縁望の家 (2013年)
集落の入り口に位置するこの土地は南東に開けた田園風景と時折通過する一両編成の列車が長閑な風景を醸しだしています。
この土地にどのような住まいを計画すべきか?
仲の良いご家族が、のんびり懐かしさを感じるられる住まいであること、田園風景を生かし時折走る列車も視界の中におさめられること、などを基本コンセプトとし、奥行きの深い縁側をL字型に設けた、非常に贅沢でありながら、おちついた住まいとなっています。
建築場所 兵庫県加西市
敷地面積 438.69㎡ (132.70坪)
建築面積 125.77㎡ ( 38.05坪)
延床面積 179.67㎡ ( 54.35坪)
南西面外観
ワークショップで築いた版築塀も庭の一部として機能しています
西面外観
建物の北側に車2台分の駐車スペースを設け屋根を掛けています
東と南のコーナーに回り込んだ縁側は面積的に贅沢なスペースですが、この贅沢が生活にゆとりを生みます
写真左 アプローチはしっかりと屋根に守られたスペースです
写真右 下駄箱の上に設けた明り取りの窓により明るい玄関ホールとなっています
時折、敷地の東側に走る一両編成の列車が長閑な田園風景の中を走り抜けて行きます
キッチンとダイニングを一列に並べたレイアウトです
写真左 和室
写真右 リビング
写真左 2階子供部屋
写真右 2階ワークスペース
施工 / 栄寿建設
撮影 / 中村写真工房