そして大観峰
前回、草千里に訪れた際についでに行けば良かったのですが
調査不足で、未だ行けていなかった
名所「大観峰(だいかんぼう)」
実は、先日の長湯温泉に行く前に
こちらに寄っていたのです。
到着するまで、こんなに標高の高い場所に
来ているとは思ってもいなかったのです。
と言うのも、道中そんなに登っている感じが
しなかったのがその理由です。
そして、もうひとつ驚いたのは
急激にすとんと落ち込んだ地形を
自然が創り出していることです。
地殻変動によって急激に盛り上がって出来たのか
と思いきや、遥か昔の噴火時の火砕流によって出来た
地形とのことです。
いや、驚きです。
しかし、今回大観峰からの絶景、阿蘇五岳は
悪天候のため望むことが出来ませんでした。
残念。
しかし、どこまでも続く波打つ景色
そして火砕流に対し力強く根付く緑に
関心しながら大観峰を後にしたのでした。
長湯温泉
前回、由布院からの帰り道
日本一の炭酸泉と書かれた看板を
見かけたのですが
正直その時は、その看板のことを
何とも思っていませんでした。
しかし、サテライトから近場の名建築を調べていた折に
出てきたのが、この長湯温泉でした。
もっとも、その時は長湯温泉に新しく出来た
坂茂さん設計のスパ施設が出てきたのでした。
坂茂さんは前回、訪れた由布院ツーリストセンターの
設計者ですが、ここにも同氏設計の施設が出来たんだなあ
程度に思っていました。
しかし、周辺を探してみると
あれ、屋根に木が植えられた特徴的な建物の情報が
出てくるではありませんか
「あっ、これは藤森照宜さんの建物だっ」
これで、ここに行きたいと思うきっかけが芽生えたのでした。
まずは周辺の散策から、
どうやら温泉街の一番奥に車を停めたようです。
歴史深そうな温泉旅館や温泉施設が
あちこちに点在しています。
ガニ湯と言うそうです。
屋外にある飲泉施設。少し飲んでみましたが鉄分が強く癖があって一気に飲むことはできませんでした。
こちらは「ミツバチの湯」と言う温泉施設だそうで建物内部はその名の通り部屋が六角形に構成されているそうです
こちらが坂茂さん設計のクアハウスで、今年の春先に出来たばかりの新しい施設だそうです。
スロープで2階に導かれるアプローチ手法は由布院ツーリストセンターと似ています。
この施設にはレストラン棟とコテージ棟が隣接しています。
この独特の外観がラムネ温泉です。焼き板と漆喰で交互に張り分けられた外壁と波板の鋼板や銅板によって葺かれた屋根が野性味ある雰囲気を醸し出しています。
アプローチから低い軒下を潜るとエントランスが待っています。
中庭
エントランス棟を抜けると、外にあるロッカーに貴重品を預け、この中庭を通り家族湯、大浴場にアクセスします。
中庭にある犬の紳士像
家族湯入り口
男湯の下足場
ここで靴を脱ぐと直ぐに小さな脱衣スペースがあります。
エントランス棟の軒下1.80m程度の高さの屋外空間
建物の2階には「猫が案内する美術館」が併設されています。
壊しながら創る
「自然光が美しい写真館 in 高千穂」の現場では
店舗部分の工事が進行中です。
2階が撮影スタジオで
1階は事務スペースと接客スペースとなります。
目下、大工工事は1階が主で
2階は内装工事中です。
そして、その奥には住まいが併用しているのですが
一部、解体をして既存躯体の確認作業も進めています。
解体をしてみると、設計段階での予想と
目論見が外れる個所も出現する訳ですが
どう、リカバリーするかも又重要です。
幸い、うまくリカバリー出来そうですが
店舗部分のスケジュールも気がかりな状況となっています。
写真は既存躯体の状況を確認するために解体した2階床
そして、こちらはお店の新たな入り口となる部分です。
天照大御神
パワースポットに滞在しているため
パワーがかなり満たされている芦田です。
しかし、今回こちらに来たのが
6月26日、それ以来1日も快晴と
呼べる日はありません。
宮崎県の南部や熊本県の益城町などは
大雨による被害も出ていて
明日、明後日も未だ警戒するように
との予報が出ています。
いい加減、太陽の顔を拝みたいと思い
折角、高千穂にいるので
天岩戸神社にお参り
ここは、天照大御神が祀られているので
晴れを祈願するには持って来いなんです。
今週一杯、日曜日までずっと雨予報なので
これ以上、大きな被害が出ませんように祈るばかりです。
写真は参道の途中にあった石灯篭と
その上に茂った植物が盆栽のようで
ユニークに見え1枚
ちょっと不謹慎でしたね・・・(汗
シルバー
近畿も、ようやく梅雨入りか?と言う今日
現場に寄ってみると
屋根板金が施工されていました。
片流れになると小さな住まいでも
屋根は、相当大きく見えます。
ここ最近は、屋根の色を
熱線反射率に考慮して
シルバーにすることが多くなっています。
梅雨入り前の青空に映えますね。
思わず、屋根の上に乗って
屋根の一番高い所まで
歩こうと思いましたが
折角、綺麗に仕事が出来ているので
靴跡を付けて汚してはいけないので
止めておきました。
足場から眺めると良く見える
屋根も、道路レベルから眺めると
殆ど見えません。
見えない個所も
僅かの見え掛かりの検討を慎重に
重ねます。
足場の上から眺めると大きな屋根に見えます。
道路レベルから見える屋根は僅かこんな感じです。
すし?
実は上棟時に届いていた材料なんですが
上棟時には「すし1-」の部分まで見えていて
以降の部分は他の材料の下に隠れていたんです。
で、この印字を見て「すし」を食べろと言う
暗示なのか?
