兵庫、京都、大阪で誠実に、丁寧に木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所

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兵庫県丹波市を拠点に誠実に、これからの木の住まいづくりに向き合う芦田成人建築設計事務所 芦田成人のブログです。

「筋交い」と書いて

筋交い 「筋交い」と書いて「すじかい」と呼びます。

又「筋違い」と書いて同じように呼ぶこともあります。

これは、耐力壁を構成する要素として

代表的な方法の一つです。

最近では面材と呼ばれる畳1畳大若しくは

それよりも少し大きな9㎜厚さ程度の板材で耐力壁を

構成する方法が普及していますが、

筋交いによる方法も未だ未だ健在しています。

筋交いとは柱と土台、柱と梁の取り合う交点同士を

結ぶように設けられた斜めの材料で、

筋交いの断面寸法により耐力壁としての

倍率(強度)や留めつけ方法が変わります。

斜めの材料ですので断熱材が入る外周部に

筋交いを設ける場合は、断熱施工不良と

なり易くなりますので施工上の配慮が必要となります。

又建物完成後にエアコンなどを設けることで

壁に穴を開ける必要が生じます。

その際に、一緒に筋交いを切ってしまったりすることが

無いように、設計図面で位置を確認したり、

筋交いスキャナーのような物で位置を特定し、

それを避けて穴を開ける必要があります。

後施工の場合、意外に筋交いを切ってしまうこと

多いいんですよ。

又、30~40年前に建てられた土壁塗り+焼き板仕様の

住宅では筋交いがショートしていることもあります。

写真の家では焼き板の張り替えの際に筋交いがショート

している事が発覚したのですが、本来赤の位置に入っているべき

でしたが、こちらでは緑の位置に筋交いが入っていました。

これでは筋交いによる効果はありませんよね。


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