Narito Ashida Narito Ashida

360°

調査用の力強い味方を購入しました。360°
カメラです。

購入前に色々調べてみたものの調べたい内容
は、中々見つからず購入に踏み切れずにいた
所、何と短期間に価格がびっくりするほど上
昇してしまい、購入意欲を奪われてしまい暫
く見送っていました。

一体、この価格の急な上昇の理由は何だった
のでしょうか?かと言って現在でも価格は上
がったままです。

しかし先日ふと、お薦めに出て来たのが今回、
購入した物になります。値段も急な値上がり
前と同じくらいで、もしかして中古品?と思
いましたが新品でした。

特に動画を撮りたい訳ではなく、建物調査の
際の記録用に使用する予定です。別売りの棒
を買えば屋根の上も撮影できるようです。

唯一の弱点が、暗所撮影のようで、フラッシ
ュ機能はありません。従って天井裏や床下な
どの暗所は、投光器などで照明を灯し、撮影
をすることになりそうなので、投光器の購入
も必要になりそうです。

360°カメラの長所は1回の撮影で、360°を漏
れなく記録できるため、あそこどうなってた
かな?と言う撮り逃しを防げることです。

今まで、調査用の道具で一番のヒットだった
のはレーザー距離計ですが、果たしてそれを
上回る道具になるのか、これからが楽しみで
す。

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吹抜もほどほどに

以前、リノベーションのご要望に「吹抜けを
つくりたい」と言うご要望がありました。

どの程度の規模の吹抜かを確認したところ、
相当大きな吹抜けをイメージされているよう
でした。しかし私は、そのご要望に沿うよう
な提案はしませんでした。それは何故だと思
いますか?

実は、吹抜も力の伝達経路になっているんで
す。力って何の力かと言うと地震などの大き
な力が作用する場合のことを指します。

建物に作用する力は上から下に流し、最後に
はその力をスムーズに地面に流すと言うのが
理想なんです。その経路の中には床も含まれ
ます。

地震には「耐力壁を」などと言う言葉を聞い
たことをある方もいらっしゃると思います。
壁は注目されるけども、床への注目は薄いの
が実情です。吹抜けをつくると言うことは、
これまで力の伝達経路の一部であった床を無
くしてしまうことになるので、そこにかかる
力はどこへも行きようがなくなると構造体の
弱い部分を狙って力が作用し、建物を壊して
しまい兼ねません。

なので、大きな吹抜けへのリクエストは説明
をさせていただいた上で小さな吹抜けで提案
をさせていただいたのですが、どうもご不満
のようでした。

結局、この仕事は成立しませんでしたが、全
てのリクエストに素直にお答えするかと言う
と、プロから見てダメなことは駄目と言える
のが本当のプロだと思っているので、止めて
おいた方が良いことは、はっきりとお伝えし
ています。

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剛床

構造体が最も綺麗に美しく見えるのが棟上げ
くらいまでの一瞬のタイミングなのですが、
その瞬間に立ち会った時には毎回、「このま
まがいいなあ」と思ったりします。

しかし、そのままでは雨が漏ったり、色々不
都合が生じるため、そうもいかないのが現状
です。

今回の写真も、そんな瞬間かもしれません。

碁盤の目のように綺麗に正方形が出来上がっ
ています。当事務所では1階の天井には梁が
現れる仕様なので構造=意匠と言う概念で構
造計画を立てています。この後、2階の床を
固めるてに厚板構造合板を張っていきます。
いわゆる剛床(ごうしょう)と呼ぶ仕様です。

他にも屋根野地板が貼られる直前の垂木の間
から射し込む陽射しに照らされた室内の様子
を見ると、「ここで時が止まって欲しい」と
ありもしないことを思ったりします。

我々にしか味わえない、どうでもいいフェチ
ズムなのかもしれませんね。

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直下率

「直下率」と言う言葉が注目されるようにな
ったのは2016年に起きた熊本地震でのこと
とだと記憶しています。

直下率が低い建物は、繰り返し地震に弱いと
言われるようになったのですが、さて「直下
率」とは何か?と言うと、1つは、平面図上
で見た時に上下の階で柱の位置が、どの程度
の割合で同じ位置に存在するかと言うこと。

