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古材古建築との向き合い方 その2

この古材の有効活用を目指し、 新築する際に再利用したい、

と言った、お話が時々あります。

再利用するためには、

丁寧に解体する必要があります。

只、組んでいた状態から拘束を解かれると

必ずと言う訳ではありませんが材料は動きます。

捻じれる、割れる、反ると言った現象です。

又、材料には組むために色んな仕事が施されています。

仕事と言うのは、加工と言う事です。

継手、仕口、ほぞ穴、間柱欠き、などなど

一旦使った材料を再利用するためには

多かれ少なかれハードルがあります。

捻じれる、割れる、反ると言った現象の場合、

再び組むために適正な形状を確保出来る範囲まで

切り落とす必要があり、長さが短くなると

使用できる部位が限定されます。

そうすると、構造材として使用するのではなく

意匠的なワンポイントとして利用することも考えないといけません。

もっとも、大人しく元の状態に近い状態でいてくれる木ならば

利用もし易いのですが、大人しい木の割合を読みにくいため

あえなくスクラップ解体の道を選んでしまうケースも多いように思います。

いずれにしても、このケースは、手間暇が掛かります。

古材古建築の再利用を反対している訳ではなく

一気にくちゃっと、スクラップ解体するのに比べえると、

手間暇が掛かると言う認識をお持ちいただければと思い

今回のテーマを取り上げてみました。


 

写真は新しい材料の例です。新しい材料はこのように

色んな加工が施されています。

再利用するためには、この加工形状を保ったまま解体する

必要がありますが、この加工形状は解体することを

前提としてしていないため、一旦組んだものを

分解しようとすれば、一部が破損することもあります。

仮に分解できるように緩く加工していると、

建物全体の強度にも影響を与えるために

そんな事が出来ないと言う実情があります。

昔は1本の材料でも長い物がとれたため

再利用するために材料を短くしても未だ

事足りた、さしずめそのような事情の違いが

あったように思います。

新しい材料継手仕口

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

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古材古建築との向き合い方 その1

とあるご相談 古い建築を生かしたい思いとご予算の狭間で

何をどこまで出来るのか?と漠然とした

思いを解決するために、私共も知らなければいけない

情報が幾つかあります。

そのために、先ずは現地に足を運んで現況を知る、

そしてヒアリングしながら解決策を導く。

これが通常の段取りですが

年代を経ている建物の場合、最優先すべき事項は

自ずと屋根や足元まわり、建物の傾きが先に

なりがちで、続いて水回りと基本的な事項が満足されてから

ようやく、生活に関わる部分に手を回せると言った

ケースが多いように思います。

 

続きは又後日にさせていただきます。

 

写真は、訪問したお住まいに使われていた

ケヤキの梁です。

梁成40㎝、長さ7m、これだけ大きく長いケヤキ

今では中々お目に掛かる事が少なくなりました。

ケヤキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

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新しい住まいづくりが始まっています(番外編)

先日より、新しい住まいづくりが始まっています。 と前振り無しの、いきなりの告知ですが・・・

この住まいづくりは超定期借地権付き住宅です。

しかし、歩留まりの悪い作り方で、

まわりにも結構な迷惑を掛けているのですが、

大家さんは、大らかな心で受け止めておられます。

材料の半分ほどは無駄になっているように思いますが・・・

首元に真っ赤な色をまとった大工さんは気まぐれで、

中には作りかけて途中で止めてしまう事もあるのですが

毎年、この時期になると条件の良さそうな場所を探し求めて

飛び回ります。

この職人さんは、場所探し、工事、産卵、子育て全部をこなす

スーパーマンならぬスーパーバードと言った所でしょうか?

