル通り、開けてみなけりゃ分からない
開けてみて初めて分かった、事態が発生したからです
これを見て何も感じない建築関係者は居ないはずです。
土台の殆どが、やられちゃってました、シロアリに。
と言っても、これ数年前のシロアリによる食害の跡です。
当時、羽アリを目撃された住まい手さんが、
業者に依頼して薬剤を注入した痕跡も残っていました。
しかし今回開けてみて、ここまで土台の断面が
殆ど残っていない状態であることが初めて分かったのです。
写真は、しっかり形が残っているように見えますが
実際は中身がスカスカです。
写真、一番左手には2階の荷重を支える柱が写っています。
柱は、心もとない土台の上に載っているので
土台を何とかしないといけないのですが
土台を替えようとすると、
かなり大層に工事範囲を広げないといけないことになります。
そこで今回は幸か不幸か、この土台に乗っているのは
柱1本だけだったのに目を付けて
柱の「根継ぎ」で行きましょうと言う事になりました。
「根継ぎ」とは昔からある日本建築の技法の一つで
柱の足元だけを一旦切り落として挿げ替えるやり方です。
雨で腐った柱などにも、この「根継ぎ」を施すこともあります。
もっとも、私は発案だけで、作業は大工さんにして頂くのですが
そういう解決策を知っていると言うことが、設計者にとって
大事だと思うのです。
ダメになっている土台は柱の両側の部分で切り落とし
新たに挿げ替える柱を、コンクリート基礎に直接載せて
構造を安定させる狙いです。
グリーン(防湿)
イエローに続き、今日はグリーンです。
「丁寧に暮らす家」の現場は解体開始から
1週間経って、一部解体部分もありますが
殆どは工事部分になります。
一部、既存部分も残るため床レベルを
調整しながら根太の施工が進められていました。
で、今日のタイトル「グリーン」ですが
床下から来る湿度を防止するために
貼ったシートの色がグリーンなんです。
で、そのシートの継ぎ目を補うテープが
黒なので、見方によってはスイカ?
と、そんな呑気な発想はしていられませんが
きっちりと仕事をして頂いているのが
伺えます。
最近の傾向としては、新築の場合
べた基礎と呼ぶ床下前面がコンクリートに
なっている基礎が多いのですが
この建物の当時の主流は
布基礎と呼ぶ逆T字型の基礎です。
布基礎は主に部屋の間取りに従うように
基礎が配置されていて、それに囲まれる
中身の部分は、地面になっています。
地面からの湿気を防ぐ目的で
敷いているこのシートにはグリーンの色が
ついています。
建築の現場では作業の効率化や安全性を促す目的で
建材には、このように色を付けることが多い
と言うのを、そう言えば思い出しました。
昨日のイエローも、そのような目的で
色付けされているのではないでしょうか?
立ちを見る
4月1日から解体の始まった「丁寧に暮らす家」
おおよその解体が済んだので、現場確認
躯体だけになった状態を見ると
少し時間を巻き戻したような感じもします。
新築に例えるなら外部の雨仕舞がついた段階に該当します。
しかし、新築との違いは、ここから出てきます。
例えば柱が真っすぐに建っていない事も考えられます。
専門用語では、これを「柱の立ち」と呼びます。
もし真っすぐでない場合は、どこかで補正を掛けることに
なるのですが、その具合が大きすぎる場合は
斜めなりに、工事を進めないといけない場合もあります。
リノベーションの場合は、もうすでに
あっちも、こっちも構造的に引っ付いていますので
あっちの柱を真っすぐにすれば、こっちの柱が傾く
と言った具合に、うまくいかないこともあります。
そのような場合に、斜めなりに仕事をしないといけない
と言う事もあるのです。
分からない人たち
増え続けるコロナの感染者数
ニュース映像では自己責任でやってるんで
と、レジャシートを広げてお花見をする
若い家族がありましたが、あなたが知らない内に
ウィルスを運んで他人に移してしまえば
事故責任では済まないことになるので
外出自粛要請が出ているのに
分からない人だなあと思いながら
見ていました。
今我慢しなければ、この煩わしさが
ずっと続くので早く収束するように
皆で協力しましょう。
さて、「駅前の家」の現場はどんどん進んでいます。
ゴールデンウィーク頃には
住まい手さんに塗装工事に参加して頂く予定です。
そこに向けて、2階ではボード貼り工事が
始まり、どんどん部屋が囲われています。
下写真は1階の様子です。
像の鼻のように垂れさがったシルバーのパイプの
位置にレンジフードファン(台所換気扇)が付きます。
ずっと記憶に残る
ついに買っちゃいました
税込み1万円以上もする本を
書物で、これだけの価格になるもの
暫く買った記憶がありません。
でも記憶のずっと片隅にあったんですよね
欲しい物リストにもありました
こちらの本が発売されたのは少し前
その時から欲しいなあとは思っていたのですが
その価格ゆえ、直ぐに手を出す気になれず
その内、意欲も失せていました
人気ゆえ、暫く書店店頭にも無かったのですが
先日、書店で久しぶりに見かけたのが
きっかけとなり購入に至ったと言う訳です。
実は、そのような本が別にもう1冊あったため
気が大きくなり、そちらも購入してしまったのですが
後悔はしていません。
丁度、断捨離した本棚に
宝物のように並ぶことになります。
自分も、ずっと人様の記憶に残る設計者でありたいなあ!
