今年のボツ
今年のボツ案件は現在2件。 折角、製作したけども日の目を見ずにボツとなるには惜しいプランだけに、せめてもの報いとここで披露します。
1件目は、昨年暮の計画でボツとなったのが今年の初め、京都府舞鶴市での計画です。
こちらの場合は、ご夫婦間で設計に対する認識のずれがあり辞退されました。
この計画で考えた事。西面道路、南隣地に建つ大きなお住まいの日影の影響を受けるためによほど上手くプランニングしなければ冬季は一日中、日影の中肌寒い生活。
薪ストーブの熱が効率よく住まいを循環する熱の流れを計画。勾配を違えた長い切妻屋根に下屋庇が取り付く細長い住まいです。
そして2件目はローコスト案件。設計料込み+建物で2000万円までで何とかしたいと言うことで計画したプランです。
実情として、この予算帯は非常に増えていますし、何とかならない事はありませんが、あれもこれも実現したいとなると、やはりコストにも影響しますので
割り切った考え方をして頂く事も重要かと思います。何をどうしたいのか?それは違った考え方で叶えられるのでは?スペースの兼用で叶えられるのでは?などお話を伺う中で解決できる事も沢山あります。
諦めてしまえばそれで終わりなので、何とか実現させたいと言う強い願いを貫き通していただく事が重要かと思います。
兵庫県加東市での計画です。