無事に完成すると良いですね。(^^

巣作り巣作り2巣作り真っ最中

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

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こぼれ話

大きな屋根に守られて 今日は、ちょっと緩めに

写真のお住まいが工事終盤に

差し掛かった頃の事です。

写真左手に少しだけ見切れている

お住まいですが

こちらの建物よりも先に建っていました。

お隣の敷地は、こちらよりも

一段低いのですが、こちらの建物の

2階は屋根裏部屋のようになっているため、

軒先の高さが低いのです。

建物を見る角度によっては、

この建物とお隣の建物が

一つの建物のように

見えることがありました。

それは、偶然にも屋根勾配が

同じであったからです。

屋根勾配の考え方は

又後日にお話ししますが

住まい手さんとは、

凄い偶然ですね~、

と話した記憶があります。

又、隣地境界に低く設けた

木の塀は、一段低いお隣へ

圧迫感を与えないように

配慮した結果です。

後日、お隣さんも外構工事の際に

コンクリートブロックで塀を

設けられたのですが、

こちらに配慮していただき

木の塀と同じ高さに

揃えて頂きました。

ご近所付き合いが上手くいくと、

御互い配慮しあう関係が

築けるんですよね。

具体的な場所は教えられませんが、

ストリートビューでは

御互いの庭の木が綺麗に

紅葉していて美しい庭先を

演出しています。

それにしても、目隠し用にと

植えたウバメガシの生け垣も

竣工当初はスカスカであったのが

見事狙い通りに成長し

緑の目隠しに、なっています。


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北道路のメリット

南が道路で開けている立地、と聞くと

理想的な住まいが建つような気がします。

しかし、南面の間口が狭い土地になると、

南面には車を留めて、玄関を設けると、

残ったスペースで主要な窓も南に設けることに

なり兼ねません。

そうなると窓の外には車が見え、

道路を行き来する人の視線が気になり

日中もカーテンを閉めたまま、

と言った暮らしが想像できます。

少しでも道路から下がる事が出来れば

庭が取れ、塀を設けと言った事が可能ですが、

都心の建て込んだ住まいではその余裕もありません。

逆に北に道路がある立地の場合はどうでしょう?

採光を得るために主要な開口は道路に

背を向ける形になるので、道路を行き来する人の

視線が気にならずに生活できます。

又建物を目一杯北に寄せた配置にすれば

南側の空間が庭として活用できます。

住宅ではありませんが、写真館などでは

撮影のために光量の安定した

北向きの窓が喜ばれます。

店舗併用の住宅をお考えの場合は、

このような敷地を選択肢に

おかれても良いのではないでしょうか?

写真は、北に道路がある

写真館のリノベーション事例です。

北向きの大きな窓が自然光での

スタジオ撮影に役立っています。

自然光が美しい写真館


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古民家とインバウンド需要

先日、村の役員会合に出席しました。 会合の前に、市から責任者がお見えになり

村にあった俳人、細見綾子さんの暮らした家

の利活用についての説明がありました。

こちらの家は、歴史ある建物ですが既に市に寄贈され、

運営については市が請け負う形になっています。

しかし、未だ正式に運営方針が固まっていないようで

説明の中で出てきた言葉が「インバウンド」と言う言葉

インバウンドとは外国人観光客を目当てにしたもので

お隣の篠山市では沢山残る古民家を宿として利活用されていて

好況の様子です。

只、「古民家=インバウンド」と言う発想で利活用を

進めても、バックボーンと呼べるものが無いと人は来ません。

篠山や朝来には大きな城跡や古い街並みが残っており

人を呼ぶためのポテンシャルがあります。

古民家を宿にと言う流れで同じように勝負を挑んでも

勝負は見えています。

そして、そこには「俳句」と言うキーワードを見出せません。

折角、「俳句」と言うポテンシャルを持つ建物なのですから

何故、それをキーワードに利活用すべきと言う発想に

ならないのか、疑問に思いましたので発言させていただきました。

国が観光立国日本と言う言葉を掲げてはいますが、それも一時の

ブームではないでしょうか?