と単純な発想で思ってしまいながら
未だ寿司は、食べていません。
この材料の先端の形状を見れば
業界の方なら直ぐに気付くと思うのですが
ほんとに一瞬だけ、番付け?
って思ったのです?
「番付け」とは材料の行先を書いた
いわゆる住所です。
でもね「す」なんて文字は
よほど大きな建物でないと
登場しないんですよね。
まあ、それは置いておき
この「すし」の正体ですが
筋交い(すじかい)と呼ぶ
耐力壁を作るための材料で
土台、柱、梁に対して斜めに
取付けるために、先端の形状が
このような形になっているのです。
屁のツッパリにもならんですよ
またもや大きな地震が起きましたね。
大きな地震が起こるたびに
呼び掛けられる「家具の固定」
この方法の一つとして挙げられるのが
「突っ張り棒」ですが、
主にタンスの固定のために紹介されることが
多いように思います。
しかしですよ、私に言わせりゃ
突っ張り棒なんて、
屁のツッパリにもならんですよ
だって突っ張ってる先が天井なんですから
一般に天井材は荷重を支える必要もないので
そんなに分厚い材料ではありません。
殆どがペラペラの材料です。
そんな心もとない所に突っ張って
どうすんねん?
と言うのが、理由です。
小さな地震には効果があるかもしれませんが
生命に危険を及ぼすような大きな地震には
殆ど効果がありません。
では、どうするのか
私は寝室にある背の高いタンスは
チェーンで壁に固定しています
チェーンを固定する先も
しっかりと下地のある位置にしています。
こうしないと、効果はありません。
若しくは、金具で固定するするタイプの
補強方法もあると思いますが
金具を固定する先も、しっかり下地に
固定しないといけません。
そして、タンスの天板も
ペラペラのベニヤ板であることも
多いため、しっかりとビスなどの
固定が効く箇所を探して固定しないと
いけません。
阪神大震災では家具の倒壊によって
被害を受けた方も多いと言われています。
これを機会に、是非皆さんの家の
特に寝室の家具を見直してみて下さいね。
大黒柱は何故太い?
先日、上棟を済ませた
「バイクガレージのある平屋」の家ですが
ここにも家の中心に一回り太い「大黒柱」と
呼べる柱が存在します。
一般的に大黒柱は建物の中心にあり
一際、存在感の立派な物ですが
象徴的に太い、と言う以外に
その存在感の理由があります。
その答えを、既に書いてしまいましたが
建物の中心にある、と言うのが答え
なのです。
で、何故中心にあると柱が太い必要が
あるのか?
と言うことですが
建物の中心にあって、
頂上まで突き抜けている柱には
あっちこっちから梁が差さって来ます。
柱と梁が差さる部分を仕口(しぐち)と呼ぶのですが
柱の仕口は梁を差すために、大きな穴が掘られます
そして、その穴が柱の四方に掘られると
柱の木の部分の残りが
どんどん少なくなってしまうんですね。
で、柱が細ければ細いほど、
木の残りの部分が少なくなり
構造的にも心もとないことになります。
なので、家の中心にあって頂点まで
突き抜けている大黒柱は、
構造的にも太くしておく必要があるのです。
写真の御幣(ごへい)が飾られた柱が、
この家の「大黒柱」です。
今回は二方向からの梁を受けているだけですが
建物の中心で、存在感を示します。
本日、上棟
梅雨入り宣言もされていない関西ですが
ここ数日は、時々小雨が降ったりと
おかしな天候です。
しかし梅雨前線によるものでは無い
と言う理由で、梅雨では無いとのことです。
なにわともあれ、降らなくて良かったし
今週、金曜日までは雨予報も無し
未だ晴れ運は持っているようです。
そんな今日は「バイクガレージを持つ平屋」
の家が、めでたく上棟の日を迎えました。
この家では従来の母屋桁の上に垂木を
載せる方法を採用せず、屋根面も面一に
納まるように垂木を落し込む工法を
採用しています。
組み上がった状態の構造体が
とても綺麗で、屋根を塞ぐのが
勿体ないなあと言わんばかりです。
上からも、そして下からは垂木の間から
零れ落ちる陽射しが、
不思議な空間を演出
いつか、屋根の無い
否、屋根も陽射しを通しても良い
建物を木造でやってみたい
と思わせます。
落し込みの垂木が規則正しく並ぶのは気持ちが良い
陽射しが作り出す影がごちゃごちゃとして面白い空間を演出します
上棟の時だけ特別に出演するデザイン地下足袋(写真の下の方に、こっそり写っています)
(この家ではありませんが)OBの住まい手さんがプロヂュースされている、おしゃれ可愛い地下足袋で
デザインや色も様々にあります
大改造
2階の大工工事は70~80%程度進み
目下、1階に主戦の場を移しつつある
「自然光が美しい写真館 in 高千穂」の現場です。
実は、1階が大改造となるのです。
2階の撮影スタジオへの動線を考えて
まずは階段の位置を変えます。
そして住宅併用のため
住宅部へのアプローチを考慮して
駐車場の間口を広げます。
そこにシロアリ被害がプラスされたこともあり
大工さんの仕事も手ごたえのあるものとなります。
さて、この職人さん
型枠も自ら組み、鉄筋の加工や配筋も
自らの手ですると言うのですから
マルチプレーヤーです。
写真は1階の様子です
これから、始まる工事の
手強さを写しています。
こちらは、以前御紹介させて頂いた
空間で2階の撮影スタジオです。
仮の材料が外れたので、
3分割の窓の位置も分かるように
なっています。
天井に開いた穴にはエアコンが
埋め込まれます。