そしてもう1つは、同じく平面図上で見た時
に上下の階で、耐力壁の位置が、どの程度同
じ位置にあるかと言うことを指します。勿論、
出来るだけ多くの柱や耐力壁が上下階で同じ
位置にある方が好ましいのですが、100%一
致させるなんてことは至難の業だと思います。

一般的に柱の直下率は50%以上が目安と言
われていますが、さて私も、熊本地震までは、
直下率を意識したことはありませんでしたが、
しかし独立当初から構造材を現わす家づくり
をしているため、いつも構造と意匠は一体で
検討しています。

従って自ずと直下率は高い家になっています。
下部に柱の無い梁の上に柱を載せると構造的
に梁の構造負担が大きくなり、梁成も大きく
する必要があります。

この写真であれば比較的上下階の柱位置が一
致していることを認識していただきやすいと
思います。プラン的にも総二階部分の柱位置
を揃えやすかったです。

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カフェ板

最近YoutubeのDIYで家具を作る動画を見
ていて出て来たのが、この「カフェ板」と
言う名前です。

聞いたこと無いなあと思っていたのですが、
あっちの動画にも、こっちの動画にも登場
するので、そんなに有名なの?と思ったほ
どですが、先日ホームセンターに寄った際
に、置いてありました。そこには中国木材
と書いてありました。

中国木材ってドライビームと呼ぶ米松の構
造材で有名な会社なんですが、ついに国産
材の杉を使って、そのような商品を販売す
るとは、なるほどです。でも国産材が普及
するなら良いことだと思います。

カフェ板の形状は特許庁の意匠登録されて
いるそうで、グッドデザイン賞も受賞され
ているようです。

カフェ板の厚みは3cmほどで、その断面は
V字型になっているだけで、特段凄いとは
思わなかったのですが、これまで見てきた
実板の形状とは確実に違いました。

でも、これが人気があるんですね。複数枚
を引っ付ける場合、本実の方が安定感があ
ると思いますが、常識と思っていたことが、
少し目線を変えることで新しい商品が生ま
れる。いい勉強をさせていただきました。

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大黒柱はなぜ太い?

お若い方には「大黒柱」と言ってもご存知ない
方がいらっしゃるかもしれません。もしかした
ら鬼滅の刃の新しいキャラクター?って答えら
れてしまうと、思わず笑ってしまうかもしれま
せん。

今の住宅には大黒柱が無い場合も多いので、知
らないのも当然になる日が近いかも。大黒柱と
は、家の中心付近にあって、他の柱よりも一回
りか二回り、或いはそれ以上に太い柱のことを
指します。

では、なぜ大黒柱は太いのでしょうか?家の中
心にあって、この柱が建物をしっかり支えてい
るんだと言う意味合いで象徴的に太い材料を使
っていると言うのも一説ですが、他にも理由が
あると考えています。

家の中心にあると言うことは、柱のあちらや、
こちらから梁を受けることになります。或いは
梁が柱に刺さってくることになります。すると
柱と梁が交差する部分には何らかの加工が施さ
れます。

このように柱と梁が交差する部位のことを仕口
(しぐち)と呼びます。特に大黒柱は家の中心
にあって、2階まで延びていることが多いため
柱の方に大きな仕口が施されることになります。

次の写真が柱仕口のモックアップですが、実際
に組まれていた物をその部分のみ切り取ってい
ただいてきました。

写真の赤いラインを入れた部分で柱を切断した、
その断面が下の図になります。仮に、柱が12cm
角の材料の場合、何も加工が施されていなけれ
ば、その断面積は144㎠です。所が同じ太さの
材料に4方向から梁が刺さってくる場合、その
部分の断面積は71.04㎠になります。(図右上)

見ただけでも、ちょっと心許ない形に見えませ
んか?そして、柱の太さが15cm角になった場
合に四方から梁が刺さってくると残りの断面積
は152.04㎠になり、左上の図の場合よりも断
面積は大きくなります。更に柱が太くなり18
cm角になった時に四方から梁が刺さってくる
と、残りの断面積が251.04㎠となります。