いつまでも外国人観光客を頼りに出来るかは分かりませんしね。

建物にも興味はありますが、あくまでもソフト面での提案と言う

ことで、どこまでその提案に興味を持って頂いたのかは疑問ですが

他所と同じようにやっていても、後発が先に取り組んでいる地域に

追いつくことなど出来ません。

であるなら、折角あるポテンシャルに目を向けて、違う道で

進む方がより勝機を見出すことが出来るのではないでしょうか。


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上開きドア?

先日、お伝えしましたクラシックカーの イベントで後ろ姿で紹介しました、

メッサーシュミットと言う車ですが

名前から判断してもドイツの車のようですね。

航空機会社としてスタートしたようで、

この車のドアと呼ぶべきかボディーと呼ぶべきか

開閉方法がユニークで

建築で言う所の片開きドアなんです。

それなら普通の車のドアと同じやん、

と思われるかもしれませんが

開く方向が違います。

上半分が開くんです。

と言っても分かり難いですよね。

では写真を紹介します。

それが、こちらです。

メッサーシュミットメッサーシュミット2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドイツカラーのは後から塗装されたようで緑色の分が

オリジナルカラーのように思います。

カエルのような表情がユニークです。

前後の2シーターは、まるで飛行機です。

何故、このようになっているのか?

この車はどのようにして開発されたのか?

そのような生い立ちを探っていくと

漠然と物をみているよりも、

より興味深く物事をみつめることが出来ますね。


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建築イベントとクラシックカー

スポーツ800メッサーシュミット 週末、土日は建築イベントで舞鶴へ

赤レンガパークは観光客が集う名所で

12棟の内の8棟の倉庫群が国の重要文化財に

指定されているそうです。

そんな倉庫群の一角がイベント会場で

波に乗ってか流れてこられる観光客の方も

おられましたが、しっかりと将来に向けての

準備をとお見えになられていた方々もいらっしゃって

色々とお話をさせていただきました。

しかし、2日目の日曜日はクラシックカーのイベントが

会場の外で開催されていて、非常に多くの人で賑わいました。

休憩時間に少しだけイベントを覗かせてもらいましたが

海外国産問わず非常に広いエリアから車が集まっていたようです。

とても綺麗に愛好家の方々の想いが行き届いた

車の数々。そんなに車に詳しい訳ではありませんが

トヨタのスポーツ800、ドイツのメッサーシュミット

味のある車に目が留まりました。

現在の国産車のデザインには魅力のあるものが

少なくなりましたが、この頃のオリジナリティー溢れる

デザインはマニアの心を掴んで離さないのが

よく理解出来た気がしました。

住宅つくりも、狙うのはこの線ですね。

「マニアの心を掴む」これしかないように思います。


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減築とは

縁側 「減築」とは「増築」の反対、

つまり建物の面積を減らす事です。

当たり前の話ですので、皆さんご存知かと思います。

では、どのような時に「減築」を

することになるのでしょうか?

必要以上に大きな建物の時は当然ですが、

プランの制約から解放したい時も「減築」が発生します。

例えば、その一角が無ければ外に

良い眺望を望める場合もそうですし、

採光を確保するために「減築」することもあります。

又、動線を整理するために「減築」することもあります。

大家族であった昔の家族構成とは違い、

核家族化した現在の家族の形ではより、

コンパクトな生活が可能です。

全てを使い切ることを目指すよりも

適切なボリュームでの生活を

考えられてもいいのではないでしょうか。

写真は、元縁側だったスペースを

屋外として開放した減築リノベーション事例です。

母屋への採光の確保と向かい側に建つ離れとの

距離を確保するために、元縁側を屋外にしデッキでそれらを結びました。


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全部ホームセンターで揃えるには無理がある

F☆☆☆☆ 週末に入るホームセンターのチラシ、

職業柄、合板類などには自ずと目が行きます。

確かに安いのですが、よーく見ると「F☆」

えーっ!