つくる責任 つかう責任
今日のテーマ「つくる責任 つかう責任」は
SDGsの12番目に掲げられたテーマです。
SDGs(エスディジーズと呼ばれる事が多い)が
分からない方は「SDGs」で検索してみて下さい。
私が、SDGsを知ったのはある方がスーツの胸に
付けられていたカラフルな色のリング状のバッチを
見た時です。
12番目のテーマ「つくる責任 つかう責任」
はサブテーマとして
「持続可能な消費と生産のパターンを確立する」
とあります。
主に食品ロスを減らすことをターゲットにした
テーマのようですが、食品以外にも該当することが
あるように思います。
例えば、私の事務所ではプリンターが4台もあります。
普段、メインで使っているのは1台だけですが、
たまに必要になる2台と、捨てても良いけど
ブックエンドになってしまっている1台と言う内訳です。
で、たまに使うことになる2台を動かすためには
そのプリンタードライバーに対応させるために
WINDOWS95とWINDOWS7のOSが搭載された
パソコンが必要になるため、それらのパソコンも
置いておく必要があります。
その内の1台はかなり年数も経ているので、
仕方がない、と思っているのですが
もう1台は購入後5~6年程度しか経っていないのに
WINDOWS7までしかプリンタードライバーが
対応していないのです。
メーカーに、WINDOWS10対応のドライバーを
何故出さないのか?と問い合わせをしましたが
「そのような質問を多く頂くのですが、対応ドライバーは出しません」
とだけ返答が返ってきました。
プリンターは未だ全然使えるのに、古いパソコンがないと
動かせない、すなわち寿命を全うするまで使わせてくれないのです。
まさに「つくる責任」の放棄のようにも感じるのは
私だけではないと思います。
持続可能をはき違えているのかも知れませんが
やっぱり、多くの声がある以上メーカー側も
責任をもった対応をして頂きたいと思います。
上へ
テッシュペーパーやトイレットペーパーは
そろそろ買えるようになってますが
肝心な、いつも使っている、やわらかテッシュが
どこへ行っても無い。
いつも使っている、と言うのが肝心なんです。
いつも使っているのは元々、売ってる薬局が
決まっているのですが、今はネットで探しても無いんです。
そろそろ、どこでも売ってるメーカーのやわらか品に
チェンジする頃かもしれませんね。
さて、今日はそんな話をしたいのでは無くて
「駅前の家」のお話です。
先週は2階の工事がメインでしたが
今週のメインは1階になっています。
1階にはインナーガレージがあって
その仕上げは、ちょっとラフにしていますが
その話は、もう少し先にします。
今回のメインは階段です。
これまでハシゴでほぼ垂直移動でした。
ハシゴで2階から1階に降りる時
最初の1歩に勇気がいるのですが
これで安心して昇降できるようになりました。
元の階段とは向きを反転させています。
プランとの関係が理由ですが、
幅が広くなり、勾配も緩くなり、蹴上は小さく
踏面は広くと住宅向けの階段になりました。
以前も住宅でしたが
作業場をちょっとだけ改装して売り出されていた
住宅でしたので、その時の階段はきつくて
上り下りに神経を遣うものでした。
登り口には戸が付くので、暖気が逃げていくのを
気にしなくても済みます。