勘の良い方は、既にお気付きと思いますが、木
の断面積と強度はある程度比例します。従って、
建物の中心にある大黒柱は構造的に太くしなけ
ればならなかったと言う理由もあるのだと思い
ます。

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耐震補強

多分、年の初め頃にも、耐震補強の話を書い
たと思いますが、「天災は忘れた頃にやって
くる」と言う言葉があるように、皆さんが忘
れている頃に再度、書かせていただきます。

兵庫県では耐震補強工事に対する補助金制度
があります。補助金制度の窓口は各市になっ
ていますが、意外に利用されていません。

おそらく丹波市では昨年は1件も利用されな
かったのではないでしょうか?耐震補強自体
が、それだけハードルが高いと思われている
のでしょう。ハードルの高さは個人によって
受け止め方が変わると思いますが、大衆車1
台分程度で補強出来るとしたら如何でしょう
か?

そこに補助金が利用できれば、更にハードル
は下がります。建物規模や諸条件によります
が、その可能性が見える建物も意外にありま
す。

誰も、補助金制度を利用しないと言うことは
逆を返せば、間違いなく補助金を利用できる
と言うことです。丹波市で用意されている耐
震補強の補助金の枠は年に2~3棟分だと思い
ます。通常2~3棟と言えばすぐに無くなりま
すが、誰も利用しないと、その内補助金止め
ようかと言うことにもなり兼ねません。

通常の補強方法よりもコストを抑えた方法も
生み出され、当方でもそう言った方法により
補強計画を立てています。

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コンクリートを打つ日

コンクリートはプラント(工場)で事前に調
合され、固まらないようにミキサー車で運ば
れて現場に到着します。従って、コンクリー
トプラントは現場からあまり遠い所にあると
不都合なため毎回、どの現場も同じプラント
から運ばれてくる訳ではありません。

又コンクリートが1カ所に偏って打ち込まれ
ることのないようにバイブレーターを使い振
動を与えて均等に均されています。ミキサー
車で運ばれて現場に届いたコンクリートはポ
ンプで圧送するために、一旦ポンプ車に下ろ
されて建物に打ち込まれます。

このポンプに掛かる圧力はかなり強力ですが、
現場でポンプを操る職人さんは、そんなこと
を微塵も感じさせないほど簡単そうにポンプ
を扱われます。

私も修行時代、休憩中に、このポンプを持ち
上げたことがありますが、その重さたるや相
当のもので、こんな重いポンプで仕事してる
んや~と驚いたものです。

先ほどコンクリートはプラントで事前に調合
されていると書きましたが、水分の量も調合
されているので、コンクリートを打つ日が激
しい雨の場合は、その調合割合が変わってし
まうためコンクリート打ちを延期せざる得な
い場合もあります。

写真は住宅の基礎コンクリート打ちをしてい
る様子です。水色の作業着の方がポンプを操
作する職人さん、黒い上着の方はバイブレー
ターを操作する職人さんです。

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鉄筋とコンクリート

鉄筋とコンクリートは別の材料ですが、建築
物として姿のある形になる時には一体的に用
いられます。これらは鉄筋とコンクリートの
相性が様々な面において良いことが理由です。

例えば、熱によって膨張する両者の度合いも、
ほぼ同じであることとか、又鉄筋は書いて字
の如く鉄ですので空気に晒されたままだと酸
化即ち、錆びて鉄の本来持つ性能が低下して
しまうため、アルカリ性であるコンクリート
に包まれることで酸化するのを防いでもらっ
ていることなどが挙げられます。

