不特定多数
建築基準法では不特定多数の人が利用する建物を
特殊建築物と言う位置づけで扱われます。
それは住宅に比べると防火制限や避難基準など
厳しい規制により制限されます。
今、社会問題となっている空き家も
その用途を変更して不特定多数の人が利用する施設に
なる場合は、これまで通りの緩い基準では立ち行かなくなります。
又、そこには物件を所有し管理する人の責任も
のしかかってくることになります。
その空き家が
住宅であるならば耐震基準を満たしていなくても
それは個人の責任でしかないのに対し
宿や飲食店などになると、そうはいきません。
しかし、ここで窮屈な法律の狭間に
建物が置かれてしまうと、その利活用に関しての
動きが鈍らないとも限らないのが、とても難しい
問題なんですよね。
細胞は食事によって出来ている
これは、サポーズデザインオフィス代表の谷尻誠さんが
言っていた言葉です
この言葉には、未だ続きがあって
だから、コンビニ弁当ばかり食べている人の細胞は
コンビニ弁当によって細胞が形成されている
そんなので人様の立派な生活の場を設計できるはずがないから
自社に社食堂と言う自社の食堂でありながら、誰でもが入れる
食堂を作ってしまった、と言う行動力と発想
なるほどなあと頷いてしまいました。
であるなら、食事を作る場所と食事をする場所も
大事になりますね。
只、キッチンの箱があれば良いのではなく
場所が気持ちよくて、動きやすいなど
その場所をどのように考えるか、
それには照明や壁の配置や色、テレビは置くのか
リビングを隣接させるのか、若しくはキッチンを
独立した場所に置くのかなど、より場所についての
考察を深く追求する必要があるように思います。
今まで、おろそかにしてきた訳ではありませんが
よりウェイトを置くポイントとして
この辺りの作り方に心血を注ぎたいと思います。
古民家と耐震診断の土俵
最近、少しずつ増えている古民家物件への問い合わせ
もっとも、その問い合わせは耐震性についてが多いのです。
ここでは、あえて古民家と呼びましたが
石場建て工法で建てられた、いわゆる基礎の無い
建物を含む建物を指しているとお考え下さい。
このような建物、実は耐震診断で安全性を
判断しようと思うと、実は土俵が違うので
同じ土俵に乗せると、判定はアウトになる確率が
かなり高くなります。
耐震診断は、在来工法と呼ぶ基礎の有る建物を
前提にして考えられた判定方法なので
我々に診断の依頼をされる場合は
診断の目的をお伝え頂きたいと思います。
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最近、少しずつお問い合わせが増えている
田舎暮らし物件(中古物件も含み)ですが
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コンパクトな住まいのススメ
私の事務所で、現段階で最もコンパクトな住まいは
延べ27坪です。
しかし、家族4人で暮らすには十分な広さがあります。
有名な9坪ハウスで延べ坪は15坪になります。
と言うことは、未だ12坪も大きと言うことになります。
もっとも、そこまで切り詰めようとするなら
かなりの割切りが必要になるのは言うまでもありません。
住まい手の割切り、設計者の割切り
両方が必要です。
それを実現するためには
無駄な動線は許されませんし、
自分だけ特別な部屋をと言うことも
難しいかもしれません。
それでも、快適であるために考えるのは
そこで、どのような生活が営まれると
気持ちが良いのかをひたすら考える事なんですよね。
例えば、先の27坪の家で考えたのは
スペースの可変性と回遊性です
コンパクトな住まいゆえに
スペースが多少でも可変するなら
変化を付けられるし、
動線が回遊できるなら、エンドレスに
動き回れるような感じがする。
それだけで数字以上の広がりを
感じることが出来るのです。
右手のベンチは不要な時には
座面を跳ね上げて固定させることで
空間が広がります。
そしてキッチンの周りをぐるっと一回り
することが出来ます。
コンパクトな住まいを得意な理由 3
そして次の住まいで、ようやく風呂付マンションに
入居することが出来たのが24歳の時でした。
一級建築士試験の受験のために、一日3時間睡眠の日々
若いからこそ出来た、その無茶な生活は、今となっては
もはや過去の思い出話です。
そんなマンションも実にコンパクトな
部屋でしたが、何よりも風呂トイレ洗面が
一体となった3点式ユニットと呼ばれる
究極の水回りでした。
ここでも、又コンパクトさを体験しているのです。
そう、ここまでの住まいは非常にコンパクトな中に
きゅっと詰まった生活をしてきたんですね。
で、ここまでが実践なんです。
そして既に働き出している訳でして
以前の事務所での仕事はマンションの設計kが
多く、それもワンルームも相当経験させて頂きました。
実際の生活と、設計でもそのコンパクトな部屋を
描くことで、動線や収納などについての
ありようを自分ごとのように、投影してきた経験が
今の設計に結びついていると言えます。
こうして得られた経験から、住まいをより
コンパクトにまとめる術を体得し実践しています。
さて、ここまでは歴史を語ったに過ぎませんので
次回からは、更なる展開を繰り広げたいと思います。
コンパクトな住まいを得意な理由 2
中学までを、そのような住まいで過ごした後
又大学では、6帖一間の下宿生活が始まったのです。
トイレは共同、風呂なし、でも小さな流し台はある
究極の部屋ですよね。
隣では、もっと狭い3帖も無い部屋がありましたが
そちらは本当にカプセルhテルのような感じでした。
そこで2年を過ごした後、次は6帖と4.5帖の
いわゆる文化住宅です。
又風呂なしでしたが、今度はトイレはありました。
一旦、ベランダに出てからトイレに入ると言う
少し変わった間取りでしたが、
あれはあれで楽しい基地のようなものでした。
そして、未だコンパクトな部屋は続くのですが
更に次回に続けたいと思いますので
今回は、ここまでです。
コンパクトな住まいを得意な理由
いきなりなタイトルとなりましたが
私の事務所では、30坪未満のお住まいも
幾つか設計させて頂いていますし
40坪未満の比較的、コンパクトな住まいの
設計が多いんです。
田舎なのに、何故なんだろう?
と考えてみました。
勿論、40坪以上のお住まいも、ありますし
大きな住まいが不得手と言う訳ではありません。
これは恐らく、大阪に居た頃の住まいの変遷が
その根底にあるのではないか?と思います。
中学まで住んでいた、団地は
いわゆる51C型と呼ばれる
戦後の住宅不足を解消するために考えられた
集合住宅の間取りの形式の一つの
流れを汲んだコンパクトな住まいでした。
もしかしたら、ここに原点があるのでは
ないか?と考えています。
ここでは脱衣所と呼べるスペースは無く、
お風呂と洗面台は同じスペースで
シャワーカーテン1枚と床の段差で
僅かに、その切り替えが行われていました。
そしてトイレに入るのも又
この洗面台のあるスペースを
通らなければいけなかったのです。
そして洗濯機はベランダにある
と言った日本が勢いに乗っていた
昭和の時代の公団スタイルでした。
長文となりそうですので
続きは、又次回となります。