私が合板を使う場合は「F☆☆☆☆」(通称フォースター)が

当たり前ですが、それよりもはるかに

☆の数が少ない商品が未だに販売されていることに驚きです。

せめて「F☆☆☆」(通称スリースター)程度

なんだろうと思っていましたが、それよりもはるかに下

この☆の数が何を表すかと言いますと、

シックハウスに関連するホルムアルデヒドなどの

有害物質をどの程度含まれているかを表すもので、

☆の数が少ないほど、そのような物質を多く含んでいる事を

表し、最も少ないとされている物が「F☆☆☆☆」(フォースター)です。

しかし、フォースターとて含んでいる事には

変わりありませんので、全く受け付けない体質の方には

他の選択肢を考慮しなければいけません。

即ち、全ての合板をホームセンターで仕入れようとされる方は

シックハウスを招く事になり兼ねません。

特にDIYで10㎡を超える小さな小屋などをされる場合は

要注意ですし、このような建材を使用できる面積は

建築基準法により制限を受けますので、

自ずと違反建築物を作っていると言うことを頭においてください。

これらの商品を比べる上で全く違うのが、商品の臭いです。

ホームセンターの建材コーナーに行くと独特の臭いがしますが

あれは☆印の少ない、即ちホルムアルデヒドなどをより多く含む

建材から発せられる臭いです。

ホームセンターを攻めている訳ではありませんが、

量的な限界がありますよと言うことを知っておいて頂きたいと思います。


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「筋交い」と書いて

筋交い 「筋交い」と書いて「すじかい」と呼びます。

又「筋違い」と書いて同じように呼ぶこともあります。

これは、耐力壁を構成する要素として

代表的な方法の一つです。

最近では面材と呼ばれる畳1畳大若しくは

それよりも少し大きな9㎜厚さ程度の板材で耐力壁を

構成する方法が普及していますが、

筋交いによる方法も未だ未だ健在しています。

筋交いとは柱と土台、柱と梁の取り合う交点同士を

結ぶように設けられた斜めの材料で、

筋交いの断面寸法により耐力壁としての

倍率(強度)や留めつけ方法が変わります。

斜めの材料ですので断熱材が入る外周部に

筋交いを設ける場合は、断熱施工不良と

なり易くなりますので施工上の配慮が必要となります。

又建物完成後にエアコンなどを設けることで

壁に穴を開ける必要が生じます。

その際に、一緒に筋交いを切ってしまったりすることが

無いように、設計図面で位置を確認したり、

筋交いスキャナーのような物で位置を特定し、

それを避けて穴を開ける必要があります。

後施工の場合、意外に筋交いを切ってしまうこと

多いいんですよ。

又、30~40年前に建てられた土壁塗り+焼き板仕様の

住宅では筋交いがショートしていることもあります。

写真の家では焼き板の張り替えの際に筋交いがショート

している事が発覚したのですが、本来赤の位置に入っているべき

でしたが、こちらでは緑の位置に筋交いが入っていました。

これでは筋交いによる効果はありませんよね。


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28坪 最小限の家, その他諸々 Narito Ashida 28坪 最小限の家, その他諸々 Narito Ashida

ユニバーサルデザインと○○は似て非なるもの

トイレ ユニバーサルデザインとは

「できるだけ多くの人が利用可能であるように

デザインにする」と言うのがコンセプトで、

対象を障碍者に限定している訳ではありません。

そのような意味でバリアフリーの概念とは違います。

住宅分野でも便座や洗面化粧台などの住設機器類にも

UDマークを付けた商品が存在します。

公共施設ではユニバーサルデザインの採用例も高く

世間的にも広く浸透しているはずですが、

しかし誤解も多いようです。

以前打合せの際に、その方の意向を受けた結果として

UDマークのついた商品を示し、このような物もありますよ、

と提案した所、思いも掛けない返事と共に怪訝な顔で

一蹴されたことがありました。

私は、この商品なら、この方達の意向を満たせると思っての

提案でしたが何故、先方がそのような対応であったのか

不思議に感じました。

結論、ユニバーサルデザインの概念とバリアフリーの概念は

似て非なる物です。医療関係者であっても、そのあたりを

誤解されている方がいらっしゃいます。

写真はユニバーサルデザインの商品とは無関係です。


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