前述の例えは、人体で言う所の肉と骨のよう
な関係に似ています。肉がコンクリートで骨
が鉄筋に該当します。

先に出た鉄筋が酸化するのを防ぐためには、
ある程度の厚みのコンクリートで包まれてい
る必要があるのですが、そのつつまれる肉の
厚みのことを「かぶり」と呼びます。

この「かぶり」は地面に接している部分と、
そうでない無い部分でも基準が違い、地面に
接している部分の方が、より多くのかぶり厚
さが必要になります。

又、目には見えないため想像しにくいのです
が、建物には様々な力が作用しています。そ
の中で圧縮力と呼ぶ建物をぎゅっと圧し潰す
ような力に対してはコンクリートで抵抗し、
引張り力と呼ぶ建物を引き裂こうとするよう
な力に対しては鉄筋で抵抗し、お互いの素材
の弱点を補う役割を担い、建物として成立し
ています。

写真は、基礎のベース部分のコンクリートを
打設した後の状態です。この後、基礎の立上
り部分の型枠を組んで再び、その部分のコン
クリートを打っています。

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土台

関西では住宅建築の際、土台に使われる材料
として桧(ひのき)が一般的になっているよ
うに思いますが、九州では杉が土台として使
われることもあると聞きますし、実際に製材
所でもそのように御伺いしました。

もっとも、その製材所にあった土台の杉には
防蟻防虫のために薬液が加圧注入されていた
ため、杉が本来持つ色ではなく、緑色をして
いました。

その昔、栗などのタンニンを多く含む材料が
土台に使われていましたが、土台に使えるよ
うな材料が獲れにくくなった現在では、栗の
土台も珍しく高価なものになったと思います。

では桧であれば防蟻防虫性が高いのか?と言
うと、そうでもありません。私どもの住まい
づくりでも土台には桧を採用することが殆ど
ですが、防蟻防虫を目的としてホウ酸による
処理を施しています。

一般的には未だ農薬由来の商品が多いと思い
ますが、防蟻剤を塗布するのは床板を1枚挟
んだだけの床下空間ですので、特に小さなお
子様がいらっしゃる、お住まいでは、このよ
うな商品には気を付けていただく必要がある
と思います。

その点ではホウ酸は、安全性の高い材料であ
り自信をもって使うことが出来ます。冬も明
け、気温も高くなってきたこの季節、シロア
リの活動も活発になってきます。そして唯一、
私たちが日常生活の中でシロアリの存在を発
見しやすい時期にもなってきます。
詳しくは又別の機会にお伝えさせていただき
ます。

写真は桧の土台ですが粉を吹いたようになっ
ています。これはホウ酸処理が行われた証拠
で、特に使用上の問題はありません。

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分譲宅地情報をリンクに加えました

「中庭のある家」が建つ隣にある分譲宅地
「VITALO KAIBARA」の情報が公開されて
いますのでリンクページに加えています。

Home > About > Links

VITALO KAIBARA ウエブサイト
https://vitalo.hikami-co.jp/

文化の薫り高い丹波市柏原町の中に生まれ
た新規分譲地です。学校、病院、文化施設、
駅、スーパーどこへ行くにもほど近くにあ
りながら幹線道路からは少し離れているた
め、交通量も少なく静かな環境です。

丹波での新しい暮らしを叶えるには、ぴっ
たりの場所です。

ウェブサイトもこれから情報が更新され充
実していくことと思います。
興味のあるかたは是非、覗いてみて下さい。

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基礎

昨今の住まいづくりでは、「ベタ基礎」が
当然のようになっています。

割と最近の、とある業界誌に「ベタ基礎が
危ない」と言うタイトルで特集が組まれま
した。これはベタ基礎だから危ないと言う
わけではなく、何でもかんでもベタ基礎一
択と言う選択肢しか持ち合わせないで基礎
の設計をするのが危険だと言う内容だと解
釈したのですが、考えてみれば当然のこと
ですね。

又、その業界誌には地盤の状態も分からず
に、「当社はベタ基礎が標準仕様です」と
堂々とホームページ上で謳っている会社ま
であります、と言った指摘もありました。

要するにしっかりと計算もせずに、何故そ
のようなことが謳えるのか?と言ったこと
だと思います。

とは言え確かにベタ基礎が多くなっている
事実はあります。但し、当事務所ではしっ
かりと構造計算をした上で、ベタ基礎を採
用しています。

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